「クール ランニング」~自分らしさに、誇りを持とう~
「クール ランニング」
~自分らしさに、誇りを持とう~
こんにちは!
緊急事態宣言も一部解除になりましたが・・・どう、お過ごしですか?
まだまだ気を緩められませんが、自宅での映画鑑賞なら大丈夫!
今回、ご紹介する映画「クール ランニング」は、1988年に行われた冬季オリンピックに初出場を果たした南国ジャマイカの4人乗りボブスレーチームを基にした実話。
フィクションのエピソードを加えており、登場人物は全て架空ではあるが雪の降らないジャマイカの選手が雪ソリ競技のボブスレーに実際に出たこと自体がスゴイ!
ちょうどこの映画がレンタルされていたころ、高校生だった私はこの映画を今は懐かしいVHSで、鑑賞して「よしっ!やるぞ!」と理由もなく燃えた覚えがあります(笑)
それくらい、何かをやる気にさせる映画「クールランニング」
それでは、書いていきます!
※ネタバレを一部含みますので、ネタバレがイヤな方は一度視聴してから、読んで頂くと幸せます。
もくじ
1、タイトル 評価
2、概要
3、登場人物
4、あらすじ
5、名シーン
6、感想
7、この映画・・・こんな人にオススメ!
1、「クール ランニング」
評価:★★★★★
ジャンル:コメディ(スポーツ)
2、概要
1993年公開のボブスレイを題材にしたアメリカ合衆国のスポーツ・コメディ映画
公開日:1994年2月19日(日本)
監督:ジョン・タートルトーブ
脚本:リン・シーファート トミー・スワードロー マイケル・ゴールドバーグ
撮影:フェドン・パパマイケル
音楽:ハンス・ジマー
主題歌:ジミー・クリフ
上映時間:98分
キャスト:
レオン(デリース・バノック) ダグ・E・ダグ(サンカ・コフィ)
ロール・D・ルイス(ジュニア・バヴェル) マリク・ヨバ(ユル・ブレナー)
3、登場人物
デリース・バノック:
父はジャマイカの100M走のオリンピック選手で、父よりも速いとウワサされるオリンピック候補選手。
アクシデントにより、オリンピック選手に選ばれなかった。
サンカは昔からの大親友。
オリンピックで金メダルを取ることが夢。
サンカ・コフィ:
島の名物レース、手押し車レースの7年連続チャンピオン。
デリースの昔からの大親友。
お調子者で口がよく回る。
デリースに頼まれボブスレーの選手になる。
レースの勝利のジンクスとして「卵にキスしろ」と自らが所持する卵にキスさせる癖がある。
ロール・D・ルイス:
オリンピック100M走の最終選考で、コケてしまい隣のコースを走っていたデリースとユルを巻き込んでしまう。
金持ちの息子。
父に意見が言えず、就職先も勝手に決められる気弱な青年。
ボブスレーの選手に立候補する。
あだ名は、「ジュニア」
ユル・ブレナー:
デリース同様アクシデントにより、オリンピック選手に選ばれなかった。
乱暴者で、人となれ合う事とひ人に触られる事を極端に嫌う。
島を出たい一心で、ボブスレーの選手に立候補する。
ボブスレーで金メダルを二つ取り、世界記録を9つ持つ、10年間世界のトップに居続けた男。
ある事件で、国の名誉を汚してしまい。それ以来、ボブスレーから遠ざかっていた。
今は島のバーで、飲んだくれギャンブルに明け暮れる自堕落な日々を送っている。
昔、スプリンターであるデリースの父をボブスレーに勧誘しようとしていた。
4、あらすじ
デリースは、アクシデントにより、オリンピック100M走選手の選考会で選手に選ばれず、落胆していたが…どうしても、オリンピック選手としての夢を諦めきれずにいた。
再レースを直談判しに行った、オリンピック選考委員長の部屋で見つけた写真にはメダルをかけた父の隣に並ぶボブスレー金メダル選手「ジョン・キャンディ」が写っていた。
聞けば、昔スプリンターであった父をボブスレーの選手として勧誘しに来た「ジョン・キャンディ」は、今もこの島に住んでいるという。
オリンピック選手の夢を叶える為、親友の手押し車のチャンピオン「サンカ」とともに、未知の競技ボブスレーをする為「ジョン・キャンディ」のいる酒場に訪れるのだが「雪上の競技であるボブスレーを雪の降らない南国ジャマイカの人間がするのは無理だ」と一蹴されるばかり・・・
必死の説得の末、コーチを引き受けてくれたジョンとそれぞれオリンピックに出る理由を持つ「ロール」と「ユル」を加えオリンピックを目指す事になるのだが。。。
雪上では練習は出来ない、オリンピックは三か月後、チームワークはバラバラ、国からは費用は出せない言われ、ソリもないと問題が続出。
果たして4人は、オリンピックで結果を残すことが出来るのだろうか。。。
5、名シーン(※ここからネタバレを一部含みます)
この映画、名シーンが目白押しなんですが今回はこのシーンを
ユルが「俺はちゃんと目標を持っている。オリンピックで有名になり、島を出るんだ。そしていつかこんな邸宅に住むんだ」とサンカとジュニアに写真を見せ自分の夢を語るシーン
しかし、その写真には「英国女王の宮殿」が写されていました。
それを見たサンカは、笑いながらこう言います。
「目を覚ませよ。夢をみるのは、勝手だが結局 無名のまま平凡に死ぬのが落ちだ」
「それが現実さ」「お前には無理さ」と・・・
この言葉を聞いたジュニアが、サンカにこう答えるのです。
「出来るさ。大切なのは夢に向かって突き進むことだ。」
「努力すれば、必ず実現する!」
「本当だよ。サンカ」「ユルが成功すれば、ジャマイカの人間に希望を与えるんだ。」
そして、口惜しさのあまり宮殿の写真をクシャクシャにしたユルに、写真のしわを伸ばして、そっと渡すのです。
人の夢を笑うのではなく、信じられる人間はとても強くカッコいいなとおもいました。
6、感想
終始、陽気な音楽とついつい笑ってしまう皆の行動(とくにサンカ(笑))
時間も、短くテンポよく進んでいきます。
そして、最後にはちゃんと感動させてくれるこの映画は、とても面白い映画でした。
この映画の伝えたかったことは、きっと「誰に笑われても、自分だけは自分自身を信じてあげること」そして「自分らしさに、誇りを持って生きること」だと思います。
数十年ぶりに観ましたが、やっぱりイイ映画で「よしっ!やるぞ!」と言う気にさせてくれました。
ぜひ、皆さんにも、この自粛中に視聴していただきたい。
皆さんの人生と言う旅も『クール ランニング』(”旅に無事あれ”)でありますように(^^)
7、この映画・・・こんな人にオススメ!
- 自分に自信が、持てないひと
- 夢をあきらめかけているひと
- 勝負に勝つことだけが、すべてじゃないと思うひと
- ジャマイカLOVEのひと