「記憶にございません!」~ちょっとしたキッカケ~
「記憶にございません!」
~ちょっとしたキッカケ~
こんにちは!
皆さんは、今の自分から新しい性格の自分に変わりたいと思ったことはありますか?
ぶっちゃけ、私は何度もあります(笑)
そんなわけで・・・
今回ご紹介する映画は、「憲政史上一番の悪者総理」からあるキッカケを機に、変貌をとげたある男の物語。
「記憶にございません!!」です。
いままでの自分を変えることは、難しいことではない。
自分自身が「変わる」という確固たる決意があれば出来ることなんだ。
この映画が、あなたにとっての「ちょっとしたキッカケ」になるかもしれません。
人生には、ターニングポイントがあり「あるキッカケ」で
「新しい自分へと変われる!」
それでは、書いていきます!(※ネタバレを含みますので、ネタバレがイヤな方は一度視聴してから読んで頂くと幸せます。 )
もくじ
1、タイトル 評価
2、概要
3、:主要な登場人物
4、あらすじ
5、名シーン
6、感想
7、この映画・・・こんな人にオススメ!
1、「記憶にございません!」
評価:★★★☆☆
ジャンル:コメディ(ドラマ)
2、概要
監督・脚本三谷幸喜、2019年公開の日本映画
フジテレビ開局60周年記念作品
公開日:2019年9月13日
監督:三谷幸喜
脚本:三谷幸喜
撮影:山本英夫
音楽:荻野清子
上映時間:127分
主要キャスト:
中井貴一(黒田啓介)
ディーン・フジオカ(井坂)
石田ゆり子(黒田聡子)
小池栄子(番場のぞみ)
斎藤由貴(寿賀さん)
吉田洋(山西あかね)
濱田龍臣(黒田篤彦)
ROLLY(鱒淵影虎)
木村佳乃(スーザン・セントジェームス・ナリカワ)
佐藤浩市(古郡祐)
3、主要な登場人物
(黒田啓介)
第127代内閣総理大臣。
傲慢不遜な態度をとり、国会での討論での度重なる暴言や失言などを行った結果、憲政史上最悪となる内閣支持率2.3%を記録していた。
しかし、演説中に一般人からの投石を受けて、事の一切の記憶を失う。
(井坂)
首相秘書官。
啓介の記憶喪失を国家最高機密として扱い、記憶を失っている啓介を補佐する。
(黒田聡子)
啓介の妻。
夫の秘書官である井坂と不倫をしているとの噂がある。
(番場のぞみ)
首相秘書官の井坂と共に啓介を支える。
(寿賀さん)
首相官邸料理人。
何事にもマイペース。
(山西あかね)
野党第二党の党首。
啓介とは、初当選同期であり、かつては同じ党に所属していた。
(黒田篤彦)
啓介の一人息子。
悪徳総理大臣になった嫌われ者の父に呆れている。
深夜に警察に補導されるなどの問題行動を起こしている。
(鱒淵影虎)
聡子の兄で、啓介の義兄。
実父は総理大臣だったが、父が後継として、自身ではなく啓介を指名したことに複雑な思いを持つ。
ギターの演奏を得意としている。
(スーザン・セントジェームス・ナリカワ)
米国初の日系女性大統領。
(鶴丸大悟)
国民人気が高く、過去10年間、総理大臣は5回変わったが、官房長官を一貫して務め続けている。
これにより「影の総理大臣」とも称されている。
日本ゴルフ協会の名誉会長でもある。
(古郡祐)
裏社会に通じている。
今は金で動き、ゆすりたかりも行うが、元は情熱に燃える政治記者だった。
4、あらすじ
ある日、ある男が病院のベットの上で目覚めた。
しかし、あろう事か男は一切の記憶を失っていたのだ・・・
こっそり病院を抜け出した男は、ある食堂でTVに映る自分に気づく。
演説の最中に、傍聴していた一般人から投石を受けてしまい、病院に直行するこの国の総理大臣(黒田啓介)が、自分自身だったのだ。
しかも、国会における討論での暴言等が原因で相当な「嫌われ者の総理大臣」であるという更なる衝撃が待っていた。
