鑑賞日和

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「48時間」~不思議な関係の相棒~

 

48時間 (字幕版)

48時間 (字幕版)

  • 発売日: 2013/11/26
  • メディア: Prime Video
 

 

「48時間」

~不思議な関係の相棒

 

こんにちは!

皆さんには、「相棒」と呼べる人はいますか?

相棒とは「仕事などを一緒にする仲間・パートナー」のことをさしまします。

 

今回の映画

粗暴で一人での行動を好む刑事と元・犯罪者の刑務所の囚人が、タッグを組んで同じ犯罪者たちを追いかけるという映画です。

しかも、偽造文章で仮釈放を認めさせた囚人が外出できる猶予は48時間と決まっている。

 

切羽詰まって時間がない中、二人はブツかってばかりでお互いを尊重し合えずにいた・・・

この不思議な関係の二人が、徐々に本当の”相棒”になっていく物語。

「48時間」

 

それでは、書いていきます。

※ネタバレを一部含みますので、ネタバレがイヤな方は一度視聴してから読んで頂ければ幸せます。

 

 

もくじ

1、タイトル 評価

2、概要

3、主要な登場人物

4、あらすじ

5、名シーン

6、この映画のみどころ

7、この映画・・・こんな人にオススメ!

 

 

1、「48時間」

評価:★★★★☆

ジャンル:アクション(コメディ)

 

 

2、概要

1982年のアメリカ映画。

 

公開日:1983年10月29日

監督:ウォルター・ヒル

脚本:ロジャー・スポティスウッド ウォルター・ヒル 

   ラリー・グロス スティーブン・E・デ・スーザ

撮影:リック・ウェイト

音楽:ジェームズ・ホーナー

上映時間:96分

 

主要なキャスト:

ニック・ノルティ(ジャック・ケイツ)

エディ・マーフィ(レジーハモンド

アネット・オトゥール(エレイン)

ジェイムズ・レマー(アルバート・ギャンズ)

ソニー・ランダム(ビリー・ベア) 

ブライオン・ジェームズ(ベン・キーホー)

  

 

3、主要な登場人物

(ジャック・ケイツ)

 サンフランシスコ市警の刑事。

タフで粗暴、今の自分の生活や仕事に満足しておらず、いつも苛立っている。

仕事の多忙さで、恋人のエレインとの関係も上手くいっておらずそのせいで苛立ちは更に募っている。

同僚の刑事をギャンズに、目の前で殺されてギャンズを執拗に追う。

 

(レジーハモンド

 ギャンズの強盗仲間で、今も服役中の囚人。

ギャンズのサンフランシスコでの行動を知る為に、協力を求める。

ジャックが書類を偽造し、48時間の期限つきで仮釈放される。

かつて賭博場から50万ドルを盗み、その金を隠した車を駐車場に長期保管しており、その金をギャンズが狙っている事を察してジャックの協力に乗る。

頭の切れる悪党で、腕っぷしも中々のものを持っている。

 

(エレイン)

 ジャックの恋人。

 

アルバート・ギャンズ)

強盗殺人で服役中で、屋外での刑務作業中に仲間のビリーの手助けを借り看守を殺害して、脱獄を果たす。

かつての強盗仲間を殺害し、レジーの隠した金を手に入れる為に、ビリーと共にサンフランシスコにやってくる。

 

(ビリー・ベア)

東部出身の原住民。

ギャンズの脱獄の手助けをし、行動を共にしている。

 

(ベン・キーホー)

ジャックの同僚刑事で、友人。

 

 

4、あらすじ

舞台は、アメリカ・サンフランシスコ。

 サンフランシスコ市警の刑事ジャックは、脱獄犯のギャンズとビリーに同僚を目の前で殺害されて逃げられてしまう。

怒りに燃えるジャックは、かつてのギャンズの強盗仲間であり今は服役中のレジーを捜査協力させる為に48時間だけ仮釈放させる。

切れ者の悪党レジーと粗暴でタフな刑事ジャックは、喧嘩を繰り返しながらも次第に友情を深めていき犯人達に迫って行くのだが・・・

 

 

5、名シーン(※ここからネタバレを一部含みます。)

 今回の映画の名シーンは、多くの喧嘩を経て徐々に信頼を築いていく二人。

やっと犯人達と接触したかと思ったら、あとちょっとのところで取り逃がしてしまう。

警察署に戻った二人に、署長は辛辣な言葉を投げかける。

自分が言われる分には、反論しなかったジャックも署長の矛先がレジーに向かった途端に署長に強く反論する。

 

「だまれ!」

「言っておくけど、彼は頭がすごく切れる。」

「ガッツだって、人一倍だ!」

 

今まで、犯人を捕まえる為の道具としか考えていなかったレジーに対して、紆余曲折を経ていつの間にか相棒としての友情が芽生えていたと気付けるシーンです。

 

 

6、この映画のみどころ

 今回の映画の見所を3つ。

 

①「ジャックの刑事とは思えぬ行動」

この時代の刑事がそうなのかわかりませんが・・・

ジャックの行動が、まぁ粗暴なんです。

壊れかけのキャデラックに乗り、飲酒運転は当たり前・・・吸った煙草は路上にポンポンとポイ捨て。

犯人を見るや街中でも関係なくバンバン、銃をぶっ放す。

差別用語は出て来るし、果てには偽造文章を作って囚人を仮釈放。

今では「コンプライアンス的に無理でしょ!」って感じのことをめっちゃします。(笑)

こういう時代もあったんだなぁ~と楽しく観れます。

 

②「映画デビュー作とは、思えぬエディ・マフィーの堂々とした演技」

囚人のレジー役のエディ・マフィー。

「ホントにこれがデビュー作!?」と思えるくらいに、堂々と演技しております。

ジーは、強盗で服役中の囚人なのですが頭がよく機転も利くようなむずかしい役柄。

コメディアンでもあるエディが、真面目な顔で演技している様が観てて気持ちがいいです。

 

③「徐々に二人の間に、友情が芽生えていく」

始めはお互いに互いを利用する為にタッグを組んだ二人ですが、一緒に行動し本音で話し合い殴りあいの喧嘩までして徐々に、お互い認め合っていきます。

その過程が面白く見入ってしまいました。

 

今回の映画は、喧嘩ばかりの二人が同じ目的を目指し本当の相棒になっていくといった映画でした。

男同士の友情を観たいひとは、ぜひ!

 

 

7、この映画・・・こんな人にオススメ!

  • アクション好きなひと
  • 凸凹コンビの友情物語を観たいひと
  • エディ・マフィーの映画デビュー作を観たいひと