「里見八犬伝」~心躍る、冒険ファンタジー~
「里見八犬伝」
~心躍る、冒険ファンタジー~
こんにちは!
皆さんは、最近ワクワクやドキドキをする体験していますか?
考えてみると子供の頃は、私達の身近にワクワクやドキドキが溢れていました。
今回の映画は、私が少年だった頃ワクワクドキドキしながら観た映画「里見八犬伝」です。
子供の頃は冒険や見た事もない世界に興味をそそられて、この先どんな展開が待っているのかとワクワクして観ていましたが、大人になっても子供の頃の気持ちを思いだしてワクワクして観ることが出来ました。(^^)
そんな心躍る冒険活劇「里見八犬伝」
それでは、書いていきます!
※ネタバレを含みますので、ネタバレがイヤな方は一度視聴してから読んで頂ければ幸せます。
もくじ
1、タイトル 評価
2、概要
3、主要な登場人物
4、あらすじ
5、名シーン
6、感想
7、この映画・・・こんな人にオススメ!
1、「里見八犬伝」
評価:★★★☆☆
2、概要
公開日:1983年12月10日
監督:深作欣二
撮影:仙元誠三
音楽:NOBODY
主題歌:ジョン・オバニオン「里見八犬伝」「八犬士のテーマ(White Light)
上映時間:136分
主要なキャスト:
薬師丸ひろ子(静姫)
松坂慶子 声のみの出演(伏姫)
真田広之(犬江親兵衛)
千葉真一(犬山道節)
寺田農(犬村大角)
志穂美悦子(犬坂毛野)
京本政樹(犬塚信乃)
福原拓也(犬川荘助)
苅谷俊介(犬田小文吾)
大葉健二(犬飼現八)
夏木マリ(玉梓)
目黒祐樹(蟇田素藤)
萩原流行(妖之介)
岡田奈々(浜路)
汐路章(幻人)
ヨネヤマ・ママコ(船虫)
3、主要な登場人物
【里見家】
(静姫)
里見家の姫。
姫にしては、活発な性格。
自分以外の里見家の一族を殺され、武蔵国の叔父(太田資正)に助けを乞う為の旅路の途中で、親兵衛や道節に出会う。
一時は親兵衛に連れ去られるも、親兵衛の粗暴であるが心根の優しい性格に惹かれていく。
(伏姫)
100年前の里見家の姫で、死に際に八つの霊玉を遺す。
その霊玉により、姫を守る八犬士を導く。
【光の軍団(八犬士)】
(犬江親兵衛)(仁)
孤児で百姓に育てられ、侍に憧れて一国一城の主を狙って静姫をつけ狙うも、一緒に行動していくうちに静姫に惹かれていく。
大鎌の二刀流を武器とする。
(犬山道節)(忠)
里見義実に仕えた祖父が100年前の出来事を描き残した絵巻を所持し、八犬士を集めつめるべく大角と共に行動している。
八犬士のリーダー格の犬士。
病いに侵されており、余命1か月と診断されている。
(犬村大角)(義)
里見義実の家臣の子孫。
修験者が立ち寄る小屋で育った為、武芸と学問に通じている。
山伏姿で銃や爆薬を武器とする。
(犬坂毛野)(礼)
唯一の女犬士。
呪われし生まれつきで「誰からも愛されず、誰も愛さず」を信条にし孤独に暗殺を生業として生きてきた。
浜路の婚礼の席にて、女田楽の舞踊をしながら蛇を操り、隙をついて代官の首を刎ねる。
妖之助に見初められるも、敵対することになる。
(犬塚信乃)(孝)
義妹(浜路)と密かに想いあっていたが、代官殺しの手引きをしたと勘違いされ、浜路が自分を庇って叔父に切り殺された事に激高し、一族を切り殺してしまう。
原因を作った毛野との確執を乗り越えて八犬士の仲間になる。
(犬川壮助)(智)
成人だが、子供の姿をした犬士。
異形の者たちが住む洞窟で育ち、人並み外れた聴覚を持つ。
(犬田小文吾)(悌)
巨体で怪力の犬士。
荘助と同じ洞窟で育つ。
(犬飼現八)(信)
闇の軍団の侍大将で非道を繰り返していたが、霊玉を手に入れ、親兵衛が吹く伏姫のい笛の音により、正義の心に目覚める。
槍術を得意とする。
【闇の軍団】
(玉梓)
100年前、毒婦として蟇田定包を操り民衆を苦しめていた為に、里見義実らに焼き殺された。
