「壬生義士伝」~何故、男は守銭奴と呼ばれたのか~
「壬生義士伝」
~何故、男は守銭奴と呼ばれたのか~
こんにちは!
あなたは、周りの人達の意見や批判に振り回されて 「自分が何をしたいのか」
分からなくなった事はないですか?
今回、ご紹介する映画は周りの人達にどれだけ罵られようとも、自分の「大切なもの」を守るために生き抜いた一人の侍の物語。
「壬生義士伝」です。
この映画を鑑賞することで、「自分はこういう人間だ!」というブレない軸を見つける手掛かりを手に入れることが出来るかもしれません。
「心の中に自分の信念を持つ」ということを教えてくれる映画「壬生義士伝」
それでは、書いていきます!
(※ネタバレを含みますので、ネタバレがイヤな方は一度視聴してから読んで頂ければ幸せます。)
もくじ
1、タイトル 評価
2、概要
3、主な登場人物
4、あらすじ
5、名シーン
6、感想
7、この映画・・・こんな人にオススメ!
1、「壬生義士伝」
評価:★★★★☆
ジャンル:時代劇(ヒューマンドラマ)
2、概要
2003年公開の 浅田次郎原作による小説「壬生義士伝」の映画化作品
公開日:2003年1月18日
監督:滝田洋二郎
脚本:中島丈博
撮影:浜田毅
音楽:久石譲
上映時間:137分
主要なキャスト:
夏川結衣(しづ・大野みつ)
中谷美紀(ぬい)
山田辰夫(佐助)
三宅裕司(大野次郎右衛門)
村田雄浩(大野千秋)
伊藤淳史(大野千秋:青年期)
藤間宇宙(吉村嘉一郎)
3、主要な登場人物
(吉村貫一郎)
盛岡・南部藩の下級武士ながら、北辰一刀流の免許皆伝の腕を持っている。
学才と剣術の腕を藩から認められ助教として、藩校の教壇に立っていた。
しかし、その生活は武士としての体面をようやく保てるほどのもので、実際のところは食べていくのもやっとの貧しい生活だった。
ある日家族を置いてひとり突然に脱藩し、京都で新選組隊士に身を置いていた。
(斎藤一)
新選組三番隊隊長。
腕も立つが、無愛想で無駄口を叩かない。左利き。
吉村貫一郎のことを虫が好かない男と思っている。
(吉村しづ)
吉村貫一郎の妻
(大野みつ)
吉村貫一郎の娘であり、大野千秋の妻。
(ぬい)
東北出身・斎藤一の愛人。
(佐助)
大野家に勤める下男。
(大野次郎右衛門)
四百石取りの家柄と実力を併せ持ち、周囲からも絶大な信頼を得ている。
貫一郎とは元組付きの部下であると同時に、竹馬の友でもある。
(大野千秋)
大野次郎右衛門の息子。
嘉一郎とは、幼馴染であり貫一郎に剣術や学問を学んだ。
(吉村嘉一郎)
吉村貫一郎の息子。
脱藩浪士の父の汚名を背負い、苦しい少年時代を生きるが、父親の血をひいて剣術にも長け利発に育つ。
4、あらすじ
盛岡・南部藩の下級武士として生まれ藩を脱藩し、新選組の隊士となった吉村貫一郎。
この時代の脱藩は亡命と一緒で、故郷に帰ることはもう叶わない・・・
朴訥な人柄でありながらも北辰一刀流免許皆伝の腕前を持つ貫一郎は、金の為、新選組の危険な任務で人を斬り続ける。
「生きるために、人を斬る」
侍としての矜持を忘れ、金の為に人を斬る・・・
しかし、貫一郎は、金を稼ぎどうしても生き続けなければならない理由があった・・・
5、名シーン (※ここからネタバレを含みます)
新選組と官軍との戦いの中、重傷を負った貫一郎は、大野次郎右衛門を頼りに大阪盛岡・南部藩の蔵屋敷へと身を寄せた。
「官軍に殺され犬死するくらいならば、盛岡・南部藩に帰りたい。」と
願いでる。
しかし、次郎右衛門にも差配役としての立場がある。
朝敵となった貫一郎をかくまえば、盛岡・南部藩も朝敵になってしまう・・・
次郎衛門は、貫一郎に「一部屋貸すので、武士らしくここで腹を斬れ!」と言うのだった。
切腹する覚悟を決めた貫一郎は、雪化粧に染まる景色を見つめ、遠い故郷に住む家族たちに語りかける。
「しづ、嘉一郎、みつ、きちろう、わしは地獄にも極楽にもいがねぇぞ」
「わしはオメェたちと共におる。片時も離れねぇで、オメェたちと・・・」
死ぬときまで、家族を思い家族の為に生き抜いた一人の侍の最後のシーン。
とても、胸に迫るものがあります。
6、感想
「国を捨てた脱藩者」「金に汚い守銭奴」「国を思う志もない侍」
貫一郎が浴びせられる言葉は、辛辣な言葉ばかりです。
それでも貫一郎は、家族を守るために「おもさげながんす!」と言い笑うのみ・・・
侍としての志をちゃんと持っており、自分の藩のことを心から愛していた男がどれだけの気持ちで過ごしていたのでしょう。
自分が生き続け家族にお金を送ることで、家族を守り続けた漢の生きざまには涙がでました。
この映画を観て自分が感じたことは3つ
①決してブレない自分の軸を持つこと
②自分の行動に、最後まで責任を持つこと
③自分を犠牲にしてでも、守るものがあるということ
自分の信念は何なのか・・・
まずは「自分にとって譲れない大切なもの」なんなのかを考えてみようと思えた映画でした。
皆さんも、ぜひ
動乱の世の中を生きた侍の「揺るぎない信念」を鑑賞してみてください。
何かを感じられるかもしれません(^^)
7、この映画・・・こんな人にオススメ!
- 武士としてではなく、家族の為に生きた漢を観たいひと
- 新選組が好きなひと
- 信念を貫いた男の生きざまを観たいひと
「九月の恋と出会うまで」~運命を変えるのは自分~
「九月の恋と出会うまで」
~運命を変えるのは自分~
こんにちは!
自分が行動することで、自分が大切だと思える人を守れるとしたら・・・
あなたは、行動できますか?
今回、ご紹介する「九月の恋に出会うまで」
登場する高橋一生演じる「平野進」は、川口春奈演じる「北村志織」の隣人であり、小説家を目指しながら会社員をする平凡な男。
小説は書いてはみるものの人に読ますほどの自信はない・・・
そんな男が、行動をする勇気を持てたのはなぜか?
