「新感染 ファイナル・エクスプレス」~首の座らないゾンビの群れ~
「新感染 ファイナル・エクスプレス」
~首の座らないゾンビの群れ~
こんにちは!
今回、ご紹介する映画は1016年公開の韓国映画「新感染 ファイナル・エクスプレス」です。
私、結構ホラー映画も好きでゾンビものも観るのですが、韓国のゾンビは今回がお初でした・・・
韓国のゾンビ動きが独特でめっさ気持ち悪いやん(笑)
起き上がり方独特、首の座らない赤ちゃんのように首を振って近づいてきます。
しかも、もうダッシュで!( ゚Д゚)
ジョージ・A・ロメロ監督の「ゾンビ」を観て育った私にとっては、驚愕の一言に尽きますΣ(゚Д゚)
だって、死体なのに走って来たら反則やん!(笑)
噛まれた人が次から次へと感染して、大勢が首振りながら走って近づいてきたら、そりゃ怖いって!Σ(・□・;)
しかも、新幹線の中で・・・・
では、書いていきます!
※ネタバレを一部含みますので、ネタバレがイヤな方は一度視聴されてから読んで頂ければ幸せます。
もくじ
1、タイトル 評価
2、概要
3、登場人物
4、あらすじ
5、名シーン
6、感想
7、この映画・・・こんな人にオススメ!
1、「新感染 ファイナル・エクスプレス」
評価:★★★★★
ジャンル:ホラー(パニック スリラー)
2、概要
2016年公開の韓国のゾンビ映画
公開日:2017年9月1日(日本)
監督:ヨン・サンホ
脚本:パク・ジュスク ジョースク・パーク
撮影:イ・ヒョンドク
音楽:チャン・ヨンギュ
上映時間:118分
キャスト:
コン・ユ(ソ・ソグ) キム・スアン(スアン)
チョン・ユミ(ソンギョン) マ・ドンソク(ユン・サンファ)
チェ・ウシク(ミン・ヨングク) アン・ソヒ(キム・ジニ)
キム・ウィソン(ヨンソク) パク・ミョンシル(ジョンギル)
イェ・スジョン(インギル) チェ・グィファ(ホームレス)
3、登場人物
ソ・ソグ:
娘が誕生日に、何を欲しがっているかも知らないような仕事人間で、それが原因で妻とは別居中・・・今は娘と母と一緒にソウルで暮らしている
普段は母に娘のことを任せっきりで、娘も全然なついておらず、どう接していいかもわからない状態
最初は自分と娘さえ助かればいいと考えているような自己中心的な性格だったが徐々に変わっていく
スアン:
ソグの一人娘
仕事で留守がちの父に、どう接していいのかわからない
自分の誕生日に、プサンに住む母に会いに行きたいと父に頼む
周りに気を遣う優しい性格
ソンギョン:
ユン・サンファの妻で、妊娠中
サンファンには、いつも強気に振舞う
産まれてくる子供の名前を考えるのを怠っているサンファンの代わりに胎児にあだ名を付けている
ユン・サンファ:
ソンギョンの夫
妻にはからきし弱い
本当は素手で、ゾンビと戦えるくらいに強い
ソグと同じ車両に乗っており、一緒に共闘することになる
ミン・ヨングク:
高校野球部のひとり
キム・ジニに告白された
ソグ達と共闘することになる
キム・ジニ:
高校野球部のマネージャー
ヨングクに、告白した
ヨンソク:
高速バス会社の常務
自分勝手な性格で、自分さえ助かれば他人のことなどどうでもいいという考えの人
ジョンギル:
高齢姉妹の妹
姉妹で、乗車していた
インギル:
高齢姉妹の姉
姉妹で、乗車していた
いつも、他人のことばかりで自分のことは後回しにする様な優しい性格
ホームレス:
ソウル駅にいたホームレス
身の危険を感じ、KTXに乗車する
片足が不自由で、足を引きずって歩く
4、あらすじ
ファンドマネージャーで、仕事人間のソ・ソグは、妻と別居し母や娘のスアンとソウルで暮らしていた。
娘が誕生日に何を欲しているかもわからないソグは、欲しいものはないかとスアンに尋ねると「プサンにいるお母さんに会いたい」と言う。
「一人で会いに行く」と言うスアンを心配し、プサンまで一緒に行くことになったソグ
翌朝、二人はソウル発プサン行きのKTX(韓国高速鉄道)に乗車することに
発車直前に何者かに襲われ、異様な様子で駆け込み倒れこんだ一人の女性が
これが、これから始まる悪夢のはじまりとは誰も知らず・・・
5、名シーン(※ここからネタバレを一部含みます)
今回の名シーンは、マ・ドンソク演じるサンファが、身重の妻や他の乗客を助けるためにゾンビたちを食い止めるシーンです。
人間の業の深さや自分勝手さによって、招かれた悲劇を身を挺して退ける。。。
あなたも、サンファンの男気に涙するはずです。
ドアを閉めゾンビを食い止めているサンファに近づく、妻のソンギョン
サンファ:「来るな!」
(いつもはサンファに強気のソンギョンも、ただ涙するだけ・・・)
サンファ:(やさしい口調になり)
「来たらダメだ」「行け、行くんだ・・・」
(動こうとしないソンギョンを見て、一緒に食い止めていた主人公のソグに頼みます)
サンファ:
「おい、お前」
「頼む、ソンギョンを連れて行け」
「行け、この野郎」
「早く、行けよ」
「力が抜けそうだ」
「俺のソンギョンをよろしく頼む」
「ここは、俺が・・・行け、早く行け!」
ソグ:(サンファとソンギョンを交互に見て)
「す・・・すまない・・・」
(一緒に閉めていたドアから、手を離しソンギョンを連れ奥の車両へ)
(ひとりでドアを守るサンファが、去っていくソンギョンに告げます)
サンファ:
「ソヨンだ」
「娘の名前は、ソヨン・・・」
「いいな?」
(なんとも言えない顔で、微笑む・・・)
胎児の名前をまだ決めていなかったサンファ、これが最後と覚悟を決めたのかソンギョンに娘の名前を託します。
一人で素手でゾンビたちと戦い、大切なひとを守るサンファンはカッコいい漢です。
6、感想
映画を観ている間に何度、「キモイ」「コワイ」「ゲスイ」の単語がでたことか(笑)
首が座らない赤子のようなゾンビが、首から先行して動くから気持ち悪いこと・・・
ゾンビの量が半端ないっ! 我さきにと人に群がる様は「こわい!」と言うほか何もないです(´;ω;`)ウゥゥ
しかも、ものすごい勢いで走るんですよ!もう反則でしょ!(笑)
それくらいの恐怖を与えてくれるだけでも、ホラー映画としては成功だと思うのですが、そこで終わらないのがこの映画のスゴイところ
親子・姉妹・夫婦・恋人、色々な関係性の物語が出てきます。
感動する場面も、腹が立つことも、涙する場面も
そして、人間の汚い部分も出てきます・・・(ま~、気持ち良いくらいのゲスっぷりを見せてくれる人が、一人いるので観てください(;'∀'))
コロナ禍にある今、現在 この感染映画は他人事ではないな~と感じずには負えません
ゾンビ映画ですが、グロい場面も少なくシナリオも面白くドキドキハラハラするので、皆さんもぜひ鑑賞してみてください(^^)
7、この映画・・・こんな人にオススメ!
- ドキドキハラハラしたいひと
- ゾンビ映画好きなひと
- 新幹線でのゾンビ遭遇を一度、シミュレーションしたいひと