鑑賞日和

本や映画ドラマなどの感想をぼちぼちと

「劇場版 鬼滅の刃 無限列車編」~心を燃やせ~

 

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「劇場版 鬼滅の刃 無限列車編」

~心を燃やせ~

 

 

こんにちは!

鑑賞してきました!

今や興行収入は、200億を越え空前のブームとなっている映画「劇場版鬼滅の刃 無限列車編」

そして・・・泣きました!(笑)

アニメ・漫画ともに、鑑賞しており内容もストーリー展開も知っているのに「鑑賞して良かった!」と思える映画でした。

なぜなら《美麗な絵・場面にあった音楽・熱のこもった声・感動のストーリー》

どれも一級品だったからです(^^)

”冷めきった日常に「炎を灯す」ような映画”

 

普段、家と仕事場の行き来だけ、たまの休日もダラダラと過ごして後悔してしまう・・・

何もしてはいないのだが、確かに何かを経験したような気持ちになる。

【感情を動かされる映画】

 

現在、コロナ渦でテレビを点ければ、暗いニュースばかり・・・

先も見えず鬱屈とした今だからこそ、感情を表に出したいと思いませんか?

怒り・悲しみ・悔しさ、そしてどんな状況においても、未来へ進む為の勇気という感情を体験させてくれる。

三つの名シーンが、この映画にはあります。

 

それが

①自分が信じている人を決して、裏切らない炭治郎

②自分の有利な状況以外では、戦わない鬼に向かい言葉を放つ炭治郎

③煉獄杏寿郎の言葉

(※今回は、名シーンが三つありました('◇')ゞ)

 

出来ればこの映画は、映画館の大スクリーンで鑑賞していただきたい!

休日・もしくは仕事帰りのレイトショーで

鑑賞した後、間違いなく誰かと気持ちを共有したくなること間違いなし(笑)

 

それでは書いていきます!(※ネタバレを含みますので、ネタバレがイヤな方は一度視聴してから読んで頂ければ幸せます。) 

 

 

 

もくじ

1、タイトル 評価

2、概要

3、登場人物

4、あらすじ

5、名シーン

6、感想

7、この映画・・・こんな人にオススメ!

 

 

 

1、「劇場版 鬼滅の刃 無限列車編」

評価:★★★★★

 

 

2、概要

 ジャンル:アニメ(ファンタジー・アクション)

 

吾峠呼世晴の漫画「鬼滅の刃」を原作とした2020年公開の日本映画

 

公開日(日本):2020年10月16日

原作:吾峠呼世晴

監督:外崎春雄

キャラクターデザイン・総作画監督松島晃

撮影監督:寺尾優一

3D監督:西脇和樹

音楽:梶浦由記・椎名豪

アニメーション制作:ufotable

主題歌:LiSA「炎」

 

キャスト(声優)

花江夏樹(竈門炭治郎)

鬼頭明里(竈門禰豆子)

下野紘(我妻善逸)

松岡禎丞(嘴平伊之助)

日野聡(煉獄杏寿郎)

小山力也(煉獄槇寿郎)

豊口めぐみ(煉獄瑠火)

榎木淳弥(煉獄千寿郎)

平川大輔(魘夢)【下弦の壱】

石田彰(猗窩座)【上弦の参】

 

 

3.登場人物

 (竈門炭治郎)

心優しい炭売りの少年

家族を鬼に惨殺されており、唯一生き残り鬼になった妹「禰豆子」を人間に戻す事と、家族の仇討ちのため鬼狩りの組織である「鬼殺隊」に入る。

臭覚に長けており、鬼や相手の急所などの”匂い”を嗅ぎ分けることができる。

 

(竈門禰豆子)

 炭治郎の妹

他の家族と同様に鬼に襲われるが、傷口に鬼の血が入り込み鬼に変貌してしまう。

通常、鬼に変貌したものは人間を襲うものだが、禰豆子は人間を襲わず逆に人間を庇う稀有な存在である。

兄の炭治郎と共に、人間に戻る方法を探す旅に出る。

 

(我妻善逸)