この映画を鑑賞することで、あなたも誰かの為に勇気を持って行動したくなるかも
いつでも運命を変えるのは自分次第と教えてくれる映画。
それでは、書いていきます!
※ネタバレを含めますので、ネタバレがイヤな方は一度視聴してから読んで頂ければ幸せます。
もくじ
1、タイトル 評価
2、概要
3、主な登場人物
4、あらすじ
5、名シーン
6、感想
7、この映画・・・こんな人にオススメ!
1、「九月の恋と出会うまで」
評価:★★★☆☆
ジャンル:恋愛(ドラマ・ファンタジー・ロマンス)
2、概要
松尾由美原作による恋愛小説「九月の恋と出会うまで」の実写化映画。
公開日:2019年3月1日
原作:松尾由美「九月の恋と出会うまで」
監督:山本透
脚本:草野翔吾 山田麻以 山本透
撮影:飯田佳之
音楽:Evan Call
主題歌:androp「Koi」
上映時間:105分
主要なキャスト:
高橋一生(平野進)
川口春奈(北村志織)
浜野謙太(倉)
中村優子(祖父江)
川栄李奈(香穂)
古館佑太郎(森秋真一)
ミッキー・カーチス(権藤)
3、主な登場人物
(平野進)
志織の隣の部屋に住む、小説家を目指している営業マン。
小説家は目指してはいるが、人に読ませるほどの自信はない。
志織と出会い、志織に未来から話かけてきた謎の人物「しらの」を一緒に探すこととなる。
(北村志織)
平野の住むマンションに、つい最近引っ越してきた。
旅行代理店に勤めている。
芸術家が集まるマンションを「サロンみたい」と気にいっている。
大学時代から、写真を撮るのが趣味で休みの日にはカメラを持って出かける。
(倉)
志織と同じマンションに住む、音楽家。
陽気な雰囲気な住人で、ウワサ話が好き。
(祖父江)
志織と同じマンションに住む舞台女優。
(香穂)
志織の勤めている旅行代理店の後輩。
(森秋真一)
志織の大学時代の彼氏。
大学卒業後、アメリカに行き音信不通となった。
(権藤)
志織の住むマンションのオーナー。
4、あらすじ
オーナーのこだわりで、芸術活動をしている人しか入居できないマンションに、引っ越して来たばかりの北村志織。
芸術家ばかり集まるマンションを「サロンみたい」と気にいっていた。
ある日、自分の部屋のエアコンの取り付け口から志織に話かける声が・・・
話を聞いてみると声の主は、志織の隣の部屋に住む「平野進」で、信じられないことに「一年後の未来から声をかけている」と言うのです。
最初は、全然信じていなかった志織も、ズバズバと未来の事を言い当てる「未来の平野」の話を徐々に信じていくことになっていく。
そして、「未来の平野」は「どうか僕を助けると思って、理由は聞かず【現在の僕】を尾行して欲しい」とお願いされるのだが・・・
5、名シーン(※ここからネタバレをふくみます。)
今回の映画の名シーンは、二人が大学時代の志織の恋人「森秋真一」の情報を得るために志織の通っていた大学に出向くシーンです。
キャンパスで学生たちが、沢山のシャボン玉を飛ばし二人がそのシャボン玉に囲まれる場面
ほのかに互いのことが気になっている二人、志織はシャボン玉にはしゃぐ進をカメラにコッソリとおさめます。
ふたりの恋が、進んでいくのではないかと思えるシーンが今回の名シーンです。
大量のシャボン玉って、観てるだけで異世界にいったような気分になりますよね
(^^)
6、感想
進はタイムパラドックスの危機から志織を守るために、今まで持てなかった勇気を持って自分の殻を破り「小説家になる」という夢を叶えます。
誰か「大切な人」をのために、勇気を持って行動することで運命を変えた二人の時空を越えた恋の物語でした。
この映画を観て得た3つのこと
①自分の殻を破る勇気を持つこと
②誰かの為の行動は、自分の為にもなるということ
③愛は、時空さえも越える強さを持っているということ
いつだって、自分の運命を変えるのは自分
誰かの為に勇気を持って行動することで、あなたの運命さえ良い方向に進む。
そんなことを考えさせて貰えた映画でした(^^)
あなたも、そんな気持ちになってみませんか?
ぜひぜひ、鑑賞してみてください。
7、この映画・・・こんな人にオススメ!
「里見八犬伝」~心躍る、冒険ファンタジー~
「里見八犬伝」
~心躍る、冒険ファンタジー~
こんにちは!
皆さんは、最近ワクワクやドキドキをする体験していますか?
考えてみると子供の頃は、私達の身近にワクワクやドキドキが溢れていました。
今回の映画は、私が少年だった頃ワクワクドキドキしながら観た映画「里見八犬伝」です。
子供の頃は冒険や見た事もない世界に興味をそそられて、この先どんな展開が待っているのかとワクワクして観ていましたが、大人になっても子供の頃の気持ちを思いだしてワクワクして観ることが出来ました。(^^)
そんな心躍る冒険活劇「里見八犬伝」
それでは、書いていきます!
※ネタバレを含みますので、ネタバレがイヤな方は一度視聴してから読んで頂ければ幸せます。
もくじ
1、タイトル 評価
2、概要
3、主要な登場人物
4、あらすじ
5、名シーン
6、感想
7、この映画・・・こんな人にオススメ!
