「スカーフェイス」~栄光と破滅への道~
「スカーフェイス」
~栄光と破滅へ道~
こんにちは!
皆さんは、自分に正直に生きていますか?
「正直に生きるとは、どういう事か?」
”自分の軸”を持っている人間っていうのは、いい意味でも悪い意味でも人を惹きつけてしまいます。
しかし本能のまま、自分の気持ちの赴くままに生きてしまえば・・・
理性のない獣と変わりがありません。
今回の主人公は、そんな獣のような性格でマフィアの世界を渡り歩きます。
そんな本能のまま獣のように、生きた一人の”傷のある男”の物語。
「スカーフェイス」
それでは書いていきます!
※ネタバレを一部含みますので、ネタバレがイヤな方は一度視聴してから読んで頂けると幸せます。
もくじ
1、タイトル 評価
2、概要
3、主要な登場人物
4、あらすじ
5、名シーン
6、この映画のみどころ
7、この映画・・・こんな人にオススメ!
1、「スカーフェイス」
評価:★★★★☆
ジャンル:アクション(クライム・ドラマ)
2、概要
1983年のアメリカ映画。
アーミテージ・トレイル原作の小説『scarface』に基づいて、ハーワード・ホークス監督により1932年製作されたギャング映画『暗黒街の顔役』を当時の社会情勢を踏まえ、キューバ人青年を主人公にオリバー・ストーンが脚色した。
公開日:1984年4月28日(日本)
原作:アーミテージ・トレイル ハワード・ホークス ベン・ヘクト
監督:ブライアン・デ・パルマ
脚本:オリバー・ストーン
撮影:ジョン・A・アロンゾ
音楽:ジョルジオ・モロダー
上映時間:170分
主要なキャスト:
アル・パチーノ(アントニオ・”トニー”・モンタナ)
ミシェル・ファイファー(エルヴィラ・ハンコック)
スティーヴン・バウアー(マニー・リベラ)
メアリー・エリザベス・マストラントニオ(ジーナ・モンタナ)
ロバート・ロッジア(フランク・ロペス)
F・マーリー・エイブラハム(オマー・スアレス)
ポール・シェナー(アレハンドロ・ソーサ)
ハリス・ユーリン(メル・バーンスタイン)
3、主要な登場人物
(アントニオ・”トニー”モンタナ)
キューバから反カストロ主義者として追放され、フロリダ州マイアミへとやって来た犯罪者。
その素性からアメリカでの永住権を得られず難民の隔離施設へと収容される。
同じ収容施設に送られたマニー・リベラと共に、マイアミの麻薬王フランク・ロペスの依頼を請け負う。
(エルヴィラ・ハンコック)
フランクの情婦。
トニーが一目惚れする。
(マニー・リベラ)
キューバから反カストロ主義者として追放され収容施設に送られた時から、一緒に行動しているトニーの相棒であり弟分。
(ジーナ・モンタナ)
トニーの妹。
トニーが犯罪で逮捕されてから、会っておらず母親と一緒にくらしており、美容師の見習いをしている。
(フランク・ロペス)
マイアミの麻薬王。
トニー仕事の依頼をしてくる。
(オマール・スアレス)
フランクの右腕。
(アレハンドロ・ソーサ)
4、あらすじ
1980年、キューバからアメリカのマイアミへ渡った犯罪者のトニーは、マイアミの麻薬王フランク・ロペスの依頼をこなすことでアメリカの永住権を得てコカインの取引に携わっていく。
その働きをフランクから認められたトニーは、マフィア組織の配下に収まり無一文の身から、度胸だけでマイアミ暗黒街の頂点へと昇りつめていくのだが・・・
5、名シーン
私が選ぶ、 今回の映画の名シーンは
高級レストランで、妻と口論となり暴れるトニー
帰り際に、傍観しながらもヒソヒソと話す一般のお客に酔っ払いながら演説するシーンです。
「何を見てる?」
「知ってるか? お前らは、皆腰抜けだ・・・」
「何食わぬ顔で、俺のような人間を指差して言う ”あいつは、悪党だ!”と」
「そういうお前らはなんだ? 善人か?」
「笑わせるな! 取り繕い、嘘をつく!」
「俺は、そんな事はしない。 俺はいつも真実を話す。 嘘をつくときもだ。」
自分を偽らず生きてきた男のコレが、矜持だと言わんばかりの演説です。
しかし、自分はもしかして間違っているのかもとグラついており、きっと自分自身でも破滅に向かって行っているのに気づいていて、この演説も「嘘をついている」としたら・・・
「嘘をつくときでさえも、真実を話す」
う~ん、なんだか考えさせられる深いシーンでした。
6、この映画のみどころ
今回の映画、「スカーフェイス」の見所を3つ。
①「無一文の状態から、暗黒街の顔役になるまでの栄光」
犯罪者としてキューバを追放され、移民したアメリカでも永住権を持てないどん底の状態から腕っぷしと度胸だけでのし上がっていくトニーの活躍は、目を見張るものがあります。
暗黒街の人間にも、物怖じせず自分の意見をバンバン言います。
周りからも認められどんどん出世していくさまはワクワクします。
②「栄光を手に入れてからの影」
見たことも無いような豪邸、豪華な料理、好きな車や女・・・
麻薬によって、有り余るお金を手に入れたトニーは、全てを手に入れたのにどこか虚しい日々を送ります。
妻はドラックに溺れ、刑事や銀行には搾取され、いつ命を取られるかも知れぬ恐怖に怯え自らもドラックの海に溺れていく。
今まで支えてくれた仲間も信じられなくなっていくトニーは、破滅への道へと転がり落ちていく・・・
なんとも言えぬ哀愁を帯びています。
③「トニーを演じるアル・パチーノの演技」
同じマフィアものでも、いつも冷静で冷徹、自分を脅かすものは兄弟であろうとも容赦なく排除していく「ゴットファーザー」で演じた”マイケル”と違い。
今回、アル・パチーノが演じる主人公”トニー”は、まるで獣
自分が気に食わなければ、どんな立場の相手だろうと噛みつき殺し、自分が欲しいと思ったものは、力づくでも手に入れる。
まさに本能のままに、生きる男を演じています。
そんなアル・パチーノが演じる。
荒々しく触れば噛みつきそうな狂犬だが、確固とした自分を持ち行動力もあるのでカリスマ性がある男「トニー」の栄光と破滅を描いた物語・・・
「スカーフェイス」
ぜひ皆さんも、観てみてください。(^^)
7、この映画・・・こんな人にオススメ!
