「イコライザー」~均衡を保つ人~
「イコライザー」
~均衡を保つ人~
こんにちは!
とてつもない”強い武力”をあなたが、持っていたとして
あなたならその”武力”をどのような事に使いますか?
”イコライザー”とは「均衡を保つ人」という意味を持ちつつ、更に「致命的な武器」という俗語としての意味も持ち合わせています。
元・CIAエージェントの主人公が「致命的な武器」となり、善と悪の「均衡を保つ」
この映画は、現実では体験出来ない死と隣合わせのヒリヒリとした世界観を味わえる
映画となっていて「普段、垣間見えない暴力の世界」に、いつのまにやら引き込まれ体験しているような気持ちになります。
”強い武力”を自分の為ではなく、力なき弱き者達の為に使う一人の男の物語
それでは、書いていきます!
(※ネタバレを一部含みますので、ネタバレがイヤな方は一度視聴してから読んで頂ければ幸せます。)
もくじ
1、タイトル 評価
2、概要
3、主要な登場人物
4、あらすじ
5、名シーン
6、感想
7、この映画・・・こんな人にオススメ!
「いこタイ
1、「イコライザー」
評価:★★★★★
ジャンル:アクション(スリラー・バイオレンス・クライム)
2、概要
2014年にアメリカ合衆国で製作されたアクションスリラー映画
公開日:2014年10月25日
監督:アントワーン・フークア
脚本:リチャード・ウェンク
原作:マイケル・スローン リチャード・リンドハイム 『ザ・シークレット・ハンター』
撮影:マウロ・フィオーレ
上演時間:132分
主要な出演者:
デンゼル・ワシントン<ロバート・マッコール>
マートン・ソーカス<テディ・レンセン(ニコライ・イチェンコ)>
クロエ・グーレース・モレッツ<テリー(アリーナ)>
デヴィッド・ハーバー<マスターズ>
ヘイリー・ベネット<マンディ>
ビル・プルマン<ブライアン・プラマー>
メリッサ・レオ<スーザン・プラマー>
デヴィッド・ムニエ<スラヴィ>
ウラジミール・クリッチ<ウラジミール・プーシキン>
3、主要な登場人物
<ロバート・マッコール>
昼間はホームセンターで働く職員だが、元はCIAの凄腕諜報員。
<テディ・レンセン(ニコライ・イチェンコ)>
プーシキンが雇っているトラブル処理屋。
ロシアの特殊部隊(スペツナズ)で、鍛えられた凄腕。
<テリー(アリーナ)>
ロバートが深夜のダイナーで会う常連の娼婦の少女。
歌手になる夢を持っている。
<マスターズ>
ボストン市警の刑事。
<マンディ>
アリーナと同業で、アリーナの友達。
<ブライアン・プラマー>
スーザンの夫で、ロバートの友人。
<スーザン・プラマー>
元CIAで、ロバートの同僚だった。
<スラヴィ>
プーシキンの部下で、東部組織の幹部。
アリーナ達の売春の斡旋をしているロシア系マフィア。
<プーシキン>
ロシアン・マフィアと組み金を提供する新興財閥の首領。
ガソリン・武器・女など、米国の東西で人脈を築きCIAすらも手が出せないような人物。
4、あらすじ
マサチューセッツ州ボストン。
ホームセンターで働きながら、平穏な日々を送るロバート・マッコールは、誰からも慕われる好人物。
しかし、彼には妻と死別したという悲しい過去があった。
深夜は行きつけのダイナーでの読書が日課となっているロバートは、同じくダイナーの常連である娼婦の少女アリーナと言葉を交わすうちに奇妙な友情が芽生えていく。
「歌手になることが夢だが、現実は違う」と話すアリーナに、ロバートは「君はなりたいものになれるんだ。世界を変えろ」と説きます。
その日の帰り道、ロシアン・マフィアに連れ帰られたアリーナ。
次にロバートがアリーナを見るのは、病院のICUのベットの上だった。
考え悩んだすえ、ロバートはマフィアのアジトに単身乗り込んでいく
アリーナの世界を変えるために・・・
5、名シーン(※ここからネタバレを一部含みます。)
今回の映画の名シーンは、ロシアン・マフィアのアジトに「アリーナを自由にしてほしい」とお金を持って頼みに行くシーンです。
冒頭から20~30分くらいたっているのですが、それまでアクションらしいこともなくただ淡々とロバートの日常が流れるだけなので、ここでの緩急の差が凄くてとてもドキドキするシーンです。
最初は穏やかに話し合いで解決しようとするロバートに対して、ロシアン・マフィアは馬鹿にした口調でロバートを追い払おうとします。
頼みを無碍に断られたロバートは、入口のカギを閉めて「16秒だ」と言い腕時計のストップウオッチをおもむろに押します。
そこから先の30秒足らずは、実際に映画を観てみてください。
とっても、スリリンングな展開で韓国映画「犯罪都市」以来のヒリヒリ感を味わえました。 (゚Д゚;)
6、感想
この映画を鑑賞をして得たことを3つ
⑴「人は、いつからでもなりたい自分になれる。自分の世界を変えるのは自分」
自分の世界は変わらない。
どうしようもない現実に打ちのめされているアリーナに、ロバートがかける言葉。
「君は、なりたいものになれる。」
「世界を変えろ。」
ロシアから何も知らない状態で、アメリカに来て幼い頃から娼婦として働くアリーナにとっての世界はとても狭く「逃げることのできない現実」でした。
その世界を広げたロバート、彼はアリーナに知られず彼女の世界を変えるキッカケを作ってくれました。
手助けはするが、そこから先は自分の力で・・・
何かするのに、遅いことはない。
変わろうとする意志を自分で、持ち行動すること。
⑵「悪は必ず滅ぶ」
ロシアンマフィアに、連続強盗犯、悪徳警官など
ロバートの住む、ボストンにも悪党が蔓延っています。
そして、いつも被害を被るのは弱い立場の人間達・・・
その弱い立場の人間を圧倒的な武力で救うロバート
悪には徹底した鉄槌を
悪を屠る時のロバートの悲しい瞳の色がものがったっています。
悪は必ず滅ぶと・・・
⑶「どんな人間にも、変われるチャンスはある」
ロバートは、どんな相手にも必ず一度はチャンスを与えます。
「間違いをおかすことは、誰にでもある。 償いをして正しいことをしろ」と諭します。
変われるチャンスを逃したとき、悪は悪のまま滅びていきます。
ロバートに「お前は、誰だ?」と聞きながら
7、この映画・・・こんな人にオススメ
- アクションが好きなひと
- 勧善懲悪が好きなひと
- ヒリヒリした緊張感を味わいたいひと