1、「里見八犬伝」
評価:★★★☆☆
2、概要
公開日:1983年12月10日
監督:深作欣二
撮影:仙元誠三
音楽:NOBODY
主題歌:ジョン・オバニオン「里見八犬伝」「八犬士のテーマ(White Light)
上映時間:136分
主要なキャスト:
薬師丸ひろ子(静姫)
松坂慶子 声のみの出演(伏姫)
真田広之(犬江親兵衛)
千葉真一(犬山道節)
寺田農(犬村大角)
志穂美悦子(犬坂毛野)
京本政樹(犬塚信乃)
福原拓也(犬川荘助)
苅谷俊介(犬田小文吾)
大葉健二(犬飼現八)
夏木マリ(玉梓)
目黒祐樹(蟇田素藤)
萩原流行(妖之介)
岡田奈々(浜路)
汐路章(幻人)
ヨネヤマ・ママコ(船虫)
3、主要な登場人物
【里見家】
(静姫)
里見家の姫。
姫にしては、活発な性格。
自分以外の里見家の一族を殺され、武蔵国の叔父(太田資正)に助けを乞う為の旅路の途中で、親兵衛や道節に出会う。
一時は親兵衛に連れ去られるも、親兵衛の粗暴であるが心根の優しい性格に惹かれていく。
(伏姫)
100年前の里見家の姫で、死に際に八つの霊玉を遺す。
その霊玉により、姫を守る八犬士を導く。
【光の軍団(八犬士)】
(犬江親兵衛)(仁)
孤児で百姓に育てられ、侍に憧れて一国一城の主を狙って静姫をつけ狙うも、一緒に行動していくうちに静姫に惹かれていく。
大鎌の二刀流を武器とする。
(犬山道節)(忠)
里見義実に仕えた祖父が100年前の出来事を描き残した絵巻を所持し、八犬士を集めつめるべく大角と共に行動している。
八犬士のリーダー格の犬士。
病いに侵されており、余命1か月と診断されている。
(犬村大角)(義)
里見義実の家臣の子孫。
修験者が立ち寄る小屋で育った為、武芸と学問に通じている。
山伏姿で銃や爆薬を武器とする。
(犬坂毛野)(礼)
唯一の女犬士。
呪われし生まれつきで「誰からも愛されず、誰も愛さず」を信条にし孤独に暗殺を生業として生きてきた。
浜路の婚礼の席にて、女田楽の舞踊をしながら蛇を操り、隙をついて代官の首を刎ねる。
妖之助に見初められるも、敵対することになる。
(犬塚信乃)(孝)
義妹(浜路)と密かに想いあっていたが、代官殺しの手引きをしたと勘違いされ、浜路が自分を庇って叔父に切り殺された事に激高し、一族を切り殺してしまう。
原因を作った毛野との確執を乗り越えて八犬士の仲間になる。
(犬川壮助)(智)
成人だが、子供の姿をした犬士。
異形の者たちが住む洞窟で育ち、人並み外れた聴覚を持つ。
(犬田小文吾)(悌)
巨体で怪力の犬士。
荘助と同じ洞窟で育つ。
(犬飼現八)(信)
闇の軍団の侍大将で非道を繰り返していたが、霊玉を手に入れ、親兵衛が吹く伏姫のい笛の音により、正義の心に目覚める。
槍術を得意とする。
【闇の軍団】
(玉梓)
100年前、毒婦として蟇田定包を操り民衆を苦しめていた為に、里見義実らに焼き殺された。
「御霊様」の力で妖艶な美貌の妖怪として復活し、血の池に入ることで永遠の若さを保っている。
親兵衛は、玉梓の次男の転生した姿だあることが明かされる。
(蟇田素藤)
玉梓の長男。
玉梓とともに焼き殺されたが、復活して静姫以外の里見一族を皆殺しにした。
生まれ変わった姿は、皮膚が焼きただれていた為、高貴な姫達の皮膚を移植しており、最後の皮膚として静姫を狙う。
(妖之介)
大蛇の化身。
毛野を「自分の為に生まれてきた女」惚れ込み、我が物にしようとする。
(浜路)
義兄である信乃を想い続け、自分の婚礼の席で結婚相手である代官が死んだ事で、信乃と駆け落ちしようとするも代官暗殺の手引きをしたと疑われた信乃を庇って命を落とす。
遺体は幻人によって回収され、吐息や血などが全部毒という身体に改造され、闇の軍団の配下として八犬士の敵となって甦る。
(幻人)
御霊様の司祭で、素藤の皮膚の移植や、浜路の全身を毒に変えるなど、医術・妖術に秀でている。
(船虫)
ムカデの妖怪で、普段は老婆の姿をしている。
大角の母親を殺し、成りすまして静姫を襲う。
4、あらすじ
100年の昔、領主「蟇田定包」を操り民衆を苦しめていた毒婦「玉梓」
しかし、悪政はいつまでも続かなかった・・・里見家「里見義実」達により征伐され城もろとも焼き殺されたのだ。
里見家への怨念を遺し死んだ玉梓は、悪霊「御霊様」の力を借りて100年後の世界に、妖怪として蘇った。
そして、里見家への恨みを晴らすべく【闇の軍団】を率いて、里見家がいる館山城へと攻め入った。
里見一族は虐殺され、静姫だけが生きのびる。
その姫も【闇の軍団】に追われ、助けを求め領主でもある叔父の「太田資正」のいる武蔵国を目指す。
旅の途中、100年前の里見家の姫「伏姫」が遺した【八つの霊玉】に導かれて静姫を守る為に集った八犬士達に出会っていくのだが・・・
5、名シーン(※ここからネタバレを含みます)
玉梓率いる【闇の軍団】に連れ去られた静姫を救う為に、敵の住む城へと侵入する【八犬士】
【闇の軍団】と【八犬士】の戦いが描かれたアクションシーンが、今回の名シーンです。
一人また一人と自分を犠牲にして、仲間を静姫の待つ城の奥へと進ませる【八犬士】
そして、崩れゆく城から脱出していくシーンなど。
当時の特撮の技術をふんだんに使っていて、素晴らしいものです。
そして、千葉真一率いるJACの確かなアクションもまた見入ってしまう出来です。
JACの二大スターである真田広之と志穂美悦子が出演してるんだから、アクションに関しては言うことなしでしょう( ´艸`)
6、感想
いや~、懐かしかった。
そして、少年漫画のような恋愛・仲間・妖怪・冒険などの要素がふんだんに盛り込まれていて少年時代に戻ってワクワクしながら鑑賞出来ました!
角川春樹の厳選した小説を原作にしているだけあり、珠玉のストーリーと呼べる物語です。
ちょっと残念なのが、映画ように物語を2時間にギュッと詰め込んでいる為、後半が駆け足ぎみに進んでしまう所ですかね~
八犬士たちひとりひとりにフォーカスした物語があれば、もっと面白くなりそうでした。
まぁ、そこは原作の鎌田敏夫の「新・里見八犬伝」で、補完していくという事で・・・
監督はあの「仁義なき戦い」の深作欣二監督、だからこそ暴力描写もちゃんと描かれていますし、アクションシーンは千葉真一率いるJACの本物のアクション。
この二つが融合しているんだから、そりゃあもう見応えがあります。
この映画を観て感じた重要なことは、3つ
①原作者も脚本に関わった、しっかりとしたストーリー
②JACのアクションと深作監督のウソのない暴力描写
③「里見八犬伝」について、もっと詳しく話の内容を知りたくなるあとを引く好奇心
これが心躍る冒険活劇「里見八犬伝」
子供の頃の様な、どんなことが起きるんだろうというドキドキワクワクを体験をもう一度、あなたも体験してみませんか?