- アル・パチーノの演技が、好きなひと
- マフィア映画が好きなひと
- 一人の男の栄光と破滅の人生を観たいひと
「48時間 Part2」~帰ってきたふたり~
「48時間 Part2」
~帰ってきたふたり~
こんにちは!
皆さん、よく年配のおじさん達が長い間なんだかんだ一緒にいる友達のことを「あいつとは、腐れ縁だからな~」と感慨深げに少し照れながら言う場面に出くわしたことはありませんか?
「腐れ縁」とは、特別望んだ関係ではなくとも、偶然が重なり、なんだかんだ一緒に過ごしている間柄を指します。
お互いを感覚的に理解し合っていたり、信頼を寄せている事を暗に意味している言葉です。
そして、この言葉がピッタリの二人組「ジャックとレジー」
またこのコンビが帰って来ました!
それでは書いていきます!
※ネタバレを一部含みますので、ネタバレがイヤな方は一度視聴してから読んで頂ければ幸せます。
もくじ
1、タイトル 評価
2、概要
3、主要な登場人物
4、あらすじ
5、名シーン
6、この映画のみどころ
7、この映画・・・こんな人にオススメ!
1、「48時間 Part2」~帰ってきたふたり~
評価:★★★★☆
ジャンル:アクション(コメディ)
2、概要
1990年のアメリカ映画
公開日:1990年10月19日(日本)
監督:ウォルター・ヒル
脚本:ラリー・グロス ジョン・ファサーノ ジェブ・スチュアート
撮影:マシュー・F・レオネッティ
音楽:ジェームズ・ホーナー
上映時間:95分
主要なキャスト:
ニック・ノルティ(ジャック・ケイツ)
ケヴィン・タイ(ブレイク・ウィルソン)
テッド・マークランド(マルコム・プライス)
アンドリュー・ディヴォフ(リチャード・”チェリー”・ギャンズ)
デビッド・アンソニー・マーシャル(ウィリアム・”ウィリー”・ヒッコク)
ブレント・ジェニングス(スローン・バローズ)
バーニー・ケイシー(カークランド・スミス)
ブライオン・ジェームズ(ベン・キーホー)
エド・オロス(フランク・クルース)
3、主要な登場人物
(ジャック・ケイツ)
粗暴でタフなサンフランシスコ市警の刑事。
前回のPart1から、7年の月日が経ち恋人のとも別れ一人で暮らしている。
現在は、麻薬取引の黒幕と目される正体不明のボス「アイスマン」を追跡している。
かつて捜査に協力させた囚人レジーが、「アイスマン」に行方のカギを握っていると知り再びレジーに協力を求める。
7年に刑期を終えて、出所してきた囚人。
出所当日にバイカーの二人組に、命を狙われる。
自分の暗殺を依頼をしたのが、正体不明の暗黒街のボス「アイスマン」と知り、嫌々ながらもジャックと協力して追跡することになる。
(ブレイク・ウィルソン)
内務調査部の刑事。
何かと問題行動の目立つジャックを執拗に、追い詰める。
(マルコム・プライス)
LAバイク・ブラザーズ団の一員で、殺しの請負を仕切っている。
(リチャード・”チェリー”・ギャンズ)
前回の脱獄犯のギャンズの弟。
兄貴以上のイカレ具合をしていて、兄貴を殺したジャックとレジーを恨んでいる。
LAバイク・ブラザーズ団というバイカー集団に所属しており、アイスマンからレジーの暗殺を請け負った。
(ウィリアム・"ウィリー”・ヒコック)
チェリーの相棒で、LAバイク・ブラザーズ団に所属。
チェリーと共に、レジーの暗殺を請け負う。
(スローン・バローズ)
元はシケた売人だったが、今は表に顔を出さない「アイスマン」に代わり仕事の依頼などを頼む仲介役をしている。
(カークランド・スミス)
服役中のレジーをある約束のもと、危険が及ばないように守っていた囚人。
(ベン・キーホー)
ジャックの同僚刑事で、友人。
(フランク・クルーズ)
ジャックの同僚刑事。
4、あらすじ
あれから7年、サンフランシスコ市警の刑事ジャックは、麻薬取引の黒幕と目される正体不明のボス「アイスマン」を捜査していた。
その捜査線上に、アイスマンの手掛かりを持つ人物にたどり着く。
その人物とは・・・かつて脱獄犯の捜査に協力させた囚人レジーだった!