 炭治郎と同期の鬼殺隊士

耳が良く、人や鬼などの”音”を聞き分ける。

自分に自信が持てず、しばしば自嘲的な発言をし普段は頼りないのだが、極度の恐怖に陥ると眠りに落ち、別人の様に頭の切れる人格へと変わる。

偶然出会った炭治郎と行動を共にするようになる。

禰豆子に、一目惚れ。

 

(嘴平伊之助)

 炭治郎と同期の鬼殺隊士。

常に猪の頭を被る不思議な風貌で、好戦的な性格をしている。

山育ちで触覚が鋭く、視界に入っていないものでも居場所を捉えることが出来る。

最初は炭治郎達と敵対していたが、行動を共にするようになる。

 

(煉獄杏寿郎)

 鬼殺隊の主軸となる”柱”の一人。炎柱。

 

(煉獄槇寿郎)

煉獄杏寿郎の父親

 

(煉獄瑠火)

煉獄杏寿郎の母親

杏寿郎が幼き時に、病死している。

 

(煉獄千寿郎)

煉獄杏寿郎の弟

 

(魘夢)

鬼達の首領で、人間を鬼に変えることが出来る唯一の鬼である「鬼舞辻無惨」によって選別された鬼達の精鋭集団「十二鬼月」

その中でもより強い階級(上弦)・弱い階級(下弦)に大別されており、更にそれぞれに6ずつの階級がある。

階級は少ない数字になる程、強さを増す。

魘夢は下弦の鬼の中で一番強い(壱の位の鬼)

 

(猗窩座)

「十二鬼月」上弦の鬼(参の位の鬼)

 

 

4、あらすじ

蝶屋敷での修行を終えた炭治郎たちは、次なる任務の地《無限列車》に到着する。

そこでは、短期間のうちに四十人以上もの人間が行方不明になっているという。

禰豆子を連れた炭治郎と善逸、伊之助の一行は、鬼殺隊最強の剣士である《柱》のひとり、炎柱の煉獄杏寿郎と合流し、闇を往く《無限列車》の中で、鬼に立ち向かうのだった。 

 

 

5、名シーン(※ここからネタバレを含みます)

 

①自分が信じている人を決して裏切らない炭治郎

 

今回の敵「魘夢」は、夢を操る鬼

炭治郎も例外なく眠らされてしまいます。

夢の中では、鬼に惨殺されたはずの家族が元気に暮らしている。

途中から、鬼に夢を見せられていると気付き家族に後髪を引かれながらも、なんとか夢の世界から脱出するのですが・・・

脱出の仕方が、夢の中で自決すること(゚Д゚;)

なんという胆力!

 

夢から覚め、魘夢と直接対決を挑むのですが、何度も眠らされその都度「自決」し戦うのです。

「こりゃ、もう普通の夢じゃダメだ」と思った魘夢は、炭治郎にこんな夢を見せ精神を崩壊させようとします。

その夢とは・・・

家族から「なんで助けてくれなかったの・・・一人だけ生き残ってズルい!」やら、「この役立たず!」やら、あげくには「お前が死ねば良かったのに・・・」

もう私なら、発狂するような言葉を投げかけられます。( ;∀;)

 

しかし、炭治郎はすぐさま自決し夢から目を覚まし魘夢にこう言って切りかかって行くのです。

(炭治郎)

「言うはずが無いだろうそんなことを俺の家族が!!」

 「俺の家族を侮辱するなァアアァアアア!!」

 

果たして夢だとて姿形がそのままで、家族から罵詈を受けて私は炭治郎の様に信じ抜くことが出来たかどうか・・・

その底抜けの器の大きさ、そして優しさに心を震わせたシーンでした。

 

②自分に有利な状況以外では、戦わない鬼に向けて言葉を放つ炭治郎

 