7、この映画・・・こんな人にオススメ!
「記憶にございません!」~ちょっとしたキッカケ~
「記憶にございません!」
~ちょっとしたキッカケ~
こんにちは!
皆さんは、今の自分から新しい性格の自分に変わりたいと思ったことはありますか?
ぶっちゃけ、私は何度もあります(笑)
そんなわけで・・・
今回ご紹介する映画は、「憲政史上一番の悪者総理」からあるキッカケを機に、変貌をとげたある男の物語。
「記憶にございません!!」です。
いままでの自分を変えることは、難しいことではない。
自分自身が「変わる」という確固たる決意があれば出来ることなんだ。
この映画が、あなたにとっての「ちょっとしたキッカケ」になるかもしれません。
人生には、ターニングポイントがあり「あるキッカケ」で
「新しい自分へと変われる!」
それでは、書いていきます!(※ネタバレを含みますので、ネタバレがイヤな方は一度視聴してから読んで頂くと幸せます。 )
もくじ
1、タイトル 評価
2、概要
3、:主要な登場人物
4、あらすじ
5、名シーン
6、感想
7、この映画・・・こんな人にオススメ!
1、「記憶にございません!」
評価:★★★☆☆
ジャンル:コメディ(ドラマ)
2、概要
監督・脚本三谷幸喜、2019年公開の日本映画
フジテレビ開局60周年記念作品
公開日:2019年9月13日
監督:三谷幸喜
脚本:三谷幸喜
撮影:山本英夫
音楽:荻野清子
上映時間:127分
主要キャスト:
中井貴一(黒田啓介)
ディーン・フジオカ(井坂)
石田ゆり子(黒田聡子)
小池栄子(番場のぞみ)
斎藤由貴(寿賀さん)
吉田洋(山西あかね)
濱田龍臣(黒田篤彦)
ROLLY(鱒淵影虎)
木村佳乃(スーザン・セントジェームス・ナリカワ)
佐藤浩市(古郡祐)
3、主要な登場人物
(黒田啓介)
第127代内閣総理大臣。
傲慢不遜な態度をとり、国会での討論での度重なる暴言や失言などを行った結果、憲政史上最悪となる内閣支持率2.3%を記録していた。
しかし、演説中に一般人からの投石を受けて、事の一切の記憶を失う。
(井坂)
首相秘書官。
啓介の記憶喪失を国家最高機密として扱い、記憶を失っている啓介を補佐する。
(黒田聡子)
啓介の妻。
夫の秘書官である井坂と不倫をしているとの噂がある。
(番場のぞみ)
首相秘書官の井坂と共に啓介を支える。
(寿賀さん)
首相官邸料理人。
何事にもマイペース。
(山西あかね)
野党第二党の党首。
啓介とは、初当選同期であり、かつては同じ党に所属していた。
(黒田篤彦)
啓介の一人息子。
悪徳総理大臣になった嫌われ者の父に呆れている。
深夜に警察に補導されるなどの問題行動を起こしている。
(鱒淵影虎)
聡子の兄で、啓介の義兄。
実父は総理大臣だったが、父が後継として、自身ではなく啓介を指名したことに複雑な思いを持つ。
ギターの演奏を得意としている。
(スーザン・セントジェームス・ナリカワ)
米国初の日系女性大統領。
(鶴丸大悟)
国民人気が高く、過去10年間、総理大臣は5回変わったが、官房長官を一貫して務め続けている。
これにより「影の総理大臣」とも称されている。
日本ゴルフ協会の名誉会長でもある。
(古郡祐)
裏社会に通じている。
今は金で動き、ゆすりたかりも行うが、元は情熱に燃える政治記者だった。
4、あらすじ
ある日、ある男が病院のベットの上で目覚めた。
しかし、あろう事か男は一切の記憶を失っていたのだ・・・
こっそり病院を抜け出した男は、ある食堂でTVに映る自分に気づく。
演説の最中に、傍聴していた一般人から投石を受けてしまい、病院に直行するこの国の総理大臣(黒田啓介)が、自分自身だったのだ。
しかも、国会における討論での暴言等が原因で相当な「嫌われ者の総理大臣」であるという更なる衝撃が待っていた。
記憶喪失になってしまった黒田は、秘書官を名乗るもの達に総理大臣官邸に連れ戻され、記憶喪失の状態にあることを最高機密として守るように告げられる。
国会議員になってから、現在に至るまでの一切の記憶を失ってしまったが故に、黒田は進めていたであろう政策や国会議事堂の場所、果ては自分の家族である妻と息子の名前すら思えだせなくなっていた。
そんな混乱の最中になんとアメリカ合衆国大統領が来日し、日米首脳会談に挑むことになる。
周囲の人間全員を巻き込んで、黒田の一発逆転のドラマが始まる。
5,名シーン(※ここからネタバレを含みます。)
記憶を失う前までは、自分自身の保身を第一に考え「影の総理大臣」と言われる(鶴丸大悟)の操り人形のように、自分の信念も曲げて総理大臣を務めていた啓介。
記憶を失ったことをキッカケに、初心に戻り心を入れ替えて総理大臣の職務に当たろうとします。
しかし、その為には鶴丸が官房長官のままでは、変わらないと秘書官の井坂に言われ、啓介は鶴丸に戦いを挑む事を決意します。
国会議事堂の廊下で、すれ違う啓介と鶴丸
啓介は鶴丸の真意を知る為に、こう問いかけていきます。
(啓介)
「あなたは、この国をどうしたいんです?」
(鶴丸)
「考えたこともないな・・・自分の人生を生きるのに精いっぱいでね」
問いは続きます
(啓介)
「貴方は、なぜ政治家になられたのです?」
(鶴丸)
「政治家として何がしたいか?・・・一年生議員の発想だよ(笑)」
「少しでも長くこの世界にいる。それが私のモチベーションだ。悪いかね?」
「考えてみたまえ。今、わが国の政治は、正しく機能している。健全じゃないか。実に」
「この国の国民は、変化を好まない…大事なことは、平穏であることだよ。違うかね?」
(啓介)
「どんなに澄んでいても、溜まった水はいずれ汚れます。」
(鶴丸)
「民家を押し流す鉄砲水より、よほどマシだと思うがねぇ。」
(啓介)
「お気持ちを伺えて良かったです。これで、心置きなく貴方と戦うことが出来ます。」
こうして、面と向かって宣戦布告をするシーンが、今回の映画の名シーンです。
