「スカーフェイス」~栄光と破滅への道~
「スカーフェイス」
~栄光と破滅へ道~
こんにちは!
皆さんは、自分に正直に生きていますか?
「正直に生きるとは、どういう事か?」
”自分の軸”を持っている人間っていうのは、いい意味でも悪い意味でも人を惹きつけてしまいます。
しかし本能のまま、自分の気持ちの赴くままに生きてしまえば・・・
理性のない獣と変わりがありません。
今回の主人公は、そんな獣のような性格でマフィアの世界を渡り歩きます。
そんな本能のまま獣のように、生きた一人の”傷のある男”の物語。
「スカーフェイス」
それでは書いていきます!
※ネタバレを一部含みますので、ネタバレがイヤな方は一度視聴してから読んで頂けると幸せます。
もくじ
1、タイトル 評価
2、概要
3、主要な登場人物
4、あらすじ
5、名シーン
6、この映画のみどころ
7、この映画・・・こんな人にオススメ!
1、「スカーフェイス」
評価:★★★★☆
ジャンル:アクション(クライム・ドラマ)
2、概要
1983年のアメリカ映画。
アーミテージ・トレイル原作の小説『scarface』に基づいて、ハーワード・ホークス監督により1932年製作されたギャング映画『暗黒街の顔役』を当時の社会情勢を踏まえ、キューバ人青年を主人公にオリバー・ストーンが脚色した。
公開日:1984年4月28日(日本)
原作:アーミテージ・トレイル ハワード・ホークス ベン・ヘクト
監督:ブライアン・デ・パルマ
脚本:オリバー・ストーン
撮影:ジョン・A・アロンゾ
音楽:ジョルジオ・モロダー
上映時間:170分
主要なキャスト:
アル・パチーノ(アントニオ・”トニー”・モンタナ)
ミシェル・ファイファー(エルヴィラ・ハンコック)
スティーヴン・バウアー(マニー・リベラ)
メアリー・エリザベス・マストラントニオ(ジーナ・モンタナ)
ロバート・ロッジア(フランク・ロペス)
F・マーリー・エイブラハム(オマー・スアレス)
ポール・シェナー(アレハンドロ・ソーサ)
ハリス・ユーリン(メル・バーンスタイン)
3、主要な登場人物
(アントニオ・”トニー”モンタナ)
キューバから反カストロ主義者として追放され、フロリダ州マイアミへとやって来た犯罪者。
その素性からアメリカでの永住権を得られず難民の隔離施設へと収容される。
同じ収容施設に送られたマニー・リベラと共に、マイアミの麻薬王フランク・ロペスの依頼を請け負う。
(エルヴィラ・ハンコック)
フランクの情婦。
トニーが一目惚れする。
(マニー・リベラ)
キューバから反カストロ主義者として追放され収容施設に送られた時から、一緒に行動しているトニーの相棒であり弟分。
(ジーナ・モンタナ)
トニーの妹。
トニーが犯罪で逮捕されてから、会っておらず母親と一緒にくらしており、美容師の見習いをしている。
(フランク・ロペス)
マイアミの麻薬王。
トニー仕事の依頼をしてくる。
(オマール・スアレス)
フランクの右腕。
(アレハンドロ・ソーサ)
4、あらすじ
1980年、キューバからアメリカのマイアミへ渡った犯罪者のトニーは、マイアミの麻薬王フランク・ロペスの依頼をこなすことでアメリカの永住権を得てコカインの取引に携わっていく。
その働きをフランクから認められたトニーは、マフィア組織の配下に収まり無一文の身から、度胸だけでマイアミ暗黒街の頂点へと昇りつめていくのだが・・・
5、名シーン
私が選ぶ、 今回の映画の名シーンは
高級レストランで、妻と口論となり暴れるトニー
帰り際に、傍観しながらもヒソヒソと話す一般のお客に酔っ払いながら演説するシーンです。
「何を見てる?」
「知ってるか? お前らは、皆腰抜けだ・・・」
「何食わぬ顔で、俺のような人間を指差して言う ”あいつは、悪党だ!”と」
「そういうお前らはなんだ? 善人か?」
「笑わせるな! 取り繕い、嘘をつく!」
「俺は、そんな事はしない。 俺はいつも真実を話す。 嘘をつくときもだ。」
自分を偽らず生きてきた男のコレが、矜持だと言わんばかりの演説です。
しかし、自分はもしかして間違っているのかもとグラついており、きっと自分自身でも破滅に向かって行っているのに気づいていて、この演説も「嘘をついている」としたら・・・
「嘘をつくときでさえも、真実を話す」
う~ん、なんだか考えさせられる深いシーンでした。
6、この映画のみどころ
今回の映画、「スカーフェイス」の見所を3つ。
①「無一文の状態から、暗黒街の顔役になるまでの栄光」
犯罪者としてキューバを追放され、移民したアメリカでも永住権を持てないどん底の状態から腕っぷしと度胸だけでのし上がっていくトニーの活躍は、目を見張るものがあります。
暗黒街の人間にも、物怖じせず自分の意見をバンバン言います。
周りからも認められどんどん出世していくさまはワクワクします。
②「栄光を手に入れてからの影」
見たことも無いような豪邸、豪華な料理、好きな車や女・・・
麻薬によって、有り余るお金を手に入れたトニーは、全てを手に入れたのにどこか虚しい日々を送ります。
妻はドラックに溺れ、刑事や銀行には搾取され、いつ命を取られるかも知れぬ恐怖に怯え自らもドラックの海に溺れていく。
今まで支えてくれた仲間も信じられなくなっていくトニーは、破滅への道へと転がり落ちていく・・・
なんとも言えぬ哀愁を帯びています。
③「トニーを演じるアル・パチーノの演技」
同じマフィアものでも、いつも冷静で冷徹、自分を脅かすものは兄弟であろうとも容赦なく排除していく「ゴットファーザー」で演じた”マイケル”と違い。
今回、アル・パチーノが演じる主人公”トニー”は、まるで獣
自分が気に食わなければ、どんな立場の相手だろうと噛みつき殺し、自分が欲しいと思ったものは、力づくでも手に入れる。
まさに本能のままに、生きる男を演じています。
そんなアル・パチーノが演じる。
荒々しく触れば噛みつきそうな狂犬だが、確固とした自分を持ち行動力もあるのでカリスマ性がある男「トニー」の栄光と破滅を描いた物語・・・
「スカーフェイス」
ぜひ皆さんも、観てみてください。(^^)
7、この映画・・・こんな人にオススメ!
- アル・パチーノの演技が、好きなひと
- マフィア映画が好きなひと
- 一人の男の栄光と破滅の人生を観たいひと