服役刑が延びて出所したばかりのレジーは、アイスマンの雇った謎のバイカー集団に襲われ仕方なくジャックに協力しアイスマンの捜査を一緒に始める事になるのだが・・・
5、名シーン(※ここからネタバレを含みます)
今回の名シーンは、ジャックとレジー・バイカー集団・正体を現したアイスマンとの終盤での戦いです。
今回も喧嘩ばかりで仲良くなったのかもわからない状態のジャックとレジー、見境なく誰でも襲うバイカー集団、そして正体不明だった「アイスマン」の三つ巴の戦い。
いったい誰が生き残るのか手に汗握るクライマックスをお楽しみ下さい。
6、この映画のみどころ
今回の映画の見所は3つ
①「正体不明の黒幕アイスマンの正体とは?」
顔を一切見せずに暗躍する裏社会のボス「アイスマン」
何故、レジーの殺害を依頼したのか?
何故、表に顔を出さないのか?
終盤に進むにつれて、その謎が解けていきます。
②「前回の敵役、ギャビンの弟”チェリー”登場!」
前回の敵役、ギャビンもイカれていましたが、今回のチェリーはそれ以上のイカれっぷり。
バイクに乗って、ガンガン襲ってくるし警察や裏社会のルールなんて関係なし!
このオレが、ルールだ!とばかりに暴れます。
目の下の涙のタトゥーも、なにか妖艶。
③「ジャックとレジーの友情」
前回から、数年も経っているのに一度も面会に来なかったジャック。
数年ぶりに会ったかと思ったら、また捜査に協力しろと相変わらずの自分勝手さに辟易
しているレジー。
自分の命も狙われ、やもなく捜査に協力するもやっぱりギスギスしている二人。
しかし、一緒に捜査していくうちに相棒感が、また出てきて・・・
「腐れ縁な二人」
ハチャメチャな展開の二人の痛快アクションをぜひ皆さんも、鑑賞してみてください!
7、この映画・・・こんな人にオススメ!
- アクション好きなひと
- 二人の腐れ縁をもう一度、観たいひと
- 謎解きが好きなひと
「48時間」~不思議な関係の相棒~
「48時間」
~不思議な関係の相棒~
こんにちは!
皆さんには、「相棒」と呼べる人はいますか?
相棒とは「仕事などを一緒にする仲間・パートナー」のことをさしまします。
今回の映画
粗暴で一人での行動を好む刑事と元・犯罪者の刑務所の囚人が、タッグを組んで同じ犯罪者たちを追いかけるという映画です。
しかも、偽造文章で仮釈放を認めさせた囚人が外出できる猶予は48時間と決まっている。
切羽詰まって時間がない中、二人はブツかってばかりでお互いを尊重し合えずにいた・・・
この不思議な関係の二人が、徐々に本当の”相棒”になっていく物語。
「48時間」
それでは、書いていきます。
※ネタバレを一部含みますので、ネタバレがイヤな方は一度視聴してから読んで頂ければ幸せます。
もくじ
1、タイトル 評価
2、概要
3、主要な登場人物
4、あらすじ
5、名シーン
6、この映画のみどころ
7、この映画・・・こんな人にオススメ!
1、「48時間」
評価:★★★★☆
ジャンル:アクション(コメディ)
2、概要
1982年のアメリカ映画。
公開日:1983年10月29日
監督:ウォルター・ヒル
脚本:ロジャー・スポティスウッド ウォルター・ヒル
撮影:リック・ウェイト
音楽:ジェームズ・ホーナー
上映時間:96分
主要なキャスト:
ニック・ノルティ(ジャック・ケイツ)
アネット・オトゥール(エレイン)
ジェイムズ・レマー(アルバート・ギャンズ)
ソニー・ランダム(ビリー・ベア)
ブライオン・ジェームズ(ベン・キーホー)
3、主要な登場人物
(ジャック・ケイツ)
サンフランシスコ市警の刑事。
タフで粗暴、今の自分の生活や仕事に満足しておらず、いつも苛立っている。
仕事の多忙さで、恋人のエレインとの関係も上手くいっておらずそのせいで苛立ちは更に募っている。
同僚の刑事をギャンズに、目の前で殺されてギャンズを執拗に追う。
ギャンズの強盗仲間で、今も服役中の囚人。
ギャンズのサンフランシスコでの行動を知る為に、協力を求める。
ジャックが書類を偽造し、48時間の期限つきで仮釈放される。
かつて賭博場から50万ドルを盗み、その金を隠した車を駐車場に長期保管しており、その金をギャンズが狙っている事を察してジャックの協力に乗る。
頭の切れる悪党で、腕っぷしも中々のものを持っている。
(エレイン)
ジャックの恋人。
(アルバート・ギャンズ)
強盗殺人で服役中で、屋外での刑務作業中に仲間のビリーの手助けを借り看守を殺害して、脱獄を果たす。
かつての強盗仲間を殺害し、レジーの隠した金を手に入れる為に、ビリーと共にサンフランシスコにやってくる。
(ビリー・ベア)
東部出身の原住民。
ギャンズの脱獄の手助けをし、行動を共にしている。
(ベン・キーホー)
ジャックの同僚刑事で、友人。
4、あらすじ
舞台は、アメリカ・サンフランシスコ。
サンフランシスコ市警の刑事ジャックは、脱獄犯のギャンズとビリーに同僚を目の前で殺害されて逃げられてしまう。
