「コンジアム」~霊を刺激するべからず~
「コンジアム」
~霊を刺激するべからず~
こんにちは!
皆さんは、昔「肝試し」と称して心霊スポットを巡ったことが有りませんか?
私は、自慢じゃありませんが一度も有りません!
だって、怖いですやん((((;゚Д゚))))ガクガクブルブル
幸い周りに、そんな”バチ当たり”なことをしようなんて考えを持つ友達が居なかったから、良かったものの・・・
もしも、若い時にパリピな友達が誘ってきていたら、周りに流されて行っていたかも知れません(;´д`)
今回の映画は、2012年にCNNの「世界七大禁断の地」にの一つに選出された韓国最恐の心霊スポットと言われる京畿道広州市に実在する「コンジアム精神病院跡」を舞台にしたホラー映画です。
この映画を鑑賞したら、きっと廃墟に「肝試し」にいこうなんて”バチ当たり”な考えなんて雲散霧消してしまうことでしょう。
それでは韓国のホラー映画「コンジアム」
書いていきます!
もくじ
1、タイトル 評価
2、概要
3、主要な登場人物
4、あらすじ
5、今回の映画の見所
6、感想
1、「コンジアム」
評価:★★★☆☆
ジャンル:ホラー(ファウンド・フッテージ)
2、概要
2018年に制作の韓国のホラー映画
公開日:2018年3月28日
監督:チョン・ボムシク
脚本:チョン・ボムシク パク・サンミン
撮影:ユン・ジョンホ
音楽:ナ・ユンシク
上映時間:94分
主要なキャスト:
ウィ・ハジュン(ハジュン) パク・ジウヒョン(ジウヒョン)
オ・アヨン(アヨン) ムン・イェウォン(シャーロット)
ユ・ジェユン(ジェユン) パク・ソンフン(ソンフン)
イ・スンウク(スンウク)
3、主要な登場人物
ハジュン:
YouTubeで恐怖動画を配信する人気チャンネル「ホラータイムズ」の主宰者
視聴者数100万人を目標に、コンジアム精神病院でのLIVE配信を計画
一般参加者を募集した。
ジウヒョン:
コンジアム精神病院への配信LIVEの為に、集められた一般参加者の女性
アヨン:一般参加者の女性
イェウォン:
一般参加者の女性
帰国子女で、恐怖体験マニア
皆からは「シャーロット」と呼ばれている
ジェユン:
一般参加者の男性
メンバーの中でも、ひときわの臆病者
ソンフン:
「ホラータイムズ」のスタッフで、メインカメラを担当している。
スンウク:
「ホラータイムズ」のスタッフ
4、あらすじ
戦時中、旧日本軍により拷問や処刑の目的で建てられた施設を使って、戦後「精神病院」として開院したが、大勢の患者が不可解な死を遂げ院長も突然失踪・・・
その後も、不可解な出来事が多発した為、呪われた病院として廃院となった「コンジアム精神病院」
YouTubeで恐怖動画を配信する人気チャンネル「ホラータイムズ」を主宰するハジュンは、視聴者数100万人を目標とするべく
自身は屋外のテントから動画をチェックしながら指示を出し、メンバーに病院内を探索させ最終的には、開けたら死ぬと噂される4階の402号室に辿りつくような形で「コンジアム精神病院」への潜入をLIVE配信するという計画。
この計画を一緒に体験してくれる一般参加者を募集していた。
募集により集まった男女7人のメンバーにより始まったLIVE配信
チャンネルメンバーのみが事前に病院に訪れて細工していた演出により、一般参加者が恐怖におののく姿により視聴者数は順調に伸びていくのだが・・・
院長室で演出の為に行った”降霊の儀式”を境に雲行きが怪しくなっていき、怪奇現象が続発していく・・・
5、今回の映画の見所(※ここからネタバレを一部含みます)
今回の映画の見所を3つ
①「徐々に恐怖を盛り上げていく展開」
最初は一般参加で集まった男女が合コンのような形で出会い「肝試し」を楽しむようなノリで、廃墟の病院に入っていくのですが・・・
視聴者数を稼ぐためにとった面白半分での行動が、徐々に雲行きの怪しくなるような展開へと変わっていきます。
その霊が出てくるまでの展開がジワジワと恐怖を演出していて、鑑賞しているこちらとしても「もうココらへんで、帰ろ」やら「いやいや、なんでそんなバチ当たりな事をするん!」と一人でTVに話かけてしまうほどのレベルでした。(笑)
正直私は霊が出てからよりも、出てくる前までの方が怖かったです。(ノД`)・゜・。
②「POV(主観視点)ならではの恐怖」
今回の映画、出演者の視点と完全に一致させ、リアルな臨場感を作り出す”POV形式”をとっています。
出演者と一緒の目線で、同じ恐怖を味わえるのがこの映画の醍醐味と言えます。
この世に有り得ないものが見えてしまったメンバーが、その現実を受け入れたく無くて目を背けるシーンがあるのですが、やっぱ見えてない状態が怖くなってきて・・・もう一度有り得ないものの方を見てしまう。
「見ても見なくても、この状況自体が怖いからどうしたらいいの?」というメンバーの心情が自分が体験しているような気持ちで鑑賞できます。
これも主観視点ならではの体験なんだと感心してしまします。
③「リアリティの追及」
今回の映画には、小型アクションカメラのGo Proやドローンなどの最新機器を使って撮影をしていて、大半が”俳優本人達が撮影したシーン”で構成されています。
そして、音響はBGMや効果音を後から付け加えるという演出を一切しておらず現場での”環境音”のみを採用しています。
そしてそして、映像には実際の「コンジアム精神病院」での撮影もあるという徹底ぶり
このリアリティの追及が、鑑賞者の想像力と恐怖を掻き立て、これ以上ない臨場感とスリルを産み出しています。
6、感想
序盤から中盤にかけて、ジワジワと恐怖を増長させて終盤に怒涛の恐怖を味わわせてくれる映画です。
出演者の視点と恐怖にゆがむ出演者の顔と叫び声に、恐怖を感じる映画で
きっと映画館で鑑賞したら、映像と音響で恐怖は倍増していたかなと思います。
この映画の残念な点は、深夜に暗い廃墟で撮影されている為、時々何が起こっているのかわからなくなる点と終盤に怒涛のスピードで話が進むので中盤にジワジワ感じていた恐怖が薄くなってしまった所です。
ファウンド・フッテージ(映画のジャンルの一つで、撮影者が行方不明などになった為、埋もれていた映像とういう設定のフィクション作品)の為、後日談や何も謎が解けないというモヤモヤ感が残る映画ですが、怖いことに間違いはない。
夜中一人で部屋を暗くしてヘッドホンを付けて鑑賞したら間違いなく目をつむるのが怖くなるような(シャワー中、気配を感じて振り向いてしまうようなアレ)映画ですので、ホラー好きな人はぜひ鑑賞してみてください!
この映画の教訓
「決して面白半分で、霊に失礼なことしちゃダメ!!」
('ω')ノ