「御霊様」の力で妖艶な美貌の妖怪として復活し、血の池に入ることで永遠の若さを保っている。
親兵衛は、玉梓の次男の転生した姿だあることが明かされる。
(蟇田素藤)
玉梓の長男。
玉梓とともに焼き殺されたが、復活して静姫以外の里見一族を皆殺しにした。
生まれ変わった姿は、皮膚が焼きただれていた為、高貴な姫達の皮膚を移植しており、最後の皮膚として静姫を狙う。
(妖之介)
大蛇の化身。
毛野を「自分の為に生まれてきた女」惚れ込み、我が物にしようとする。
(浜路)
義兄である信乃を想い続け、自分の婚礼の席で結婚相手である代官が死んだ事で、信乃と駆け落ちしようとするも代官暗殺の手引きをしたと疑われた信乃を庇って命を落とす。
遺体は幻人によって回収され、吐息や血などが全部毒という身体に改造され、闇の軍団の配下として八犬士の敵となって甦る。
(幻人)
御霊様の司祭で、素藤の皮膚の移植や、浜路の全身を毒に変えるなど、医術・妖術に秀でている。
(船虫)
ムカデの妖怪で、普段は老婆の姿をしている。
大角の母親を殺し、成りすまして静姫を襲う。
4、あらすじ
100年の昔、領主「蟇田定包」を操り民衆を苦しめていた毒婦「玉梓」
しかし、悪政はいつまでも続かなかった・・・里見家「里見義実」達により征伐され城もろとも焼き殺されたのだ。
里見家への怨念を遺し死んだ玉梓は、悪霊「御霊様」の力を借りて100年後の世界に、妖怪として蘇った。
そして、里見家への恨みを晴らすべく【闇の軍団】を率いて、里見家がいる館山城へと攻め入った。
里見一族は虐殺され、静姫だけが生きのびる。
その姫も【闇の軍団】に追われ、助けを求め領主でもある叔父の「太田資正」のいる武蔵国を目指す。
旅の途中、100年前の里見家の姫「伏姫」が遺した【八つの霊玉】に導かれて静姫を守る為に集った八犬士達に出会っていくのだが・・・
5、名シーン(※ここからネタバレを含みます)
玉梓率いる【闇の軍団】に連れ去られた静姫を救う為に、敵の住む城へと侵入する【八犬士】
【闇の軍団】と【八犬士】の戦いが描かれたアクションシーンが、今回の名シーンです。
一人また一人と自分を犠牲にして、仲間を静姫の待つ城の奥へと進ませる【八犬士】
そして、崩れゆく城から脱出していくシーンなど。
当時の特撮の技術をふんだんに使っていて、素晴らしいものです。
そして、千葉真一率いるJACの確かなアクションもまた見入ってしまう出来です。
JACの二大スターである真田広之と志穂美悦子が出演してるんだから、アクションに関しては言うことなしでしょう( ´艸`)
6、感想
いや~、懐かしかった。
そして、少年漫画のような恋愛・仲間・妖怪・冒険などの要素がふんだんに盛り込まれていて少年時代に戻ってワクワクしながら鑑賞出来ました!
角川春樹の厳選した小説を原作にしているだけあり、珠玉のストーリーと呼べる物語です。
ちょっと残念なのが、映画ように物語を2時間にギュッと詰め込んでいる為、後半が駆け足ぎみに進んでしまう所ですかね~
八犬士たちひとりひとりにフォーカスした物語があれば、もっと面白くなりそうでした。
まぁ、そこは原作の鎌田敏夫の「新・里見八犬伝」で、補完していくという事で・・・
監督はあの「仁義なき戦い」の深作欣二監督、だからこそ暴力描写もちゃんと描かれていますし、アクションシーンは千葉真一率いるJACの本物のアクション。
この二つが融合しているんだから、そりゃあもう見応えがあります。
この映画を観て感じた重要なことは、3つ
①原作者も脚本に関わった、しっかりとしたストーリー
②JACのアクションと深作監督のウソのない暴力描写
③「里見八犬伝」について、もっと詳しく話の内容を知りたくなるあとを引く好奇心
これが心躍る冒険活劇「里見八犬伝」
子供の頃の様な、どんなことが起きるんだろうというドキドキワクワクを体験をもう一度、あなたも体験してみませんか?
7、この映画・・・こんな人にオススメ!