鑑賞日和

本や映画ドラマなどの感想をぼちぼちと

「一度死んでみた」~人は何の為に、生きるのか~

 

 

一度死んでみた

一度死んでみた

  • 発売日: 2020/10/07
  • メディア: Prime Video
 

 「一度死んでみた」

~人は何の為に、生きるのか~

 

 

こんにちは!

世の中には、”臨死体験”をした人がいると聞きますが・・・きっとごくわずかな数の人しかいないと思います。

そんな滅多にない体験を意図的にすることが出来る薬があったら、皆さんは体験したいと思いますか? 

 

自分のやりたい事もわからず、ただ親に反発する為にパンクバンドのボーカルをしている娘。

そんな娘に、自身の製薬会社を継がせたい父親。

普段は存在を否定している父親でも、死んでしまのは違う。

居なくなったからこそ存在の大切さに気づく。

そして、自分が何をする為に生きているのかも・・・

そんな死ぬことによって、生きている意味がわかるという難しいテーマを軽快なテンポで、進めていくコメディ映画

「一度死んでみた」

 

それでは書いていきます。

※ネタバレを一部含みますので、ネタバレがイヤな方は一度視聴してから読んで頂ければ幸せます。

 

 

もくじ

1、タイトル 評価

2、概要

3、主要な登場人物

4、あらすじ

5、名シーン

6、この映画のみどころ

7、この映画・・・こんな人にオススメ!

 

 

1、「一度死んでみた」

評価:★★★☆☆

ジャンル:コメディ(ドラマ)

 

 

2、概要

2020年公開の日本映画

 

公開日:2020年3月20日(日本)

監督:浜崎慎治

脚本:澤本嘉光

撮影:近藤哲也

音楽:ヒャダイン

上映時間:93分

 

主要なキャスト:

広瀬 すず(野畑 七瀬)

堤真 一(野畑 計)

吉沢 亮(松岡 卓)

リリー・フランキー(火野)

小澤 征悦(渡部)

嶋田 久作(田辺)

木村 多江(野畑 百合子)

松田 翔太(藤井)

 

 

2、主要な登場人物

(野畑 七瀬)

売れないデスメタルバンド「魂ズ」のボーカルを務める女子大生。

自分勝手で、自分の製薬会社の跡を継がせる為に、化学を強要する父親を嫌っている。

母親が亡くなり、今は父親と二人暮らし。

 

(野畑 計)

七瀬の父親で、野畑製薬の社長。

会社乗っ取りを企てるライバル会社のスパイ社員を炙り出すために、二日間だけ仮死状態になる薬「ジュリエット」を飲んだものの・・・

ライバル企業の策略により、二日後に火葬される事態に」陥ってしまう。

若返りの薬「ロミオ」の開発者。

 

(松岡 卓)

計の秘書。

あまりの存在感のなさに「ゴースト」と呼ばれている。

その存在感を使って、七瀬の監視を計に頼まれる。

 

(火野)

計が「ジュリエット」を飲んだことがキッカケで仮死状態になった際に、現われた天国への案内人。

計に付きそう優しい人。

 

(渡部)

「経営再建のプロ」として野畑製薬に雇われた男。

スパイ社員の炙り出しの為、計に「ジュリエット」を飲むことを提案する。

計の告別式の妨害と火葬を急ごうとする。

 

(田辺)

野畑製薬のライバル会社である「ワトスン製薬」の社長。

若返りの薬「ロミオ」の研究データを手に入れる為、野畑製薬を買収しようと企てる。

計と百合子とは、大学の研究室で一緒だった。

 

(野畑 百合子)

計の妻および七瀬の母親。

五年前に、病気で他界している。

 

(藤井)

計が飲んだ「ジュリエット」を発明した研究員。

計には「じいさん」と呼ばれている。

 

 

4、あらすじ

野畑七瀬は、仕事ばかりで家族をかえりみない父親が大嫌いなデスメタルバンドのボーカルであり女子大生。

ある日七瀬の父親「計」は、自分の製薬会社を乗っ取ろうとするスパイ社員を炙り出す為、二日間仮死状態になる薬「ジュリエット」を飲んで仮死状態になったのだが・・・

ライバル会社の企てにより、目覚める前に”火葬”されるという危機に見舞われていた。

 

ライバル会社と繋がっているスパイ社員の思惑を知った七瀬と松岡は、「計」の火葬を阻止しようと奮闘するのだが・・・

 

 

5、名シーン(※ここからネタバレを含みます)

 私が選ぶ、今回の映画の名シーンは

七瀬の奮闘?のおかげで、窮地を乗り切った計が

ライバル会社の二人に向かって言葉を発するシーンです。

 

計:

「死んでみたら、全てが分かったよ」

「目に見えるものは幻想で、目に見えないものが真実だった」

「大事なものは、目に見えないものばかりだ」

 

気持ちは、言葉にしないと伝わらない・・・

一度死んでみたら、相手に興味がわき相手のことを知りたいと思う。

そして、相手の大切さも。

 

 

6、この映画のみどころ

今回の映画の見所を3つ

 

①「豪華すぎる出演者」

なんで?と思えるくらいこれでもかと豪華の出演者が脇役で出演しています。

池田エライザ竹中直人佐藤健西野七瀬・・・etc

映画を観て「この人も出てんの!」と楽しめることでしょう(笑)

 

②「コメディ要素、強め」

生死をテーマに制作された映画なのに、全然暗い気分にならずチョコチョコ入るコメディ要素に、思わず「クスッ」と笑ってしまいます。

リリー・フランキーの役の名前が「火野」っていうのも、堤真一と共演する某CMから、とってるんでしょうね( ´艸`)

 

③「その人の存在がなくなってから、大切さがわかる」

仮死状態になった計は、幽体状態になって七瀬の行動を見守ります。

そして七瀬も計の今までの行動を辿ることで、今まで考えていた父親像と違う父親の思いを知ることになります。

そのなかで、お互いの大切さに気づけ七瀬は、自分にとっての”やりがい”や”生きがい”を見つけていきます。

 

存在が近すぎると「言わなくても、わかる」と思ったり、素直になれなかったりして自分の本当の気持ちを喋れなくなってしまうもの。

 

「気持ちは、言葉にしないと伝わらない」

 

大切な人には、近くに存在してくれてるときに、本当の気持ちを伝えよう。

 

皆さんも、ぜひ鑑賞してみてください。

もしかしたら・・・

鑑賞後に家族や恋人・友達に、いつもより優しくなれるかも(^^)

 

 

7、この映画・・・こんな人にオススメ!

  • 豪華なキャストが、観たいひと
  • 広瀬すずファンのひと
  • 「自分が、なぜ生きているのか?」と悩んでいるひと