鑑賞日和

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「アジョシ」~抱きしめ合える人がいる事~

 

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「アジョシ」

~抱きしめ合える人がいる事~

 

こんにちは!

今回、ご紹介する映画は2010年公開の韓国映画「アジョシ」です。

主演のウォンビンは、この映画で大鍾賞で主演男優賞を獲得しています。

 

「アジョシ」は、韓国語で「おじさん」の意味。

この映画、天才子役と言われていたキム・セロンも出ていて演技派揃いの映画となっております。

 無口で人との関わりを断っている質屋のテシク

麻薬漬けでほとんど面倒を見ないダンサーの母親とテシクの住まいの隣家に、暮らすソミ

誰も近寄らせない雰囲気を出すテシクに、果敢に話しかけるソミ

名前も知らない質屋の事をソミは、「おじさん(アジョシ)」と呼ぶ

いつしか二人には、誰にも裂けない絆が出来ていた・・・

 

それでは、書いていきます。

※ネタバレを一部含みますので、ネタバレがイヤな方は一度視聴してから読んで頂くと幸せます。

 ※残酷なシーンが出てきますので、苦手な方は気を付けて下さい。

 

 

もくじ

1、タイトル 評価

2、概要

3、登場人物

4、あらすじ

5、名シーン

6、感想

7、この映画・・・こんな人にオススメ!

 

 

1、「アジョシ」

評価:★★★★☆

ジャンル:アクション(クライム スリラー バイオレンス)

 

 

2、概要

 2010年公開のイ・ジョンボム監督の韓国映画

 

公開日:2011年9月17日(日本)

監督:イ・ジョンボム

脚本:イ・ジョンボム

撮影:イ・テユン

音楽:シム・ヒョンジョン

主題歌:Mad Soul Child「Dear」

上映時間:119分

 

キャスト:

ウォンビン(チャ・テシク)

キム・セロン(チョン・ソミ)

キム・ヒウォン(マンソク)

キム・ソンオ(ジョンソク)

キム・テフン(キム・チゴン)

ソン・ヨンチャン(オ社長)

タナーヨング・ウォンタクーン(ラム・ロワン)

 

 

3、登場人物

 

(チャ・テシク)

質屋を営み生活している謎の男

実は元軍情報部特殊作戦部隊の要員で、特殊殺傷武術の教官でもあり、主な任務は爆破・要人の暗殺及び拉致などの秘密工作。

ある事件で、身重の妻を失い自身も重傷を負う。

それ以降、軍の公式の記録には残っていない。

 

(チョン・ソミ)

 テシクの質屋の隣家に住む少女

学校の友達や先生にまで「物乞い」と思われており、唯一の味方である母親でさえソミの事を邪険に扱う。

ぶっきらぼうな対応ながら、なんだかんだ話を聞いてくれるテシクの事を慕っている。

 

(マンソク)

 臓器売買と麻薬売買を生業とする中国系マフィアの兄弟の兄貴

 

(ジョンソク)

 マンソクの弟

 

(キム・チゴン)

 オ社長を逮捕しようと躍起になっている麻薬捜査課の刑事

 

(オ社長)

 マンソク&ジョンソク兄弟の麻薬の取引相手のボス

 

(ラム・ロワン)

 マンソク&ジョンソク兄弟に雇われたベトナム系の殺し屋

 

4、あらすじ

 

過去の出来事が原因で心に闇kを抱え、街の片隅で質屋を営んで生きる男「テシク」

隣に住む孤独な少女「ソミ」は、テシクをただ一人の友達として慕っていた。

ある日、犯罪組織の麻薬を盗んだ麻薬中毒のソミの母親と共に犯罪組織に誘拐されてしまう。

犯罪にソミが巻き込まれた事を知ったテシクは、ソミを救い出す為に一人犯罪組織を追うのだが・・・

 

 

5、名シーン(※ここからネタバレを一部含みます)

 

 今回の映画の名シーンは、ラストのウォンビンのキレキレのアクションシーンと言いたいところですが・・・違うんです(;'∀')

 

今回、私が一番の名シーンだと思ったシーンは

ある日、ソミが鞄を盗もうとした疑いをかけられ警察に事情聴取を受け親の名前を聞かれている所に、テシクが通りかかります。

ソミは、テシクを「パパ」だと指さすのですが、テシクは無視をして立ち去ってしまいます。

その後、家の近くで会ったソミはテシクに涙をこぼしながら、こう言うのです・・・

 

ソミ:

「おじさんも、私が恥ずかしくて知らんぷりしたんでしょ?」

「私は、平気だよ」

「クラスの子も先生も、そうだからね」

「ママがよく言うの。”もし迷子になったら、住所と電話番号を知らないと言え”」

「お酒を飲んだ時は、”一緒に死のう”って」

「私を”物乞い”とからかう子より、おじさんの方がひどいよ」

「でも、嫌いにならない」

「だって、おじさんまで嫌いになったら、私の好きな人がいなくなっちゃう」

 

(心臓を叩きながら)

「それを考えるとココがいたくなるから・・・だから、嫌いにならない」

 

誰からも愛されない少女の幼気な本心が、テシクに突き刺さるシーンです。

 

6、感想

 

なんというか韓国版「レオン」と言った感じの映画です。

少女を救う為、ウォンビンがキレキレのアクションで、悪者共をバッタバッタと倒すシーンは観いていて「スゴイ!」の一言に突きます。

もちろん、実際の暗殺術なんでリアルに「痛そう~」と倒される立場の気持ちも感じてしまいますが・・・(笑)

そして、悪役のマンソク&ジョンソク兄弟の小物感もまたいい感じで出ています( ´艸`)

 

もう二度と抱きしめる事の出来ない人を思い出しながら、男は少女を愛しそうに抱きしめた。。。

 

ぜひ皆さんも、鑑賞してみてください!(^^)

 

 

7、この映画・・・こんな人にオススメ!

  • アクション映画好きのひと
  • 勧善懲悪が好きなひと
  • 久しぶりに、ウォンビンが観たいひと

 

 

アジョシ(字幕版)

アジョシ(字幕版)

  • 発売日: 2015/03/15
  • メディア: Prime Video