6、感想
記憶を失う前の啓介は、国会での討論・聴衆に向かっての暴言。
「長い物には巻かれろ精神」で、私利私欲を肥や為だけに政治家をしているような男です(笑)
現実の世界でだったら、すぐ議題にあがって辞任に追い込まれるでしょうが・・・
そこは映画、娯楽、エンターテインメントだと割り切れば「人生に必要な事」を教えてくれる映画でした。(^^)
啓介は、記憶を失ったことをキッカケに「自分が何故政治家になりたかったのか」「何故、今の人生や周りの人達を大切にしてないのだろう」と考えます。
そして、ピンチをチャンスに新しい人生を歩く決意をします。
この映画を通して、私が学んだことは3つ。
①「誰に対しても、素直に」
- 自分の誤りを認め素直に、謝り改める。
- 「私にはあなたの力が、必要です!」と素直に、助けを求める。
②「自分にウソをつかない」
- 自分が「こうしたい・こうありたい」と思える信念を持ち確固たる決意でのぞむ。
③「新しい自分には、いつでも変われる」
- ちょとしたキッカケさえあれば、人はいつでも変われる
実際の国会では、こんなことは起こりえないでしょうが、クスッと笑えて人生にとって必要な事をなにげに教えてくれる。
そんな作品でした。(^^)
人生をやり直すことは出来ないかもですが、今日から変わることは出来ます。
人生にはターニングポイントあり、あるキッカケで
「新しい自分へ、変われる!」
「新しい自分へに変わることは、いつでもできるけど・・・キッカケさえあれば・・・」
と考えているそこのあなた
もしかしたら、この映画が、キッカケになるかもしれませんよ(*‘∀‘)
7、この映画・・・こんな人にオススメ!
- 自分の人生に嫌気がさしているひと
- 変わる為のキッカケが欲しいひと
- クスッと気軽に笑える映画が観たいひと
「劇場版 鬼滅の刃 無限列車編」~心を燃やせ~
「劇場版 鬼滅の刃 無限列車編」
~心を燃やせ~
こんにちは!
鑑賞してきました!
今や興行収入は、200億を越え空前のブームとなっている映画「劇場版鬼滅の刃 無限列車編」
そして・・・泣きました!(笑)
アニメ・漫画ともに、鑑賞しており内容もストーリー展開も知っているのに「鑑賞して良かった!」と思える映画でした。
なぜなら《美麗な絵・場面にあった音楽・熱のこもった声・感動のストーリー》
どれも一級品だったからです(^^)
”冷めきった日常に「炎を灯す」ような映画”
普段、家と仕事場の行き来だけ、たまの休日もダラダラと過ごして後悔してしまう・・・
何もしてはいないのだが、確かに何かを経験したような気持ちになる。
【感情を動かされる映画】
現在、コロナ渦でテレビを点ければ、暗いニュースばかり・・・
先も見えず鬱屈とした今だからこそ、感情を表に出したいと思いませんか?
怒り・悲しみ・悔しさ、そしてどんな状況においても、未来へ進む為の勇気という感情を体験させてくれる。
三つの名シーンが、この映画にはあります。
それが
①自分が信じている人を決して、裏切らない炭治郎
②自分の有利な状況以外では、戦わない鬼に向かい言葉を放つ炭治郎
③煉獄杏寿郎の言葉
(※今回は、名シーンが三つありました('◇')ゞ)
出来ればこの映画は、映画館の大スクリーンで鑑賞していただきたい!
休日・もしくは仕事帰りのレイトショーで
鑑賞した後、間違いなく誰かと気持ちを共有したくなること間違いなし(笑)
それでは書いていきます!(※ネタバレを含みますので、ネタバレがイヤな方は一度視聴してから読んで頂ければ幸せます。)
もくじ
1、タイトル 評価
2、概要
3、登場人物
4、あらすじ
5、名シーン
6、感想
7、この映画・・・こんな人にオススメ!
1、「劇場版 鬼滅の刃 無限列車編」
評価:★★★★★
2、概要
ジャンル:アニメ(ファンタジー・アクション)
吾峠呼世晴の漫画「鬼滅の刃」を原作とした2020年公開の日本映画
公開日(日本):2020年10月16日
原作:吾峠呼世晴
監督:外崎春雄
撮影監督:寺尾優一
3D監督:西脇和樹
音楽:梶浦由記・椎名豪
アニメーション制作:ufotable
主題歌:LiSA「炎」
キャスト(声優)
花江夏樹(竈門炭治郎)
鬼頭明里(竈門禰豆子)
下野紘(我妻善逸)
松岡禎丞(嘴平伊之助)
日野聡(煉獄杏寿郎)
小山力也(煉獄槇寿郎)
豊口めぐみ(煉獄瑠火)
榎木淳弥(煉獄千寿郎)
平川大輔(魘夢)【下弦の壱】
石田彰(猗窩座)【上弦の参】
3.登場人物
(竈門炭治郎)
心優しい炭売りの少年
家族を鬼に惨殺されており、唯一生き残り鬼になった妹「禰豆子」を人間に戻す事と、家族の仇討ちのため鬼狩りの組織である「鬼殺隊」に入る。
臭覚に長けており、鬼や相手の急所などの”匂い”を嗅ぎ分けることができる。
(竈門禰豆子)
炭治郎の妹
他の家族と同様に鬼に襲われるが、傷口に鬼の血が入り込み鬼に変貌してしまう。
通常、鬼に変貌したものは人間を襲うものだが、禰豆子は人間を襲わず逆に人間を庇う稀有な存在である。
兄の炭治郎と共に、人間に戻る方法を探す旅に出る。
(我妻善逸)
炭治郎と同期の鬼殺隊士
耳が良く、人や鬼などの”音”を聞き分ける。
自分に自信が持てず、しばしば自嘲的な発言をし普段は頼りないのだが、極度の恐怖に陥ると眠りに落ち、別人の様に頭の切れる人格へと変わる。
偶然出会った炭治郎と行動を共にするようになる。
禰豆子に、一目惚れ。
(嘴平伊之助)
炭治郎と同期の鬼殺隊士。
常に猪の頭を被る不思議な風貌で、好戦的な性格をしている。
山育ちで触覚が鋭く、視界に入っていないものでも居場所を捉えることが出来る。
最初は炭治郎達と敵対していたが、行動を共にするようになる。
(煉獄杏寿郎)
鬼殺隊の主軸となる”柱”の一人。炎柱。
(煉獄槇寿郎)
煉獄杏寿郎の父親
(煉獄瑠火)
煉獄杏寿郎の母親