怒りに燃えるジャックは、かつてのギャンズの強盗仲間であり今は服役中のレジーを捜査協力させる為に48時間だけ仮釈放させる。
切れ者の悪党レジーと粗暴でタフな刑事ジャックは、喧嘩を繰り返しながらも次第に友情を深めていき犯人達に迫って行くのだが・・・
5、名シーン(※ここからネタバレを一部含みます。)
今回の映画の名シーンは、多くの喧嘩を経て徐々に信頼を築いていく二人。
やっと犯人達と接触したかと思ったら、あとちょっとのところで取り逃がしてしまう。
警察署に戻った二人に、署長は辛辣な言葉を投げかける。
自分が言われる分には、反論しなかったジャックも署長の矛先がレジーに向かった途端に署長に強く反論する。
「だまれ!」
「言っておくけど、彼は頭がすごく切れる。」
「ガッツだって、人一倍だ!」
今まで、犯人を捕まえる為の道具としか考えていなかったレジーに対して、紆余曲折を経ていつの間にか相棒としての友情が芽生えていたと気付けるシーンです。
6、この映画のみどころ
今回の映画の見所を3つ。
①「ジャックの刑事とは思えぬ行動」
この時代の刑事がそうなのかわかりませんが・・・
ジャックの行動が、まぁ粗暴なんです。
壊れかけのキャデラックに乗り、飲酒運転は当たり前・・・吸った煙草は路上にポンポンとポイ捨て。
犯人を見るや街中でも関係なくバンバン、銃をぶっ放す。
差別用語は出て来るし、果てには偽造文章を作って囚人を仮釈放。
今では「コンプライアンス的に無理でしょ!」って感じのことをめっちゃします。(笑)
こういう時代もあったんだなぁ~と楽しく観れます。
②「映画デビュー作とは、思えぬエディ・マフィーの堂々とした演技」
囚人のレジー役のエディ・マフィー。
「ホントにこれがデビュー作!?」と思えるくらいに、堂々と演技しております。
レジーは、強盗で服役中の囚人なのですが頭がよく機転も利くようなむずかしい役柄。
コメディアンでもあるエディが、真面目な顔で演技している様が観てて気持ちがいいです。
③「徐々に二人の間に、友情が芽生えていく」
始めはお互いに互いを利用する為にタッグを組んだ二人ですが、一緒に行動し本音で話し合い殴りあいの喧嘩までして徐々に、お互い認め合っていきます。
その過程が面白く見入ってしまいました。
今回の映画は、喧嘩ばかりの二人が同じ目的を目指し本当の相棒になっていくといった映画でした。
男同士の友情を観たいひとは、ぜひ!
7、この映画・・・こんな人にオススメ!
- アクション好きなひと
- 凸凹コンビの友情物語を観たいひと
- エディ・マフィーの映画デビュー作を観たいひと
「レオン」~少女が、孤独な男を変えた~
「レオン」
~少女が、孤独な男を変えた~
こんにちは!
皆さんは、殺し屋にあったことありますか?
もちろん私は、ありません(;'∀')
殺し屋とわかったら、怖くて距離を取りたくなりますよね・・・
それが、一般人の考えです。
それを分かっているからなのか、殺し屋「レオン」は人と関わる事を極端に避けています。
そんな冷え切ってしまった孤独の心を解かしたのは、アパートの隣の部屋に住む少女でした。
孤独で誰の事も信じない、眠る時でさえ銃を片時も離さない男「レオン」
そして、親から疎まれて自分の居場所が見つけられない少女「マチルダ」
そんな孤独な二人が出会ってからの物語。
それでは、書いていきます!
※ネタバレを一部含みますので、ネタバレがイヤな方は一度視聴してから読んで頂くと幸せます。
もくじ
1、タイトル 評価
2、概要
3、主要な登場人物
4、あらすじ
5、名シーン
6、この映画のみどころ
7、この映画・・・こんな人にオススメ!
1、「レオン」
評価:★★★★☆
ジャンル:アクション(ドラマ)
2、概要
1994年製作のフランス・アメリカ合作映画。
公開日:1995年3月25日
監督:リュック・ベッソン
脚本:リュック・ベッソン
撮影:テェエリー・アルボガスト
音楽:エリック・セラ
上映時間:133分(完全版)
主題歌:スティング「Shape of My Heart]
主要なキャスト:
ジャン・レノ(レオン・モンタナ)
ナタリー・ポートマン(マチルダ・ランドー)
ゲイリー・オールドマン(ノーマン・スタンスフィールド)
ダニー・アイエロ(トニー)
3,主要な登場人物
(レオン・モンタナ)
イタリアから、移民してきた孤独な殺し屋。
片時も油断をせず、寝るときさえも片目をつぶり拳銃をそばに置いて眠る。
ひょんなことから、マチルダと出会い。助けるようになる。
(マチルダ・ランドー)
レオンの住むアパートの隣の部屋に住む住人。
父親には暴力を受け、継母と腹違いの姉とは折り合いが悪く。
家族からは疎まれているが、唯一4歳の弟だけはマチルダになついていた。
ひょんな事から、レオンと出会い殺された弟の仇をとる為に、レオンから殺しの技術を教わろうとする。