鬼は日の光を浴びると滅びてしまいます。

200人の無限列車の乗客を守りながら、誰も死なせず戦った後、煉獄杏寿郎は<上弦の参の鬼>「猗窩座」とそのまま戦うこととなります。

いくら身体を刀で刻でも、首を斬らない限り死ぬこともなくすごいスピードで傷を再生する猗窩座に対して、少しずつ体力を消耗していく杏寿郎・・・

そして、猗窩座の拳が杏寿郎の身体を突き抜ける。

日の光が差し込んでき始めていることに気づく猗窩座は、自分の腕を引きちぎり一目散に日の光の届かない森の中へと逃げて行くのですが・・・

 

逃げる猗窩座に、自分の刀を投げつけ炭治郎が言葉を放ちます。

(炭治郎)

「逃げるな卑怯者!!逃げるなァ!!!」

「いつだって鬼殺隊は、お前らの有利な夜の闇の中で闘っているんだ!!」

「生身の人間がだ!!傷だって簡単には塞がらない!!失った手足が戻ることもない!!」

「逃げるな馬鹿野郎!!馬鹿野郎!!」

「卑怯者!!」

「お前なんかより、煉獄さんの方がずっと凄いんだ!!強いんだ!!」

「煉獄さんは負けてない!!誰も死なせなかった!!」

「戦い抜いた!!守り抜いた!!」

「お前の負けだ!!煉獄さんの勝ちだ!!」

 「うあぁぁぁぁぁぁぁぁ」

と最後には、泣き崩れる炭治郎

 

この時の炭治郎役の声優「花江さん」の感情のこもった叫び

心に刺さります。

 

これはロンブーの敦さんも言っていましたが、ネット社会での誹謗中傷に似ていると私も思ったシーンでした。

自分の傷つかない有利な場所から自分が気持ちよくなりたいがため、人を傷つける。

体力を消耗していけば、その人は死んでしまうと知っていながら・・・

 

「老いることも死ぬことも、人間という儚い生き物の美しさだ」

「老いるからこそ、死ぬからこそ堪らなく愛おしく尊いのだ」

「強さとは、肉体に対してのみ使う言葉ではない」

これは、杏寿郎の言葉です。

 

儚い命を一生懸命生きた人たちは、皆勝者です。

 

 

③杏寿郎の言葉

 

これは杏寿郎が炭治郎たちに残した最後の言葉です。(一部抜粋)

 

(煉獄杏寿郎)

 「胸を張って生きろ」

「己の弱さや不甲斐なさに、どれだけ打ちのめされようと」

「心を燃やせ、歯を喰いしばって前を向け」

 「君が足を止めて蹲っても、時間の流れは止まってくれない」

「共に寄り添って、悲しんではくれない」

「もっともっと成長しろ」

「俺は信じる!君たちを信じる!!」

 

そして、今際のきわ

「強き者が、弱き者を助ける事が責務だ」と教えてくれた母が、目の前に立っているのです。

 

杏寿郎は母に聞きます。

「母上、俺はちゃんとやれただろうか。果たすべきことをやるべきことを

全うできましたか?」

母の答えに、安堵したように笑う杏寿郎

 

幼き頃に母親を亡くし、妻を亡くしたショックにより気力を失った父親からはぞんざいに扱われ、たった一人の弟を悲しませないように歯を喰いしばり生きてきた漢の最後の母親に見せる子供のような表情。。。

なんとも、涙なしには語れないシーンです。

 

 

6、感想

 

え~、今回書きたいことが多すぎて、かなりの長文になってしまいました(゚Д゚;)

しかし、それだけ感情を動かされる良い映画だったという事です。

久しぶりに、心が震えました(*'▽')

 

内容を知ってればなお良いでしょうが、内容を知らなくても楽しめるような作品でしたので、映画を鑑賞したその日一日を「特別な日」にしてくれると思います。

ぜひ、皆さんも鑑賞してみてください(^^)

 

学校、会社帰り、休日、家族、友達、恋人そして一人でも、あなたの日常に、彩りを与えてくれる映画をどうぞ!

 

 

7、この映画・・・こんな人にオススメ!

 

  • 最近、感動していないというひと
  • 話題作を観たいというひと
  • 誰かが残してくれたものを絶やさず、残したいひと
  • 心を燃やす言葉が欲しいひと

 

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  • 発売日: 2020/10/10
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