「僕らのごはんは、明日で待っている」 ~心の壁をアタタタタッ!~
「僕らのごはんは、明日で待っている」
~心の壁をアタタタタッ!~
人に自分の秘密を話すことって、とても怖いこと
心を許した相手を見つけるのは、とても難しいこと
大人になればなるほどなるほど、私は強く思うんですよね~
それは色々な悲しい経験を積んで、出来上がった「心の壁」ってヤツのせい
その壁を払ってくれる人に出会えれば万々歳だけど、なかなか出会えないですよね・・
というか、自分で壁を作っている以上は、人は受け入れてくれない
だって、相手が登ろうとすれば壁のその上に壁作ろうとするんだから(笑)
でも、そんな主人公「葉山亮太」の心の壁を登るんじゃなくて「ぶっ壊す!」のが、この映画のヒロイン「上村小春」
そんなふたりの恋愛が描かれているのが、今回の映画「僕らのごはんは、明日で待っている」です。
今回は、「僕らのごはんは、明日で待っている」について、書いていきます!
※ネタバレが一部含まれるので、ネタバレが嫌なひとは視聴してから読んで貰えたら嬉しいです。
もくじ
1、タイトル 評価
2、概要
3、登場人物
4、あらすじ
5、名シーン
6、感想
7、この映画・・・こんな人にオススメ!
1、「僕らのごはんは、明日で待っている」
評価:★★★☆☆
ジャンル:邦画 恋愛
2、概要
瀬尾まいこ原作の小説の映画化作品
公開日:2017年1月7日
原作:瀬尾まりこ
監督:市井昌秀
脚本:市井昌秀
音楽:兼松衆
主題歌:ケツメイシ「僕らのために…」
上映時間:109分
キャスト:
中島裕翔(葉山亮太) 新木優子(上村小春) 岡山天音(塚原優介)
美山加恋(鈴原えみり) 片桐はいり(山崎真喜子)松原智恵子(上村芽衣子)
3、登場人物
葉山亮太:
中学生の時、兄を亡くしている(享年17歳)
そのためか…誰ともあまり喋らず図書館で借りた死ぬ人が沢山出てくる本ばかりを読みあさり、暇さえあれば黄昏れる暗い高校生活を送っている
人からモノを頼まれると断らない性格で、周りからは「イエス」とあだ名で呼ばれている
上村小春:
亮太と同級生で、同じ校区内に住んでおり中学も同じだった
なにかと亮太のことを気にかけてくれる
ものごとをズバズバ言う性格で、クラスでの人気も高い
祖母とふたりで暮らしている
塚原優介:
亮太の大学で出来た友達
明るく壁を作らないタイプで、亮太のことを何かと気にかけてくれる
鈴原えみり:
亮太の大学の後輩
亮太と飲み会で知り合う
山崎真喜子:
病室で酒やお菓子を食べちゃうような、破天荒で呆気らかんとしたおばちゃん
松原千恵子:
小春の祖母
4、あらすじ
葉山亮太は中学生の時に兄を亡くしており、高校に入ってからは必要以上に人とは喋らず暇さえあれば一人で黄昏れる様なネガティブ高校生
ある日、体育祭で男女ペアで行う競技「米袋ジャンプ」の選手に選ばれる。
ペアの相手は体育委員の上村小春
彼女の物怖じせず、ズカズカ人の心に入ってくるポジティブな性格に最初は戸惑いつつも、練習を通して仲良くなっていったふたり
性格は、正反対だけど「運命の恋」だった。
付き合ってから3年が経ったある日、突然小春は亮太に別れを切り出す。
亮太にとっては、まさに「青天の霹靂」
必死に食い下がるも、小春が一度決めたら頑として意見を曲げない事も知っている。
結局、亮太が折れるかたちでふたりは別れることになった。
実は、小春には亮太に打ち明けられずひとりで抱えている秘密があった・・・
5、名シーン(※ここから、ネタバレを一部含みます)
今回の映画の名シーンは・・・
デパート屋上の望遠鏡で亮太が見たのは、いままで亮太の前でも見せたことのない「小春の泣き顔」
それを見た瞬間、もうすでに亮太は走り出していました。
そしてあるモノをたずさえてて、小春の前に現れてこう言います。
「死んだ人が出てくる小説を沢山読んで、黄昏れても、上村のように落ち込んでる俺にズカッズカッ入ってくる人はいない! 上村がいないんじゃどうしようもない!」
「俺、上村がいたから脱出出来たんだよ! 頼むから、あんな思い二度とさせないで!」
「どんなことが上村にあっても、俺は上村といたいんだ!」
いままで、人との関係を失ってしまうのが怖くて拒んできた亮太が、「相手の心の壁をぶっ壊した」シーンでした。
6、感想
今回の映画の主人公、超ネガティブ!
そして人生を謳歌してしまったら、死んだ兄に悪いと思うくらい、人の気持ちを尊重してしまう人間
誰かと一緒にいる喜びより、その後その誰かを失う悲しみの方が大きいなら、誰とも親しくならない方がいいと考えています。
「こんなに悲しいのなら、こんなに苦しいのなら・・・」
「愛など、いらぬ!」状態(笑)
そんなサウザー、もとい!亮太の心の壁をスタスタッ近づいて
「ウッ、アタタタタッ!」とぶっ壊す小春
実は私も結構、一人の世界に浸るのが好きなタイプなのですが(苦笑)
なにかひとりの世界に浸ってる自分が、バカみたいに感じてきます(笑)
そして、小春のリハビリ?のおかげで立ち直った亮太が、今度は小春が作った「心の壁」を
「アタタタタッ!(はぁはぁ)
ウッ、アタタタタッ!(はぁはぁ)・・・」
とぶっ壊してくこのストーリー
観ていて、なんかマッタリいたしました(*´ω`)
ぜひ、みなさんも視聴してみてください。
7、この映画・・・こんな人にオススメ!