記憶喪失になってしまった黒田は、秘書官を名乗るもの達に総理大臣官邸に連れ戻され、記憶喪失の状態にあることを最高機密として守るように告げられる。
国会議員になってから、現在に至るまでの一切の記憶を失ってしまったが故に、黒田は進めていたであろう政策や国会議事堂の場所、果ては自分の家族である妻と息子の名前すら思えだせなくなっていた。
そんな混乱の最中になんとアメリカ合衆国大統領が来日し、日米首脳会談に挑むことになる。
周囲の人間全員を巻き込んで、黒田の一発逆転のドラマが始まる。
5,名シーン(※ここからネタバレを含みます。)
記憶を失う前までは、自分自身の保身を第一に考え「影の総理大臣」と言われる(鶴丸大悟)の操り人形のように、自分の信念も曲げて総理大臣を務めていた啓介。
記憶を失ったことをキッカケに、初心に戻り心を入れ替えて総理大臣の職務に当たろうとします。
しかし、その為には鶴丸が官房長官のままでは、変わらないと秘書官の井坂に言われ、啓介は鶴丸に戦いを挑む事を決意します。
国会議事堂の廊下で、すれ違う啓介と鶴丸
啓介は鶴丸の真意を知る為に、こう問いかけていきます。
(啓介)
「あなたは、この国をどうしたいんです?」
(鶴丸)
「考えたこともないな・・・自分の人生を生きるのに精いっぱいでね」
問いは続きます
(啓介)
「貴方は、なぜ政治家になられたのです?」
(鶴丸)
「政治家として何がしたいか?・・・一年生議員の発想だよ(笑)」
「少しでも長くこの世界にいる。それが私のモチベーションだ。悪いかね?」
「考えてみたまえ。今、わが国の政治は、正しく機能している。健全じゃないか。実に」
「この国の国民は、変化を好まない…大事なことは、平穏であることだよ。違うかね?」
(啓介)
「どんなに澄んでいても、溜まった水はいずれ汚れます。」
(鶴丸)
「民家を押し流す鉄砲水より、よほどマシだと思うがねぇ。」
(啓介)
「お気持ちを伺えて良かったです。これで、心置きなく貴方と戦うことが出来ます。」
こうして、面と向かって宣戦布告をするシーンが、今回の映画の名シーンです。
6、感想
記憶を失う前の啓介は、国会での討論・聴衆に向かっての暴言。
「長い物には巻かれろ精神」で、私利私欲を肥や為だけに政治家をしているような男です(笑)
現実の世界でだったら、すぐ議題にあがって辞任に追い込まれるでしょうが・・・
そこは映画、娯楽、エンターテインメントだと割り切れば「人生に必要な事」を教えてくれる映画でした。(^^)
啓介は、記憶を失ったことをキッカケに「自分が何故政治家になりたかったのか」「何故、今の人生や周りの人達を大切にしてないのだろう」と考えます。
そして、ピンチをチャンスに新しい人生を歩く決意をします。
この映画を通して、私が学んだことは3つ。
①「誰に対しても、素直に」
- 自分の誤りを認め素直に、謝り改める。
- 「私にはあなたの力が、必要です!」と素直に、助けを求める。
②「自分にウソをつかない」
- 自分が「こうしたい・こうありたい」と思える信念を持ち確固たる決意でのぞむ。
③「新しい自分には、いつでも変われる」
- ちょとしたキッカケさえあれば、人はいつでも変われる
実際の国会では、こんなことは起こりえないでしょうが、クスッと笑えて人生にとって必要な事をなにげに教えてくれる。
そんな作品でした。(^^)
人生をやり直すことは出来ないかもですが、今日から変わることは出来ます。
人生にはターニングポイントあり、あるキッカケで
「新しい自分へ、変われる!」
「新しい自分へに変わることは、いつでもできるけど・・・キッカケさえあれば・・・」
と考えているそこのあなた
もしかしたら、この映画が、キッカケになるかもしれませんよ(*‘∀‘)
7、この映画・・・こんな人にオススメ!
- 自分の人生に嫌気がさしているひと
- 変わる為のキッカケが欲しいひと
- クスッと気軽に笑える映画が観たいひと