鑑賞日和

本や映画ドラマなどの感想をぼちぼちと

「おばあちゃんの家」~幼き頃の思い出~

 

おばあちゃんの家(字幕版)

おばあちゃんの家(字幕版)

  • 発売日: 2020/07/03
  • メディア: Prime Video
 

 「おばあちゃんの家」

~幼き頃の思い出~

 

こんにちは!

皆さんは、幼い頃遠くに住むおじいちゃんやおばぁちゃんの家に、泊まりにいった事がありますか?

田舎の畦道や透き通った川の水、遠くでなく虫や鳥たちの声。

普段と違う土地での思い出というのは、とても印象深くて記憶に残るものです。

そんな記憶を呼び覚ましてくれる様な映画

 

「おばあちゃんの家」

 

それでは、書いていきます!

※ネタバレを一部含みますので、ネタバレがイヤな方は一度視聴してから読んで頂くと幸せます。

 

 

もくじ

1、タイトル 評価

2、概要

3、主要な登場人物

4、あらすじ

5、名シーン

6、この映画のみどころ

7、この映画・・・こんな人にオススメ!

 

 

1、「おばあちゃんの家」

評価:★★★★☆

ジャンル:ヒューマンドラマ

 

 

2、概要

 2002年製作の韓国映画

 

公開日:2002年3月29日

監督・脚本:イ・ジャンヒャン

撮影:ユン・ホンシク

音楽:キム・テホン

上映時間:87分

 

主要なキャスト:

ユ・スンホ(サンウ)

キム・ウルブン(おばあさん)

トン・ヒョヒ(サンウの母)

ミン・ギョンフン(チョリ)

イム・ウンギョン(ヘヨン)

 

 

3、主要な登場人物

(サンウ)

ソウル育ちの7歳。

ゲームとテレビが大好きな現代っ子で、母に連れられて来た何もない山奥の地に嫌気がさす。

同年代の子供には、人見知りし一人で遊ぶことかがほとんど。

読み書きも話すことも出来なく、簡単に意思が通じないおばあさんに最初は苛立つが・・・

 

(おばあさん)

ソウルから遠く離れた山奥で一人で暮らしている。

サンウの母方の祖母で、都会で仕事を探す母親の代わりにサンウの面倒をみることになる。

読み書きと口が利けず、ジェスチャーで他人との意思疎通を図っている。

 

(サンウの母)

おばあさんの娘で、サンウの母親。

17歳で集落を飛び出し、サンウを産んだあとシングルマザーとしてサンウを育てる。

ソウルで仕事を探す間、サンウを実家の母に預ける。

 

(チョリ)

家業を手伝い。一人暮らしのおばあさんをも、気に掛ける心優しい朱落の少年。

サンウにも親切に接しようとするが、サンウの頑なな拒否にあう。

 

(ヘヨン)

集落に暮らす少女。

チョリと幼馴染で、相思相愛の仲。

サンウに、憧れられる。

 

 

4、あらすじ

7歳の息子サンウを一人で育てていた母親は、生活苦のため17歳で飛び出した山奥の集落である自分の故郷の祖母のもとへ「仕事が見つかるまで」との理由で、サンウを一時預けることにする。

山奥の村でたった一人で住んでいた祖母は、文字も読み書き出来ず口も利けない。

一方、都会で育ったサンウにとっては、何もない田舎の生活は苦痛以外の何物でもなかった。

欲求不満を祖母に隠すことなくぶつけるサンウ。

しかし、おばあちゃんは、そんなわがまま放題の孫をただの一度も叱ることはしなかった・・・

 

 

5、名シーン※ここからネタバレを含みます。

今回の映画の名シーンは・・・

母親の仕事も決まり、都会に帰ることが決まった夜。

口が利けず電話することも出来ないであろう祖母に「身体が痛い」と「会いたい」という簡単な文字を教えて、何かあれば手紙を出してと言うサンウ。

しかし、いままで読み書きをしてこなかったおばあちゃんにとっては、そんな簡単な文字を書くことさえ至難でした。

「自分は祖母の為に何かできないか?」と考えたサンウ。

翌朝、迎えに来た母親とともに、バスに乗る時にあるものをおばあちゃんに渡すのですが・・・

 

今まで自分が大切だと思っていたものより、さらに大切なものを見つけたサンウ。

とおばあちゃんとの別れのシーンが、今回の映画の名シーンです。

 

 

 

 

6、この映画のみどころ

今回の映画の見所を3つ。

 

①「絵に描いたような、わがまま小僧のサンウ」

ま~、ソンウがワガママです。

おばあちゃんのことを「口もきけないクセに」やら「バカ!」と平気で、罵ったり、出されたご飯を投げたり、家の中をローラーブレードで走ったり、家の中にクレヨンで落書きしたり・・・

自分がおばあちゃんなら、間違いなく制裁を加えとります 笑

それほどの悪童ぶりなので、最初は全然感情移入できませんでした。(;´・ω・)

これでもかというワガママぶりを堪能してみてください。

 

②「のどかな田舎の景色」

美しい風景と田舎特有のそこに住む人達の穏やかさに、しばし癒されます。

主人公以外の人達は「おばあちゃん」も含め役者さんじゃなく、撮影した現地の人達だそうで「だから演じてやってる感がないのか~」と妙に納得してしまいました。

朗かで嫌味がなく、困っている人がいたら皆で助ける。。。

古き良き時代の人達やのどかな田舎の風景に、心奪われてください。

 

③「何も言わず自己犠牲の精神で、孫を思うおばあちゃん」

①で述べた通り、ワガママ放題のサンウ。

普通の人なら、絶対サジを投げるような子供です(-_-;)

そんなワガママ小僧をおばあちゃんは、何も語らず自分の事より大切にします。

育てた野菜を売りわずかばかり手に入れたお金で、サンウのお菓子や食事、クツを買います。

サンウをバスに乗せ、自分は遠い町から徒歩で村まで帰るなど・・・

自己犠牲の精神がスゴイです。

そんなおばあちゃんの態度に少しづつですが、サンウも態度を改めていきます。

 

そういえばウチのばあちゃんも「自分のことよりまずは孫たちのことを心配してくれてたな~」とこの映画を鑑賞して、改めて思い出しました。

 

そんな幼き頃の思い出を引っ張り出してくれる様な映画

 

「おばあちゃんの家」

 

皆さんも、ぜひ鑑賞してみてください(^^)

 

 

7、この映画・・・こんな人にオススメ!

  • おばあちゃん子だったひと
  • 幼い頃、家族に素直になれなかったひと
  • 幼い頃に行った祖父母の家を思いだしたいひと