「群盗」~寄れば民、散れば盗賊~
「群盗」
~寄れば民、散れば盗賊~
こんにちは!
今回、ご紹介する映画は2014年公開の韓国映画「群盗」です。
まあ、この映画「観た事あるよ~」っていう俳優さんばかり出てます。
ハ・ジョンウにマ・ドンソク兄貴、チョ・ジヌンにイ・ソンミン・・・
そしてなんといっても、悪役なのに主役を喰うんじゃないかという美しさカン・ドンウォン!
悪徳の領主や腐敗した役人を痛快に倒す民を救う義賊の物語
それでは書いていきます!
※ネタバレを一部含みますので、ネタバレがイヤな方は一度視聴してから読んで頂くと幸せます。
もくじ
1、タイトル 評価
2、概要
3、登場人物
4、あらすじ
5、名シーン
6、感想
7、この映画・・・こんな人にオススメ!
1、「群盗」
評価:★★★★☆
ジャンル:アクション
2、概要
2014年公開のユン・ジョンビン監督の韓国映画
公開日:2015年4月25日(日本)
監督:ユン・ジョンビン
脚本:チョン・チョルホン
撮影:チェ・チャンミン
音楽:チョ・ヨンウク
上映時間:137分
キャスト:
ハ・ジョンウ(トルチム【トチ】)
カン・ドンウォン(チョ・ユン)
イ・ソンミン(デホ)
イ・ギョンヨン(テンチュ)
チョ・ジヌン(イ・テギ)
マ・ドンソク(チョンボ)
ユン・ジヘ(マヒャン)
キム・ジェヨン(クムサン)
ソン・ヨンチャン(チョ・ウォンスク)
チョン・マンシク(ヤンシツジ)
ナム・ダルム(ユンの子供時代)
3、登場人物
(トルチム【トチ】)
羅州(ナジュ)の大富豪チョ家の屠畜人(とちく人)=家畜の肉を捌いく仕事
妹と母と村の外れで暮らしている。
奴婢(ぬひ)=奴隷と同じようで、主人の命令になんでも従う様な立場
頭脳は良い方ではなく、家業を継いで働いている。
18歳
(チョ・ユン)
羅州(ナジュ)の大富豪チョ・ウォンスクの息子
卓越した武術の腕を持っており、あらゆる武器の扱いに長け18の武芸に秀でていた。
羅州の遊郭の一角で、芸妓の子供として生まれ8歳まで遊郭で育ち8歳の時、家に跡継ぎが産まれぬと父親が引き取りに現れる。
家に養子に入ってから後に、本妻の間に待望の男の子(ソイン)が産まれ、ユンは跡継ぎからつまはじき者へと転落する。
11歳の時、赤子のソインを殺そうとしたところを見つかり、母親が殺される。
事件に巻き込まれソインが死んだという知らせを聞き、官職を辞して10年ぶりに羅州に帰ってきた。
跡継ぎを妊娠しているソインの妻の殺害をトルチムに、指示する。
(デホ)
悪徳領主や腐敗した役人ばかりを狙い、盗んだ物を貧しい民に分け与える義賊「チュソル」の盗賊頭
(テンチュ)
義賊「チュソル」の僧侶で、デホの兄
(イ・テギ)
義賊「チュソル」の戦略家
マヒャンの事が好き
(チョンボ)
義賊「チュソル」の怪力者
マヒョンの事が好き
(マヒャン)
義賊「チュソル」の遊撃手、女性
(クムサン)
素早い身のこなしで相手を葬る瞬殺者
言葉を話すことが出来ない。
妻と娘がいる。
(チョ・ウォンスク)
先王の時代に全羅道(チョルラ)の長に任命され莫大の財を築いた悪徳官吏
跡継ぎのソイン、そして本妻と立て続けに亡くなり身体を壊しており、実の子供でもあるユンの事を忌み嫌っている。
(ヤンシツジ)
チョ家の下男
ユンのソイン殺害未遂事件の責任で、片足を潰されている。
4、あらすじ
1862年、王朝末期の朝鮮。
人々は悪徳官吏や貴族の支配下に置かれ、自由を奪われた上に貧しい生活を強いられていた。
極貧に苦しむ圧政に従い生きる屠畜人(とちくにん)のトルチムは、人並み外れた剣の腕を持つ元武官ユンと出会い、ある仕事を依頼される。
だが、それが原因となり思わぬ惨劇に直面する事になる。
絶望の淵に立たされたトルチムは、危機一髪の所で義賊「チュソル」の一団に助けられたトルチム
二年後「トチ」と名前を変え、仕事道具だった二本の包丁を武器にして、圧政を打ち砕く義賊として活躍していた。
そんなトルチム達の耳にチョ・ユンの悪行が入ってき、圧政に苦しむ民の為「チュソル」は立ち上がるのだが・・・
5、名シーン(※ここからネタバレを一部含みます)
今回の名シーンは、竹林の中でトルチムとユンが対決するアクションシーンです。
竹林に入る前の桜の花びらが舞っているシーンも、美しいのですが・・・
竹林での攻防も、殺伐とした戦いなのになぜか美しく感じてしまいます。
二本の包丁と竹を上手く使って戦うトルチムと赤子を片手に抱きかかえて戦うユンの美しい攻防戦。
なにか二人が、舞を踊っているような感覚に陥ります・・・
そして、ユンの最後の決断が悪役なのに、どこか憎めない姿を現しています。
6、感想
う~ん、今回の映画
ハ・ジョンウが主人公なんですけど、カン・ドウォンの演じる役「チョ・ユン」の数奇な運命があるせいなのか、主役の座をカン・ドウォンに奪われている感がいなめない(笑)
必殺仕事人の様な音楽に、義賊の魅力あるキャラクター達
そんな大人数を相手に一人で対処するチョ・ユンのボス感
そして、単なる勧善懲悪では終わらない悪役「チョ・ユン」の人生背景・・・
観ていてワクワクするような映画でした!
ちょと残念だったのが、マ・ドンソク兄貴の活躍シーンがあんまりなっかった所かな~(笑)
この映画、「いつか家族に」の俳優さんが、結構出てますんでその部分も楽しんで観ていただければと思います(^^)
皆さんも、ぜひ鑑賞してみてください!
7、この映画・・・こんな人にオススメ!
- 「時代劇」好きなひと
- アクション映画好きのひと
- 「梁山泊」が好きなひと
- 美しいカン・ドウォンが観たいひと