「レオン」~少女が、孤独な男を変えた~
「レオン」
~少女が、孤独な男を変えた~
こんにちは!
皆さんは、殺し屋にあったことありますか?
もちろん私は、ありません(;'∀')
殺し屋とわかったら、怖くて距離を取りたくなりますよね・・・
それが、一般人の考えです。
それを分かっているからなのか、殺し屋「レオン」は人と関わる事を極端に避けています。
そんな冷え切ってしまった孤独の心を解かしたのは、アパートの隣の部屋に住む少女でした。
孤独で誰の事も信じない、眠る時でさえ銃を片時も離さない男「レオン」
そして、親から疎まれて自分の居場所が見つけられない少女「マチルダ」
そんな孤独な二人が出会ってからの物語。
それでは、書いていきます!
※ネタバレを一部含みますので、ネタバレがイヤな方は一度視聴してから読んで頂くと幸せます。
もくじ
1、タイトル 評価
2、概要
3、主要な登場人物
4、あらすじ
5、名シーン
6、この映画のみどころ
7、この映画・・・こんな人にオススメ!
1、「レオン」
評価:★★★★☆
ジャンル:アクション(ドラマ)
2、概要
1994年製作のフランス・アメリカ合作映画。
公開日:1995年3月25日
監督:リュック・ベッソン
脚本:リュック・ベッソン
撮影:テェエリー・アルボガスト
音楽:エリック・セラ
上映時間:133分(完全版)
主題歌:スティング「Shape of My Heart]
主要なキャスト:
ジャン・レノ(レオン・モンタナ)
ナタリー・ポートマン(マチルダ・ランドー)
ゲイリー・オールドマン(ノーマン・スタンスフィールド)
ダニー・アイエロ(トニー)
3,主要な登場人物
(レオン・モンタナ)
イタリアから、移民してきた孤独な殺し屋。
片時も油断をせず、寝るときさえも片目をつぶり拳銃をそばに置いて眠る。
ひょんなことから、マチルダと出会い。助けるようになる。
(マチルダ・ランドー)
レオンの住むアパートの隣の部屋に住む住人。
父親には暴力を受け、継母と腹違いの姉とは折り合いが悪く。
家族からは疎まれているが、唯一4歳の弟だけはマチルダになついていた。
ひょんな事から、レオンと出会い殺された弟の仇をとる為に、レオンから殺しの技術を教わろうとする。
(ノーマン・スタンフィールド)
麻薬取締局の刑事。
その裏では、麻薬を横流しし利益を得ている悪徳刑事。
マチルダの家族を惨殺した。
(トニー)
レオンがアメリカに移住してきた頃から、面倒をみてきたイタリアンレストランのオーナー。
殺しの依頼の仲介を行っており、レオンに仕事を紹介している。
4,あらすじ
舞台はニューヨーク。
イタリア系移民の「レオン」は、イタリアレストランのオーナー「トニー」を介して殺しの依頼を受ける殺し屋。
ある日、家に居場所がなく階段の踊り場でタバコを吸っている少女「マチルダ」と出会う。
彼女の頬には、殴られてできた傷跡があった。
「大人になっても、人生はつらいの?」と聞くマチルダに、「つらいさ」と答えるレオン。
翌日、マチルダの父親が横領した麻薬を取り返しに来た「スタンフォード」に、よってマチルダの家族は4歳の弟も含め惨殺される。
買い物に出かけていて難を逃れたマチルダは、隣室に住む殺し屋レオンに助けを求め転がり込む。
レオンが殺し屋である事を知ったマチルダは、家族の仇をとる為にレオンに殺しの技術を教えてくれと頼むのだが・・・
一緒に生活していくうちに、二人には絆ができそれが愛情へと変わっていく。
5、名シーン(※ここからネタバレを含みます。)
今回の映画の名シーンは
マチルダが「自分の家族を殺した犯人を殺してくれ」とお金を出して、レオンに頼むのですが、レオンは相手が危険すぎると断ります。
それならばとマチルダは、拳銃のリボルバーに一つだけ弾を入れず
レオンにこう告げるのです。
マチルダ「私が勝ったら、生涯あなたのそばにいさせて」
レオン「君は、負けるぞ。装填の音でわかる」
マチルダ「だったら、何?」「私が死んだら、あなたは悲しむの?」
レオン「いいや・・・」
マチルダ「それは本心ね?」「私への愛がないことを願うわ」
「もし私への愛が一かけらでもあったら、このことを後悔するから・・・」
「愛してるわ。レオン」
そして、自分のコメカミに拳銃を当て引き金を引こうとする・・・
少女の愛が、孤独な殺し屋の心を動かした名シーンでした。
6、この映画のみどころ
「レオン」を観てからの見所を三つ
①「 12歳の少女と孤独な殺し屋の純愛」
家族からの愛を貰えず人生の辛さを感じていた12歳の少女。
家族の中でも、4歳の弟だけが唯一の心許せる存在だった。
その弟さえも、凶弾に倒れ・・・もうこの世界に自分の存在を認めてくれる人などいないと思った時に救ってくれた寡黙な殺し屋。
そして、恋人をその恋人の父親に殺された過去を持ち「もう恋はしない」と誓い。
人との関わりを避け生活をしていました。
二人はひと時の時間を一緒に過ごすうちに、歳の差など関係なく恋に落ちていきます。
日本公開時のキャッチコピーが「狂暴な純愛」というのが、頷けるような「純愛」を見せてくれます。
②「アメリカ映画の派手さとフランス映画の情緒感を持った映画」
アメリカ・フランス合作の映画だけに、ハリウッド映画特有のスケールの大きな派手なアクションシーンとフランス映画特有の少女と殺し屋の交流の中での感情の微妙な変化を上手に描いている。
舞台は、ニューヨークなのに何故かヨーロッパの街並みにいるような錯覚に陥るシーンが何度もありました。
③「各俳優の演技力」
ジャン・レノは寡黙で殺し屋としての技術は高いが、文字も読めず字も書けない。
人との関わり方がわからないという不器用な男。
年齢は若いのに精神的に大人びており、言葉巧みに相手を虜にする少女を今作が映画デビュー作となるナタリー・ポートマン。
ゲイリー・オールドマンは、ヒリヒリとした狂気を振りまく悪徳刑事を。
なかでも、名シーンで話したナタリー・ポートマンの涙は、「ホントに12歳の少女かぁ」と疑いたくなるほどの演技です。
映像・音楽・ストリーどれをとっても、観て損のない映画なので
ぜひ皆さんも、鑑賞してみてください。(^^)
7、この映画・・・こんな人にオススメ!
- 名女優ナタリー・ポートマンの少女時代の演技を観たいひと
- 少女と寡黙な中年の純愛が観たいひと
- 名監督リュック・ベッソンの作品を観たいひと