(ノーマン・スタンフィールド)
麻薬取締局の刑事。
その裏では、麻薬を横流しし利益を得ている悪徳刑事。
マチルダの家族を惨殺した。
(トニー)
レオンがアメリカに移住してきた頃から、面倒をみてきたイタリアンレストランのオーナー。
殺しの依頼の仲介を行っており、レオンに仕事を紹介している。
4,あらすじ
舞台はニューヨーク。
イタリア系移民の「レオン」は、イタリアレストランのオーナー「トニー」を介して殺しの依頼を受ける殺し屋。
ある日、家に居場所がなく階段の踊り場でタバコを吸っている少女「マチルダ」と出会う。
彼女の頬には、殴られてできた傷跡があった。
「大人になっても、人生はつらいの?」と聞くマチルダに、「つらいさ」と答えるレオン。
翌日、マチルダの父親が横領した麻薬を取り返しに来た「スタンフォード」に、よってマチルダの家族は4歳の弟も含め惨殺される。
買い物に出かけていて難を逃れたマチルダは、隣室に住む殺し屋レオンに助けを求め転がり込む。
レオンが殺し屋である事を知ったマチルダは、家族の仇をとる為にレオンに殺しの技術を教えてくれと頼むのだが・・・
一緒に生活していくうちに、二人には絆ができそれが愛情へと変わっていく。
5、名シーン(※ここからネタバレを含みます。)
今回の映画の名シーンは
マチルダが「自分の家族を殺した犯人を殺してくれ」とお金を出して、レオンに頼むのですが、レオンは相手が危険すぎると断ります。
それならばとマチルダは、拳銃のリボルバーに一つだけ弾を入れず
レオンにこう告げるのです。
マチルダ「私が勝ったら、生涯あなたのそばにいさせて」
レオン「君は、負けるぞ。装填の音でわかる」
マチルダ「だったら、何?」「私が死んだら、あなたは悲しむの?」
レオン「いいや・・・」
マチルダ「それは本心ね?」「私への愛がないことを願うわ」
「もし私への愛が一かけらでもあったら、このことを後悔するから・・・」
「愛してるわ。レオン」
そして、自分のコメカミに拳銃を当て引き金を引こうとする・・・
少女の愛が、孤独な殺し屋の心を動かした名シーンでした。
6、この映画のみどころ
「レオン」を観てからの見所を三つ
①「 12歳の少女と孤独な殺し屋の純愛」
家族からの愛を貰えず人生の辛さを感じていた12歳の少女。
家族の中でも、4歳の弟だけが唯一の心許せる存在だった。
その弟さえも、凶弾に倒れ・・・もうこの世界に自分の存在を認めてくれる人などいないと思った時に救ってくれた寡黙な殺し屋。
そして、恋人をその恋人の父親に殺された過去を持ち「もう恋はしない」と誓い。
人との関わりを避け生活をしていました。
二人はひと時の時間を一緒に過ごすうちに、歳の差など関係なく恋に落ちていきます。
日本公開時のキャッチコピーが「狂暴な純愛」というのが、頷けるような「純愛」を見せてくれます。
②「アメリカ映画の派手さとフランス映画の情緒感を持った映画」
アメリカ・フランス合作の映画だけに、ハリウッド映画特有のスケールの大きな派手なアクションシーンとフランス映画特有の少女と殺し屋の交流の中での感情の微妙な変化を上手に描いている。
舞台は、ニューヨークなのに何故かヨーロッパの街並みにいるような錯覚に陥るシーンが何度もありました。
③「各俳優の演技力」
ジャン・レノは寡黙で殺し屋としての技術は高いが、文字も読めず字も書けない。
人との関わり方がわからないという不器用な男。
年齢は若いのに精神的に大人びており、言葉巧みに相手を虜にする少女を今作が映画デビュー作となるナタリー・ポートマン。
ゲイリー・オールドマンは、ヒリヒリとした狂気を振りまく悪徳刑事を。
なかでも、名シーンで話したナタリー・ポートマンの涙は、「ホントに12歳の少女かぁ」と疑いたくなるほどの演技です。
映像・音楽・ストリーどれをとっても、観て損のない映画なので
ぜひ皆さんも、鑑賞してみてください。(^^)
7、この映画・・・こんな人にオススメ!
- 名女優ナタリー・ポートマンの少女時代の演技を観たいひと
- 少女と寡黙な中年の純愛が観たいひと
- 名監督リュック・ベッソンの作品を観たいひと
「あなた、そこにいてくれますか」~もしも、あの時~
~もしも、あの時~
こんにちは!
皆さんは、”忘れられない人”っていますか?
悲しいお別れをして、それ以来会えてない人・・・
今回の映画は”忘れられない人”に会う為に、30年前の世界へタイムスリップする男の物語「あなた、そこにいてくれますか」です。
誰だってあの時に戻ったら、こうするのに・・・と後悔したことの一度や二度あるはず
今回の映画は、そんな後悔をやり直せるという夢のようなお話。
それでは、書いていきます!
※ネタバレを含みますので、ネタバレがイヤな方は一度視聴してから読んで頂いたら幸せます。
もくじ
1、タイトル 評価
2、概要
3、主要な登場人物
4、あらすじ
5、名シーン
6、感想
7、この映画・・・こんな人にオススメ!
