「おばあちゃんの家」~幼き頃の思い出~
「おばあちゃんの家」
~幼き頃の思い出~
こんにちは!
皆さんは、幼い頃遠くに住むおじいちゃんやおばぁちゃんの家に、泊まりにいった事がありますか?
田舎の畦道や透き通った川の水、遠くでなく虫や鳥たちの声。
普段と違う土地での思い出というのは、とても印象深くて記憶に残るものです。
そんな記憶を呼び覚ましてくれる様な映画
「おばあちゃんの家」
それでは、書いていきます!
※ネタバレを一部含みますので、ネタバレがイヤな方は一度視聴してから読んで頂くと幸せます。
もくじ
1、タイトル 評価
2、概要
3、主要な登場人物
4、あらすじ
5、名シーン
6、この映画のみどころ
7、この映画・・・こんな人にオススメ!
1、「おばあちゃんの家」
評価:★★★★☆
ジャンル:ヒューマンドラマ
2、概要
2002年製作の韓国映画。
公開日:2002年3月29日
監督・脚本:イ・ジャンヒャン
撮影:ユン・ホンシク
音楽:キム・テホン
上映時間:87分
主要なキャスト:
ユ・スンホ(サンウ)
キム・ウルブン(おばあさん)
トン・ヒョヒ(サンウの母)
ミン・ギョンフン(チョリ)
イム・ウンギョン(ヘヨン)
3、主要な登場人物
(サンウ)
ソウル育ちの7歳。
ゲームとテレビが大好きな現代っ子で、母に連れられて来た何もない山奥の地に嫌気がさす。
同年代の子供には、人見知りし一人で遊ぶことかがほとんど。
読み書きも話すことも出来なく、簡単に意思が通じないおばあさんに最初は苛立つが・・・
(おばあさん)
ソウルから遠く離れた山奥で一人で暮らしている。
サンウの母方の祖母で、都会で仕事を探す母親の代わりにサンウの面倒をみることになる。
読み書きと口が利けず、ジェスチャーで他人との意思疎通を図っている。
(サンウの母)
おばあさんの娘で、サンウの母親。
17歳で集落を飛び出し、サンウを産んだあとシングルマザーとしてサンウを育てる。
ソウルで仕事を探す間、サンウを実家の母に預ける。
(チョリ)
家業を手伝い。一人暮らしのおばあさんをも、気に掛ける心優しい朱落の少年。
サンウにも親切に接しようとするが、サンウの頑なな拒否にあう。
(ヘヨン)
集落に暮らす少女。
チョリと幼馴染で、相思相愛の仲。
サンウに、憧れられる。
4、あらすじ
7歳の息子サンウを一人で育てていた母親は、生活苦のため17歳で飛び出した山奥の集落である自分の故郷の祖母のもとへ「仕事が見つかるまで」との理由で、サンウを一時預けることにする。
山奥の村でたった一人で住んでいた祖母は、文字も読み書き出来ず口も利けない。
一方、都会で育ったサンウにとっては、何もない田舎の生活は苦痛以外の何物でもなかった。
欲求不満を祖母に隠すことなくぶつけるサンウ。
しかし、おばあちゃんは、そんなわがまま放題の孫をただの一度も叱ることはしなかった・・・
5、名シーン※ここからネタバレを含みます。
今回の映画の名シーンは・・・
母親の仕事も決まり、都会に帰ることが決まった夜。
口が利けず電話することも出来ないであろう祖母に「身体が痛い」と「会いたい」という簡単な文字を教えて、何かあれば手紙を出してと言うサンウ。
しかし、いままで読み書きをしてこなかったおばあちゃんにとっては、そんな簡単な文字を書くことさえ至難でした。
「自分は祖母の為に何かできないか?」と考えたサンウ。
翌朝、迎えに来た母親とともに、バスに乗る時にあるものをおばあちゃんに渡すのですが・・・
今まで自分が大切だと思っていたものより、さらに大切なものを見つけたサンウ。
とおばあちゃんとの別れのシーンが、今回の映画の名シーンです。
6、この映画のみどころ
今回の映画の見所を3つ。
①「絵に描いたような、わがまま小僧のサンウ」
ま~、ソンウがワガママです。
おばあちゃんのことを「口もきけないクセに」やら「バカ!」と平気で、罵ったり、出されたご飯を投げたり、家の中をローラーブレードで走ったり、家の中にクレヨンで落書きしたり・・・
自分がおばあちゃんなら、間違いなく制裁を加えとります 笑
それほどの悪童ぶりなので、最初は全然感情移入できませんでした。(;´・ω・)
これでもかというワガママぶりを堪能してみてください。
②「のどかな田舎の景色」
美しい風景と田舎特有のそこに住む人達の穏やかさに、しばし癒されます。
主人公以外の人達は「おばあちゃん」も含め役者さんじゃなく、撮影した現地の人達だそうで「だから演じてやってる感がないのか~」と妙に納得してしまいました。
朗かで嫌味がなく、困っている人がいたら皆で助ける。。。
古き良き時代の人達やのどかな田舎の風景に、心奪われてください。
③「何も言わず自己犠牲の精神で、孫を思うおばあちゃん」
①で述べた通り、ワガママ放題のサンウ。
普通の人なら、絶対サジを投げるような子供です(-_-;)
そんなワガママ小僧をおばあちゃんは、何も語らず自分の事より大切にします。
育てた野菜を売りわずかばかり手に入れたお金で、サンウのお菓子や食事、クツを買います。
サンウをバスに乗せ、自分は遠い町から徒歩で村まで帰るなど・・・
自己犠牲の精神がスゴイです。
そんなおばあちゃんの態度に少しづつですが、サンウも態度を改めていきます。
そういえばウチのばあちゃんも「自分のことよりまずは孫たちのことを心配してくれてたな~」とこの映画を鑑賞して、改めて思い出しました。
そんな幼き頃の思い出を引っ張り出してくれる様な映画
「おばあちゃんの家」
皆さんも、ぜひ鑑賞してみてください(^^)
7、この映画・・・こんな人にオススメ!
- おばあちゃん子だったひと
- 幼い頃、家族に素直になれなかったひと
- 幼い頃に行った祖父母の家を思いだしたいひと