「いつか家族に」~自分を犠牲に出来るのが、家族~
「いつか家族に」
~自分を犠牲に出来るのが、家族~
こんにちは!
今回、ご紹介する映画は2015年の韓国映画「いつか家族に」です。
家族ってなんなんですかね~
互いを支え合って、互いに本音をぶつけあえて、どんな自分でも受け入れてくれるのが私の家族としての理想形なんですが・・・
世の中、そんなに上手くはいかないですよね( ;∀;)
家族を殺す者もいれば、家族に本音を話せず人知れず自分の命を断ってしまう者、自分の判断で家族と一緒に死のうとする者、そして自分の身可愛さに家族を捨てる者・・・
家族にまつわる悲しいニュースが、TVをつければ連日の様に流れてくるのが現実です。
そんな中、今回の映画「いつか家族に」は、なんとも心温まる家族の理想形を見せてくれる映画でした(^^)
それでは書いていきます!
※ネタバレを一部含みますので、ネタバレがイヤな方は一度視聴してから読んで頂くと幸せます。
もくじ
1、タイトル 評価
2、概要
3、登場人物
4、あらすじ
5、名シーン
6、感想
7、この映画・・・こんな人にオススメ!
1、「いつか家族に」
評価:★★★★☆
ジャンル:ヒューマンドラマ(コメディ)
2、概要
中国の作家・余華(ユイ・ホア)によるベストセラー小説「血を売る男」を映画化した韓国のヒューマンドラマ映画
公開日:2015年12月22日(日本)
原作:ユイ・ホア「血を売る男」
監督:ハ・ジョンウ
脚本:キム・ジュホ ハ・ジョンウ
上映時間:124分
キャスト:
ハ・ジョンウ(ホ・サムグァン)
ハ・ジウォン(オンナン)
ナム・ダルム(イルラク)
チョ・ジヌン(アン)
ユン・ウネ(ブンバン)
キム・ソンギュン(ハ・ソヨン)
チョン・マンシク(シム)
イ・ギョンヨン(ホさん)
ソン・ドンイル(パンさん)
チョン・へジン(ハ・ソヨンの妻)
チュ・ジンモ(サムグァンの叔父)
チャン・グァン(チェ先生)平和医院
3、登場人物
(ホ・サムグァン)
建築の現場仕事で生計を立てている
ある日、現場にポップコーンを売りに来たオンナンに、一目惚れし恋人がいると知りながらも父親を説得し猛アタックのすえ結婚する
オンナンとの間に、イルラク・イラク・サムラクと三人の息子がいる
(オンナン)
ビョンチュンの妹で、ポップコーンの売り子
サムグァンと結婚し、3人の子宝にも恵まれる
(イルラク)
11歳でサムグァンとオンナンの息子
利発で親孝行な3人兄弟の長男
(アン)
サムグァンの昔からの友達で、ブンバンの夫
(ブンバン)
麦茶売りのふくよかな女性で、アンの妻
(ハ・ソヨン)
結婚する前のオンナンの恋人で、遊び人
米軍と闇取り引きして仕入れた品物を売って生計を立てているので、羽振りはいい
娘が二人いる
(シム)
サムグァンの昔からの友達
(ホさん)
オンナンの父親で、ポップコーンを売って生計を立てている
朝鮮戦争で亡くなった息子のビョンチュンの話を嫌がる
婿養子に入りポップコーン売りの家業も継ぐというサムグァンを気に入り、娘にハ・ソヨンと別れサムグァンと結婚するように告げる
(パンさん)
サムグァンに売血の仕方を教えてくれ、平和医院を紹介してくれたおじさん
(ハ・ソヨンの妻)
娘が二人おり、イルラクの事を認めていない
(サムグァンの叔父)
いつもサムグァンのことを気にかけている叔父
雇われてスイカの畑仕事をしている
(チェ医師)
平和医院の医師で、血を現金1000ファンと牛肉の缶詰1つで買っている
4、あらすじ
1953年、朝鮮戦争直後の韓国。
レンガ運びなどの現場仕事で、生計を立てるサムグァンはポップコーン売りの美しい女性「オンナン」に一目惚れする。
しかし、彼女には羽振りのいい金持ちの恋人ハ・ソヨンがいた。
結婚したいという事を叔父に伝えると結婚するには、お金が必要だと言われ血を売る事でお金を手に入れれる事を知る。
月日は流れ・・・
猛アタックのすえオンナンと結婚することができ3人の子宝にも恵まれたサムグァン、貧しいながらも家族と幸せに暮らしていた。
しかし、11年間育てた長男が他人の子供ではないかという噂が流れ・・・
5、名シーン(※ここからネタバレを一部含みます)
今回の名シーン、イルラクの実の父親「ハ・ソヨン」が突然の病気で意識を失います。
現在の医療では、手の施しようがないと聞いたソヨンの妻は、すがる思いで道士に相談に行きました。
道士の話では、「息子が祈りを捧げれば、魂が戻る可能性がある」とのこと・・・
(当初、「なんのこっちゃいな?」と思ってしまった私ですが(笑))
大学まで行く学費を払う条件で、イルラクを引き取りたいと言うソヨンの妻の申し入れを受けイルラクを養子に出すことを決めたサムグァン
自分の息子ではないと知ってから、ずっとイルラクに冷たく当たっていたサムグァン
やっぱり、イルラクの事が気になり魂を呼び戻す儀式の真っ最中のソヨンの自宅に、覗きに行きます。
訳の分からない儀式に巻き込まれ、恐怖を感じていたイルラク
窓際に立つサムグァンを見て、必死に呼びかけるシーンが今回の名シーンです。
6、感想
今回の主人公役のハ・ジョンウ
前回、ご紹介した映画「チェイサー」では、サイコキラー役とは打って変わって理想の父親像を熱演してくれています。
しかも、今回は監督までしているとは・・・( ゚Д゚)
そして、イルラク役の子供の演技が上手!
近所にこんな子供がいたら、間違いなくオジサンはお菓子などを買ってあげてますね(笑)
それだけ利発で、いい子でした(^^)
最初から中盤までは、「クスッ」と笑えるところも多く、ストレスもなく観られて「これ、感動する?」と思っていましたが・・・
最後は、しっかり感動させてくれる映画でした(・∀・)
自分の子供ではないと知ってからのサムグァンの無関心さや冷たさには「そりゃ、ないでしょ~父さん(´Д`)」と思うのですが、ラストに向かっていくにつれて家族としての形をみせてくれます。
家族を救う為なら、自分はどんな犠牲をも払う・・・
う~ん、家族の理想の形です!
そして、ラストシーン
心温まるものとなっております。
きっと家族と一緒に、美味しい物を食べたくなるはず(^^)
皆さんも、ぜひ鑑賞してみてください!
7、この映画・・・こんな人にオススメ!
- 家族は大切と思っているひと
- 「理想の家族像とは?」と思っているひと
- かわいい子供をもつひと
- ヒューマンドラマ好きなひと