1、「あなた、そこにいてくれますか」
評価:★★★★☆
ジャンル:SF(ファンタジー・ロマンス)
2、概要
ギヨーム・ムッソのフランスの小説「セラス・トゥ・ラ」をベースにしたホン・ジヨン監督のファンタジードラマ映画。
公開日:2017年10月14日(日本)
原作:ギヨーム・ムッソ
監督:ホン・ジヨン
脚本:ホン・ジヨン
撮影:パク・ホンヨン
音楽:キム・ジュンソン
上映時間:111分
主要なキャスト:
キム・ユンソク(ハン・スヒョン)
ピョン・ヨハン(ハン・スヒョン<青年時代>)
キム・サンホ(カン・テホ)
アン・セハ(カン・テホ<青年時代>)
キム・ソンリョン(チェ・ヨナ)
チェ・ソジン(チェ・ヨナ<青年時代>)
パク・ヘス(ハン・スア)
3、主要な登場人物
(ハン・スヒョン)
小児科の医師。
一人娘のスアと二人暮らし。
30年前に、恋人チェ・ヨナと悲しい別れを経験している。
末期の肺ガンを患っており、余命半年。
(カン・テホ)
ハン・スヒョンの親友。
元・警察官で、今はデコポンの栽培農家をしている。
(チェ・ヨナ)
ハン・スヒョンの元・恋人。
30年前に、悲しい別れを経験している。
韓国で初めてのイルカの女性調教師。
(ハン・スア)
ハン・スヒョンの一人娘。
父の跡を追い医師を目指している医学生。
母親は、アメリカに暮らしている。
4、あらすじ
医療ボランティアで、カンボジアを訪れた小児科医のハン・スヒョンは、赤ん坊の手術をしたお礼として盲目の老人から「忘れられない人はいるか?」と聞かれ過去に戻ることが出来る小瓶に入った10錠の薬を貰う。
末期ガンを患っているスヒョンの願いは、死ぬ前に30年前に悲しい別れをした元・恋人のヨナに一目会うこと。。。
半信半疑のまま、どうせ死ぬのだからと老人から貰った薬を一錠飲むと
そこは30年前、しかも目の前には30年前の自分がいるではないか・・・
30年前の自分と協力して、ヨナとの「悲しい別れ」を回避しようとするのだが・・・
5、名シーン(※ここからネタバレを含みます。)
今回の名シーンは
「ヨナと別れること」
そして、「もう二度と会わないこと」を条件に、ヨナの命を救えた青年時代のスヒョン
しかし、どうしても諦め切れないスヒョンは、約束を破りヨナに会いに行ってしまう。
過去を無理やり変えてしまった弊害が起こり、ヨナは事故にあってしまう・・・
「全ては自分の責任だ」とふさぐ青年時代のスヒョン。
そこに、「もう二度と過去には、戻らない」と言った現在のスヒョンが現れるのだが
ここから先の名シーンは、ご自身の眼で確かめてみてください。
6、感想
悲しい過去を持つ主人公が、あるキッカケで過去に戻り過去の自分に出会い過去を変えようとする物語。
”今回の映画を鑑賞して、感じた3つのこと”
①「大切な人には、いつ会えなくなるかわからない」
今回の映画は、彼女に嫌われることが怖くて自分の生い立ちを話せないままお別れをしてしまった主人公の苦悩が描かれています。
彼女に会えなくなっても、30年間忘れることなく日々を過ごす主人公。
その人生には、後悔しかありませんでした。
大切な人は、いついなくなるかわからない。
その人がいる事が、当たり前になってしまってはいけない。
②「心の声は、口に出さなければ相手には伝わらない」
父親の家庭内暴力に耐えきれず、スヒョンを置いて家を出た母親。
父親のストレスのはけ口は、息子への虐待へと変わっていった・・・
結婚を望み子供を欲しがるヨナに、スヒョンは自分の生い立ちから自分の子供を持つことへの不安があることを話す勇気を持てぬまま別れることになります。
あの時、ちゃんと話しておけばと30年経っても後悔するスヒョン。
自分の気持ちは、ちゃんと声に出して伝えないと相手には伝わらないし後悔が残る。
③「一緒にいられる時間を後悔の無いように、大切に過ごす」
今回の映画のように、突然の事件や事故で大切なひとと「哀しい別れ」を経験した人は世の中には沢山いると思います。
さっきまで、自分の日常にいて笑いかけてくれていた人が突然、自分の前からいなくなる。
他人事のように思うけど、もしかしたら明日自分の身に降りかかるかもと思うと
大切な人との時間をもっと大事にしないといけない。
ネタバレになりますが、この映画最後はハッピーエンドとなっていて
30年ぶりに会ったスヒョンが、ヨナに言うセリフ
『どれくらい離れ離れに?』
このシーンが、とっても印象的で良いシーンなので
皆さんも、ぜひ鑑賞してニンマリッしてみてください。(^^)
7、この映画・・・こんな人にオススメ!
- 過去に戻って、やり直したい後悔のあるひと
- もう一度、会いたい忘れられない人がいるひと
- タイムスリップなどのSF的な話が好きなひと
「イコライザー」~均衡を保つ人~
「イコライザー」
~均衡を保つ人~
こんにちは!
とてつもない”強い武力”をあなたが、持っていたとして
あなたならその”武力”をどのような事に使いますか?
”イコライザー”とは「均衡を保つ人」という意味を持ちつつ、更に「致命的な武器」という俗語としての意味も持ち合わせています。
元・CIAエージェントの主人公が「致命的な武器」となり、善と悪の「均衡を保つ」
この映画は、現実では体験出来ない死と隣合わせのヒリヒリとした世界観を味わえる
映画となっていて「普段、垣間見えない暴力の世界」に、いつのまにやら引き込まれ体験しているような気持ちになります。
”強い武力”を自分の為ではなく、力なき弱き者達の為に使う一人の男の物語
それでは、書いていきます!
(※ネタバレを一部含みますので、ネタバレがイヤな方は一度視聴してから読んで頂ければ幸せます。)
もくじ
1、タイトル 評価
2、概要
3、主要な登場人物
4、あらすじ
5、名シーン
6、感想
7、この映画・・・こんな人にオススメ!