杏寿郎が幼き時に、病死している。
(煉獄千寿郎)
煉獄杏寿郎の弟
(魘夢)
鬼達の首領で、人間を鬼に変えることが出来る唯一の鬼である「鬼舞辻無惨」によって選別された鬼達の精鋭集団「十二鬼月」
その中でもより強い階級(上弦)・弱い階級(下弦)に大別されており、更にそれぞれに6ずつの階級がある。
階級は少ない数字になる程、強さを増す。
魘夢は下弦の鬼の中で一番強い(壱の位の鬼)
(猗窩座)
「十二鬼月」上弦の鬼(参の位の鬼)
4、あらすじ
蝶屋敷での修行を終えた炭治郎たちは、次なる任務の地《無限列車》に到着する。
そこでは、短期間のうちに四十人以上もの人間が行方不明になっているという。
禰豆子を連れた炭治郎と善逸、伊之助の一行は、鬼殺隊最強の剣士である《柱》のひとり、炎柱の煉獄杏寿郎と合流し、闇を往く《無限列車》の中で、鬼に立ち向かうのだった。
5、名シーン(※ここからネタバレを含みます)
①自分が信じている人を決して裏切らない炭治郎
今回の敵「魘夢」は、夢を操る鬼
炭治郎も例外なく眠らされてしまいます。
夢の中では、鬼に惨殺されたはずの家族が元気に暮らしている。
途中から、鬼に夢を見せられていると気付き家族に後髪を引かれながらも、なんとか夢の世界から脱出するのですが・・・
脱出の仕方が、夢の中で自決すること(゚Д゚;)
なんという胆力!
夢から覚め、魘夢と直接対決を挑むのですが、何度も眠らされその都度「自決」し戦うのです。
「こりゃ、もう普通の夢じゃダメだ」と思った魘夢は、炭治郎にこんな夢を見せ精神を崩壊させようとします。
その夢とは・・・
家族から「なんで助けてくれなかったの・・・一人だけ生き残ってズルい!」やら、「この役立たず!」やら、あげくには「お前が死ねば良かったのに・・・」
もう私なら、発狂するような言葉を投げかけられます。( ;∀;)
しかし、炭治郎はすぐさま自決し夢から目を覚まし魘夢にこう言って切りかかって行くのです。
(炭治郎)
「言うはずが無いだろうそんなことを俺の家族が!!」
「俺の家族を侮辱するなァアアァアアア!!」
果たして夢だとて姿形がそのままで、家族から罵詈を受けて私は炭治郎の様に信じ抜くことが出来たかどうか・・・
その底抜けの器の大きさ、そして優しさに心を震わせたシーンでした。
②自分に有利な状況以外では、戦わない鬼に向けて言葉を放つ炭治郎
鬼は日の光を浴びると滅びてしまいます。
200人の無限列車の乗客を守りながら、誰も死なせず戦った後、煉獄杏寿郎は<上弦の参の鬼>「猗窩座」とそのまま戦うこととなります。
いくら身体を刀で刻でも、首を斬らない限り死ぬこともなくすごいスピードで傷を再生する猗窩座に対して、少しずつ体力を消耗していく杏寿郎・・・
そして、猗窩座の拳が杏寿郎の身体を突き抜ける。
日の光が差し込んでき始めていることに気づく猗窩座は、自分の腕を引きちぎり一目散に日の光の届かない森の中へと逃げて行くのですが・・・
逃げる猗窩座に、自分の刀を投げつけ炭治郎が言葉を放ちます。
(炭治郎)
「逃げるな卑怯者!!逃げるなァ!!!」
「いつだって鬼殺隊は、お前らの有利な夜の闇の中で闘っているんだ!!」
「生身の人間がだ!!傷だって簡単には塞がらない!!失った手足が戻ることもない!!」
「逃げるな馬鹿野郎!!馬鹿野郎!!」
「卑怯者!!」
「お前なんかより、煉獄さんの方がずっと凄いんだ!!強いんだ!!」
「煉獄さんは負けてない!!誰も死なせなかった!!」
「戦い抜いた!!守り抜いた!!」
「お前の負けだ!!煉獄さんの勝ちだ!!」
「うあぁぁぁぁぁぁぁぁ」
と最後には、泣き崩れる炭治郎
この時の炭治郎役の声優「花江さん」の感情のこもった叫び
心に刺さります。
これはロンブーの敦さんも言っていましたが、ネット社会での誹謗中傷に似ていると私も思ったシーンでした。
自分の傷つかない有利な場所から自分が気持ちよくなりたいがため、人を傷つける。
体力を消耗していけば、その人は死んでしまうと知っていながら・・・
「老いることも死ぬことも、人間という儚い生き物の美しさだ」
「老いるからこそ、死ぬからこそ堪らなく愛おしく尊いのだ」
「強さとは、肉体に対してのみ使う言葉ではない」
これは、杏寿郎の言葉です。
儚い命を一生懸命生きた人たちは、皆勝者です。
③杏寿郎の言葉
これは杏寿郎が炭治郎たちに残した最後の言葉です。(一部抜粋)
(煉獄杏寿郎)
「胸を張って生きろ」
「己の弱さや不甲斐なさに、どれだけ打ちのめされようと」
「心を燃やせ、歯を喰いしばって前を向け」
「君が足を止めて蹲っても、時間の流れは止まってくれない」
「共に寄り添って、悲しんではくれない」
「もっともっと成長しろ」
「俺は信じる!君たちを信じる!!」
そして、今際のきわ
「強き者が、弱き者を助ける事が責務だ」と教えてくれた母が、目の前に立っているのです。
杏寿郎は母に聞きます。
「母上、俺はちゃんとやれただろうか。果たすべきことをやるべきことを
全うできましたか?」
母の答えに、安堵したように笑う杏寿郎
幼き頃に母親を亡くし、妻を亡くしたショックにより気力を失った父親からはぞんざいに扱われ、たった一人の弟を悲しませないように歯を喰いしばり生きてきた漢の最後の母親に見せる子供のような表情。。。
なんとも、涙なしには語れないシーンです。
6、感想
え~、今回書きたいことが多すぎて、かなりの長文になってしまいました(゚Д゚;)
しかし、それだけ感情を動かされる良い映画だったという事です。
久しぶりに、心が震えました(*'▽')
内容を知ってればなお良いでしょうが、内容を知らなくても楽しめるような作品でしたので、映画を鑑賞したその日一日を「特別な日」にしてくれると思います。
ぜひ、皆さんも鑑賞してみてください(^^)
学校、会社帰り、休日、家族、友達、恋人そして一人でも、あなたの日常に、彩りを与えてくれる映画をどうぞ!