「いこタイ
1、「イコライザー」
評価:★★★★★
ジャンル:アクション(スリラー・バイオレンス・クライム)
2、概要
2014年にアメリカ合衆国で製作されたアクションスリラー映画
公開日:2014年10月25日
監督:アントワーン・フークア
脚本:リチャード・ウェンク
原作:マイケル・スローン リチャード・リンドハイム 『ザ・シークレット・ハンター』
撮影:マウロ・フィオーレ
上演時間:132分
主要な出演者:
デンゼル・ワシントン<ロバート・マッコール>
マートン・ソーカス<テディ・レンセン(ニコライ・イチェンコ)>
クロエ・グーレース・モレッツ<テリー(アリーナ)>
デヴィッド・ハーバー<マスターズ>
ヘイリー・ベネット<マンディ>
ビル・プルマン<ブライアン・プラマー>
メリッサ・レオ<スーザン・プラマー>
デヴィッド・ムニエ<スラヴィ>
ウラジミール・クリッチ<ウラジミール・プーシキン>
3、主要な登場人物
<ロバート・マッコール>
昼間はホームセンターで働く職員だが、元はCIAの凄腕諜報員。
<テディ・レンセン(ニコライ・イチェンコ)>
プーシキンが雇っているトラブル処理屋。
ロシアの特殊部隊(スペツナズ)で、鍛えられた凄腕。
<テリー(アリーナ)>
ロバートが深夜のダイナーで会う常連の娼婦の少女。
歌手になる夢を持っている。
<マスターズ>
ボストン市警の刑事。
<マンディ>
アリーナと同業で、アリーナの友達。
<ブライアン・プラマー>
スーザンの夫で、ロバートの友人。
<スーザン・プラマー>
元CIAで、ロバートの同僚だった。
<スラヴィ>
プーシキンの部下で、東部組織の幹部。
アリーナ達の売春の斡旋をしているロシア系マフィア。
<プーシキン>
ロシアン・マフィアと組み金を提供する新興財閥の首領。
ガソリン・武器・女など、米国の東西で人脈を築きCIAすらも手が出せないような人物。
4、あらすじ
マサチューセッツ州ボストン。
ホームセンターで働きながら、平穏な日々を送るロバート・マッコールは、誰からも慕われる好人物。
しかし、彼には妻と死別したという悲しい過去があった。
深夜は行きつけのダイナーでの読書が日課となっているロバートは、同じくダイナーの常連である娼婦の少女アリーナと言葉を交わすうちに奇妙な友情が芽生えていく。
「歌手になることが夢だが、現実は違う」と話すアリーナに、ロバートは「君はなりたいものになれるんだ。世界を変えろ」と説きます。
その日の帰り道、ロシアン・マフィアに連れ帰られたアリーナ。
次にロバートがアリーナを見るのは、病院のICUのベットの上だった。
考え悩んだすえ、ロバートはマフィアのアジトに単身乗り込んでいく
アリーナの世界を変えるために・・・
5、名シーン(※ここからネタバレを一部含みます。)
今回の映画の名シーンは、ロシアン・マフィアのアジトに「アリーナを自由にしてほしい」とお金を持って頼みに行くシーンです。
冒頭から20~30分くらいたっているのですが、それまでアクションらしいこともなくただ淡々とロバートの日常が流れるだけなので、ここでの緩急の差が凄くてとてもドキドキするシーンです。
最初は穏やかに話し合いで解決しようとするロバートに対して、ロシアン・マフィアは馬鹿にした口調でロバートを追い払おうとします。
頼みを無碍に断られたロバートは、入口のカギを閉めて「16秒だ」と言い腕時計のストップウオッチをおもむろに押します。
そこから先の30秒足らずは、実際に映画を観てみてください。
とっても、スリリンングな展開で韓国映画「犯罪都市」以来のヒリヒリ感を味わえました。 (゚Д゚;)
6、感想
この映画を鑑賞をして得たことを3つ
⑴「人は、いつからでもなりたい自分になれる。自分の世界を変えるのは自分」
自分の世界は変わらない。
どうしようもない現実に打ちのめされているアリーナに、ロバートがかける言葉。
「君は、なりたいものになれる。」
「世界を変えろ。」
ロシアから何も知らない状態で、アメリカに来て幼い頃から娼婦として働くアリーナにとっての世界はとても狭く「逃げることのできない現実」でした。
その世界を広げたロバート、彼はアリーナに知られず彼女の世界を変えるキッカケを作ってくれました。
手助けはするが、そこから先は自分の力で・・・
何かするのに、遅いことはない。
変わろうとする意志を自分で、持ち行動すること。
⑵「悪は必ず滅ぶ」
ロシアンマフィアに、連続強盗犯、悪徳警官など
ロバートの住む、ボストンにも悪党が蔓延っています。
そして、いつも被害を被るのは弱い立場の人間達・・・
その弱い立場の人間を圧倒的な武力で救うロバート
悪には徹底した鉄槌を
悪を屠る時のロバートの悲しい瞳の色がものがったっています。
悪は必ず滅ぶと・・・
⑶「どんな人間にも、変われるチャンスはある」
ロバートは、どんな相手にも必ず一度はチャンスを与えます。
「間違いをおかすことは、誰にでもある。 償いをして正しいことをしろ」と諭します。
変われるチャンスを逃したとき、悪は悪のまま滅びていきます。
ロバートに「お前は、誰だ?」と聞きながら
7、この映画・・・こんな人にオススメ
- アクションが好きなひと
- 勧善懲悪が好きなひと
- ヒリヒリした緊張感を味わいたいひと
「イエスタデイ」~もしも、ビートルズが存在してなかったら~
「イエスタディ」
~もしも、ビートルズが存在してなかったら~
こんにちは!
あなたには、大切なものがありますか?