7、この映画・・・こんな人にオススメ!
- 最近、感動していないというひと
- 話題作を観たいというひと
- 誰かが残してくれたものを絶やさず、残したいひと
- 心を燃やす言葉が欲しいひと
「ベテラン」~百戦錬磨の老練者~
「ベテラン」
~百戦錬磨の老練者~
こんにちは!
今回の映画は、韓国の映画「ベテラン」です。
私が韓国の俳優の中で、一番好きな俳優さん・・・ファン・ジョンミンが主演を務めるアクション映画
財閥の御曹司の傍若無人な犯罪に、確固とした覚悟で「否!」を叩きつけるベテラン刑事の物語
クスッと笑うシーンもあれば、「くそ~」と悔しくなるシーンも・・・そして、爽快なシーンもある映画になっております。
それでは書いていきます!
※ネタバレを一部含みますので、ネタバレがイヤな方は一度視聴してから読んで頂ければ幸せます。
もくじ
1、タイトル 評価
2、概要
3、登場人物
4、あらすじ
5、名シーン
6、感想
7、この映画・・・こんな人にオススメ!
1、「ベテラン」
評価:★★★★☆
2、概要
2015年公開の韓国映画(アクション)
公開日:2015年12月12日(日本)
監督:リュ・スンワン
脚本:リュ・スンワン
撮影:チェ・ヨンファン
音楽:パン・ジュンソク
上映時間:123分
キャスト:
ファン・ジョンミン(ソ・ドチョル)
ユ・アイン(チョ・テオ)
オ・ダルス(オ チーム長)
ユ・へジン(チェ常務)
チョン・ウンイン(ペ運転手)
チョン・マンシク(チョン・ソグ所長)
ソン・ヨンチャン(チョ・ドンゴン会長)
チン・ギョン(イ・ジュヨン)
ユ・イニョン(チョン・ダヘ)
3、登場人物
(ソ・ドチョル)
広域捜査隊のベテラン刑事
刑事映画の出演女優でもあるダヘに、演技指導を行った事もあり、ダヘの所属事務所社長からシンジン財閥御曹司のチョ・テオを紹介される。
妻のジュヨンと息子の3人で、賃貸マンションに暮らしている。
暮らしは決して裕福ではないが刑事という職業に、誇りを持っており悪事を放って置けない性格をしている。
(チョ・テオ)
シンジン財閥の御曹司であるが、後妻の子であり腹違いの姉・兄とシンジン財閥内の権力争いを行っている。
シンジン財閥内で、弱い立場である従兄のチェ常務と共にシンジン財閥の中心になろうとしている野心家
財閥の御曹司である事に、胡坐をかき自分以外の者への敬意が足りず傍若無人な態度が目立つ人物
(オ チーム長)
ドチョルの所属する広域捜査隊のチーム長
ドチョルの事を昔からよく知る先輩で、熱血で暴走しやすいドチョルにいつも困らされている。
(チェ常務)
テオの従兄で、お目付け役
財閥内では弱い立場であるテオと共に、グループの中心へ行こうとする野心家でもある。
(ペ運転手)
テオの会社の同族会社でもある運送会社の運転手
ドチョルとは、ある事件の捜査で協力したことで旧知の仲となる。
業績悪化の為、今まで働いてきた賃金も払われず突然解雇通知を受けるという不当な待遇に抗議する為に、単身テオの会社の前で抗議活動を行う。
抗議の為テオと話し合いをした後、テオの会社内の非常階段で自殺を図る。
(チョン・ソグ所長)
ペ運転手が勤めていた運送会社の所長
いきなり会社をたたみ、社員に今までの給料も渡さず解雇し雲隠れしている。
(チョ・ドンゴン会長)
シンジン財閥の会長
体調がおもわしくない上、検察からの取り調べを受ける状況で、次の後継者をどうするのか迷っている。
(イ・ジュヨン)
ドチョルの妻
(チョン・ダヘ)
ドチョルに刑事映画の演技指導を受けたことのある女優
テオと付き合っており、妊娠もしている。
4、あらすじ
ソ・ドチョルは広域捜査隊のベテラン刑事。
ある捜査で知り合ったトラック運転手が、シンジン財閥の御曹司のチョ・テオとの待遇改善の交渉後にテオの会社のビルの非常階段から、飛び降り自殺を図った事件。
ベテラン刑事の勘から、運転手の自殺を疑ったドチョルは単独でシンジン財閥とテオの周辺を調査し始める。
自らの権力と財力に加えて暴力をも駆使して、ドチョルの捜査の妨害をするテオだったが、ドチョルは怯まずに巨大な悪に戦いを挑むのだった・・・
5、名シーン(※ここからネタバレを一部含みます)
この映画の名シーンは、ドチョルがテオを最後に追い詰めるシーンです。
財閥の金や権力を使い警察を裏から操ったり、ドチョルの家族に接触したり、ドチョル自身の命を狙ったりと何とか捜査の目から逃れていくテオを徐々に追い詰めていく。
最終的に決定的証拠を掴んだドチョルが、国外に逃亡しようとするテオを捕まえようとするシーンです。
カーチェイスあり、アクションありとクライマックスに相応しいシーンです。
6、感想
今回の映画、主役のファン・ジョンミンが好きな私
贔屓目に見ても、この映画は面白いです。
ファン・ジョンミンとの共演も多い、オ・ダルス、チョン・マンシクとの息のあった演技
そして、ユ・アインの財閥御曹司の傍若無人感・・・
まぁー、同情の余地のない「ちょークズ野郎」です(笑)
自分の思い通りにならなければ、癇癪を起こし暴力
自分の立場が悪くなると権力で握り潰すか、他人に罪を擦りつけて責任逃れ
最終的には、捕まらないように国外逃亡
本当に「なんだコイツ~!!」と芸人のジョイマンのツッコミみたいなセリフを吐いてしまいたくなる様な「クズ野郎」です( ´艸`)
だからこそ、ユ・アインが悪役に徹してくれたからこそ・・・
「絶対捕まえて欲しい!」と思えましたし、捕まえた時の爽快感がありました。
(^^)
韓国で上映された時、ちょうど「ナッツ・リターン事件」などの財閥の子息らの傍若無人な振舞いが話題になった時期と重なり観客動員数は1300万人を突破したそうです。
一般ピープルでは抗うことの出来ない巨大で凶悪な敵に、一人で立ち向かうベテラン刑事の爽快アクション映画を皆さんもぜひ!