今回、ご紹介する映画は「イエスタディ」
普段は、あまりにも近くにあってわからない大切なものを気づかせてくれる素敵な映画です。
この映画を観ることで、ありふれた生活の中にある幸せの大切さをもう一度再確認できると思います。
テレビやラジオ、SNSの中にも、メディアというメディアで、ビートルズの曲が流れています。
生活の一部のように、この世界にはビートルズの曲がある。
もしも、ビートルズが存在していなかったら
きっと、とてもつまらないし退屈な世界だ・・・
そんなあまりにも当たり前になりすぎた存在の大切さに気づかせてくれる映画。
「イェスタディ」
それでは、書いていきます!
※ネタバレを含みますので、ネタバレがイヤな方は一度視聴してから読んで頂くと幸せます。
もくじ
1、タイトル 評価
2、概要
3、主要な登場人物
4、あらすじ
5、名シーン
6、感想
7、この映画・・・こんな人にオススメ!
1、「イエスタディ」
評価:★★★★☆
ジャンル:コメディ(ファンタジー・ロマンス・ミュージカル)
2、概要
2019年のイギリスのファンタジー・コメディ映画。
公開日:2019年10月11日
監督:ダニー・ボイル
脚本:リチャード・カーティス
原案:ジャック・バース エリック・フェルナー
撮影:クリストファー・ロス
音楽:ダニエル・ペンバートン
上映時間:116分
主要なキャスト:
ヒメーシュ・マリック(ジャック・マリック)
ジョエル・フライ(ロッキー)
ケイト・マッキノン(デブラ・ハマー)
アレクサンダー・アーノルド(ギャビン)
3、主要な登場人物
(ジャック・マリック)
元音楽教師で、今はバイトをしながら夢を追いかける売れないミュージシャン。
ビートルズの存在しない世界で、ビートルズの曲を歌い一躍有名になる。
(エリー・アップルトン)
ジャックの幼馴染で、マネージャー兼運転手。
ジャックの才能を信じ支えている。
中学の数学教師。
(ロッキー)
ジャックの友人。
教師としての仕事の都合で、モスクワに付いていけないエリーに代わり、ジャックのローディーに任命された。
(デブラ・ハマー)
エド・シーランのいマネージャーで、プロデューサー。
ジャックの曲を気に入りプロデュースを打診して来る。
(エド・シーラン)
本人役で登場。
イギリスの人気ミュージシャン。
ジャックがテレビ番組で演奏しているのを観て、ジャックの曲の可能性を感じ、モスクワで開催する自分のライヴのオープニング・アクトをオファーしてくる。
(ジョン・レノン)
ビートルズが存在しない世界では、ミュージシャンにならなかった事から40歳での暗殺をまのがれ、船員として働き家族と共に幸せな生活を送っている。
(ギャビン)
地元のレコーディング・エンジニア。
ジャックの曲を聞き、無償でレコーディングをしないかと提案してくる。
4、あらすじ
イギリスの小さな海辺の町で暮らすシンガーソングライターのジャックは、幼馴染の親友エリーから献身的に支えられているものの全く売れず、音楽で有名になる夢を諦めて音楽教師に戻り堅実に生きていこうかと考え始めていた。
そんなある日、世界規模の瞬間的な停電が発生し、ジャックは交通事故に遭い昏睡状態に陥ってしまう。
目を覚ますとそこは、史上最も有名なはずのバンド「ビートルズ」の存在しない世界になっていた。
彼らの名曲を覚えているのは、自分だけ・・・
ジャックは、ビートルズの名曲を自分名義で世に出して音楽の世界で有名になるという自分の夢を叶えようとするのだが・・・
5、名シーン(※ここからネタバレを含みます)
今回の名シーンは、 ビートルズのいない世界で殺されず生き続けているジョン・レノンに教えてもらった。
大切なことをエリーとコンサートに来た観客や全世界にジャックが、伝えるシーンです。
自分の正直な気持ちや、全世界に嘘をついていた事を謝ることはとても勇気にいることです。
きっと遠くにあった「自分の夢」より、すぐ近くにある「大切なもの」のほうが大切なんだとジャックは気づいたんだと思います。
6、感想
ずっとそばで【あるがままの本当の自分】を信じてくれ支えてくれていた大切な人。
そばにいてくれることが当たり前になり過ぎていて、見失ってしまっていたジャック。
遠く離れ、もしかしたらもう会えないかもしれないと思った時に、やっと大切さに気づく・・・
そして、大切な人には素直に「君が大切で、僕にとってはかけがえのないひとなんだ。」と伝え抱きしめることが重要。
ちゃんと抱きしめておかないといつ居なくなるか、わからないぞ!
そういうことに、気づかせてくれる映画でした。
この映画が教えてくれる3つのこと
①身近にある大切な存在に、気づける。
②ウソの自分より、本当の自分をわかってくれる存在がきっといる。
③その大切な存在を抱きしめて、見失わないように離さない事。
鑑賞し終わったあと、自分の身近にいる大切な人たちの顔を思い浮かべました。
この映画、いたるところで流れるビートルズの歌。
「あ~、これもビートルズが歌っていたのか!」と思う様な歌ばかりです。
日常の中に流れるビートルズの歌が、もしも明日から聞けなくなったら・・・
あなただって、きっと退屈だと思うはず
当たり前にあった昨日は、今日にはないかもしれないから。。。
今後の教訓として、ぜひ鑑賞してみてください(^^)
7、この映画・・・こんな人にオススメ!
- ビートルズ好きなひと
- 素直になれないひと
- 今日を大切に生きたいと思うひと