余談ですが乱闘シーンではあのマ・ドンソク兄貴がチョイ役で出てきてテンションが上がります(笑)
7、この映画・・・こんな人にオススメ!
- スカッとしたいひと
- 巨大組織に挑む正義漢を観たいひと
- ファン・ジョンミン好き~のひと(もちろん!私もその一人 (笑))
「EXIT」~登れ!命を繋ぐため~
「EXIT」
~登れ!命を繋ぐため~
こんにちは!
今回、ご紹介する映画は、今人気の第7世代のEXITではなく・・・
2019年公開の韓国映画「EXIT]です。
今回の主人公、大学出てから実家に住み未だに就職に就けていないダメ男
特技と言えば、大学時代に培った山岳部でのクライミング技術と優しい心
でも・・・いざ窮地に陥った時のこの男
やるんです!頼れる男に変わるんです!
それでは、書いていきます!
※ネタバレを一部含みますので、ネタバレがイヤな方は一度視聴してから読んで頂ければ幸せます。
もくじ
1、タイトル 評価
2、概要
3、登場人物
4、あらすじ
5、名シーン
6、感想
7、この映画・・・こんな人にオススメ!
1、「EXIT」
評価:★★★★☆
ジャンル:パニック(サバイバル)
2、概要
2019年公開の韓国映画
公開日:2019年11月12日(日本)
監督:イ・サングン
脚本:イ・サングン
撮影:キル・イルヒョン
音楽:モグ
上映時間:103分
キャスト:
チョ・ジョンソク(ヨンナム)
イム・ヨナ【少女時代】(ウィジュ)
パク・インファン(チャンス)
コ・ドゥシム(ヒョンオク)
キム・ジヨン(ジョンヒョン)
カン・ギヨン(ク店長)
キム・ガンフン(ジホ)
3、登場人物
(ヨンナム)
就職にも就かず、実家で年老いた両親と一緒に暮らしている。
昼間は公園で鉄棒で汗を流している為、町で有名な「進撃の鉄棒男」とバカにした噂が流れている。
父親の「古希のお祝い」に、ウィジュが勤めている式場「雲の庭園」を選んだ。
大学時代に山岳部に入っており、高いクライミング技術を持っている。
上に3人の姉がいる。
(ウィジュ)
ヨンナムの大学時代の後輩で、同じ山岳部に入っていた。
大学時代にヨンナムに告白され、断っている。
現在は、式場「雲の庭園」の副店長をしておりク店長のセクハラに耐える日々を過ごしている。
(チャンス)
ヨンナムの父親
古希のお祝いを親戚一同に、お祝いしてもらう。
夫婦同士でよくケンカをしている。
(ヒョンオク)
ヨンナムの母親
手のかかるヨンナムの事をいつも心配している。
(ジョンヒョン)
ヨンナムの姉で長女
就職にも就かず実家にいるヨンナムの事を心配している。
(ク店長)
ウィジュの勤める式場「雲の庭園」の店長
ウィジュに想いを寄せており、店長という立場を利用してセクハラまがいのアプローチを繰り返している。
(ジホ)
ジョンヒョンの息子で、ヨンナムの甥っ子
近所で噂される「進撃の鉄棒男」(ヨンナム)のことを恥ずかしい存在と思っていて、ヨンナムを避けている。
4、あらすじ
かつて大学の山岳サークルに入っていたヨンナムは、就職に失敗し、未だに就職出来ず実家で家事手伝いに勤しむ日々を送っていた。
親族一同が集まる父の古希の祝賀パーティーに参加したヨンナムは、宴会場の職員として就職していた山岳サークルの後輩「ウィジュ」と再会する。
実はヨンナムは大学時代にウィジュに告白してフラれており、ウィジュの事が忘れられずに実家から遠いウィジュが勤めている宴会場を祝賀パーティーの会場として、予約したのだ。
その頃、都心部では製薬会社に恨みを持つ元職員の男が、有毒ガスを散布し大惨事となっていた。
有毒ガスは、停滞時間の長いガスで徐々に都心部を包み広がっていった。
ヨンナムとウィジュがいる宴会場のあるビルにも、有毒ガスは迫っておりビルに取り残された二人は、山岳サークル時代に研鑽した体力と技術をフル活用して更に高いビルからビルへと脱出を試みるのだが・・・
5、名シーン(※ここからネタバレを一部含みます)
今回の映画の名シーンは、主人公のヨンナムが屋上のカギを外側から開ける為に、式場のビルを登るシーンです。
最初は、命綱を付けて登っていくのだが・・・
途中、命綱が邪魔をして登れなくなり命綱を外し、ビルを登る所なんてホント手に汗握って見入ってしまいます!
高所恐怖症の私なんて、なおさらです(笑)
登りきれるかどうか、ヨンナムを応援してしまう事間違いなし!です(^^)
6、感想
あまり知られていない映画ですが、とっても楽しめて観れるパニック映画でした!
(映画の中で、かなりの人達が亡くなっているので不謹慎かもしれませんが(-_-;))
いつもは頼りなく、近所で悪いウワサのたつダメ男のヨンナムが家族や困った人達を救う為、孤軍奮闘する姿は誰もが応援したくなること間違いなし!です(笑)
そして親戚や家族たちの絆も、また観ていて心温まるものでした(^^)
最後の再会するシーン、ここだけの話私泣いちゃいましたからっ(笑)
テンポもよく、観始めたら最後まで一気に観れる映画でしたので皆さんもぜひ観てみてください!(^^)
しかし、ドローンがあんなに出てくるとは・・・時代を感じました(゚Д゚;)(笑)
7、この映画・・・こんな人にオススメ!
- 脱出劇を観たいひと
- 少女時代のユナファンのひと
- 「ダメ男でも、やる時はやるんだ!」って所を観たいひと