鑑賞日和

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ER シーズン1  緊急救命室 第3話 「マダムX」

 

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「ER 緊急救命室 シーズン1」

 第3話「マダムX」

~医療の現場の人達に学ぶ人生論~

 

こんにちは!

今回はERシーズン1 第3話「マダムX」を観た感想を書いていきたいと思います。

今回も、前回のエピソードを書いていきますので、前回のエピソードを視聴しておらずネタバレがイヤな方は、前回のエピソードを視聴してから読んで頂くとありがたいです。

それでは・・・書いていきまーす!

 

もくじ

1,タイトル 評価

2,登場人物

3,前回までのER

4,今回のあらすじ

5,感想

6,今回の名シーン

 

 1,ER シーズン1 第三話:「マダムX」

評価:★★★☆☆

 ジャンル:海外ドラマ

作者:マイケル・クライトン

 

2,登場人物

 (マーク・グリーン)

ERのチーフレジデント

ダグは親友。スーザンとは何でも話せる仲。

妻帯者で、娘が一人 妻は司法試験に合格し、念願の弁護士になった。

私立病院の誘いを断り、今はERに集中

医療に対する考えは、一本筋が通っていてERスタッフ達からの信頼も厚い人格者

親友のダグとキャロルの関係を心配している。

 

ジョン・カーター

医学部の三年生 ERに研修にきている。

ベントンは教育係で、いつもミスの指摘ばかりされきびしく指導されている。

 

(ダグラス・ロス)

ER所属の小児科フェロー

グーリンは親友。

自殺未遂をし今は退院し、自宅療養中のキャロルのお見舞いにまだ勇気がでず行けていない。

 

(ピーター・ベントン)

外科レジデント二年目

カーターの教育係、いつも頼りないカーターの事を心配している。

 

(スーザン・ルイス)

内科・外科二年目レジデント

グーリンとは、何でも話せる仲。

冷静な判断と患者に対する思いは、人一倍強い。

その為、患者の治療に関して、他の医師達と意見のぶつかり合いをよく起こす。

 

(キャロル・ハサウェイ)

ER看護師長

自殺未遂を起こし、今は自宅療養中

 

3,前回までのER 

ERはいつものように大忙し、朝から飲酒運転による交通事故やら、強盗少年から撃たれた酒屋の亭主、ドイツクラブの集団食中毒、認知症のおじさんに呼吸障害で意識を失って運び込まれたご婦人などなど・・・

息つくヒマもない(汗)

 

スーザン認知症のおじさんの治療で、家では一人で薬の管理も出来ないだろうから入院させたいと精神科の医師に相談するのだが・・「ベットの空きがない」と一蹴される。 

精神科医の許可も得ずに、入院の許可を出した時は

「いや、女性やけども男前やなー」と感心してしまいました(笑)

しかも、口論となった精神科医のスベティックと実は付き合っているという二度のおどろき(笑)

「いや、付き合っとのかーい!」(笑)

 

カーターは、お尻にできものが出来たとやって来たリズといい関係に(笑)

 

ベントンは下腹部痛で運ばれてきた急患に、足の動脈移植をした為による血栓症の疑いがあると診断

しかし、主治医が来て「学生の前でイイかっこしたいからといって、俺の患者に勝手な診断をするな!」と言われ誤診だと言われ患者を家に帰されてしまう。

凹んでいるベントンに、カーターが「先生の診断は、間違っていないと僕は思っています!」と言うシーンは師弟愛を感じさせます。

 

 

グーリンは妻の司法試験合格を聞き一緒に喜びを分かち合いますが、これで妻もさらに忙しくなり家族の絆が壊れるのではないかと心配。

「そばにいて」と言う妻に「愛してる」と言い抱きしめることしか出来ずにいました…

グリーンがこの日診た患者は、呼吸障害が出て昏睡状態のご婦人フランクスさん

旦那さんに病状を説明し

「人工呼吸器をつけて延命措置をするか、このまま痛みを抑えて自然な死を待つか」の選択をぶつける。

旦那の答えは、「延命!」

「ただ人工呼吸器をつけても、意識は戻らず植物状態になる・・・その選択で奥さんは喜びますか?」と旦那さんに問うのだが・・・

点滴により一時的に意識が回復した奥さんにも、同じ選択をぶつけると

奥さんの答えは「やすらかな死」

拒む旦那を遮り、奥さんの意見を尊重した。

 

夫婦の最後のシーンは待合室から聞こえるにぎやかな声とアコーディオンの音が、BGMとなり・・・なおいっそ哀愁を帯びている。

 

そんな夫婦の最後のシーンを見て、大切のひとが誰なのか再認識した

ダグはスーザンの家に、花束を抱えお見舞いに行く。

ダグの訪問を心よく思わない母をおさえキャロルが対応するも、何を話していいのかわからないダグは花束を渡しありきたりの言葉を交わしその場を去っていく。

この二人の言葉を交わさないが目だけで語り合うシーンが、各エピソードで出てくるんですが・・・なんともいい!(笑)

これが前回までのERでした。果たして今回は・・・

 

4,今回のあらすじ

 

 

 

今日はキャロルがER に復帰する最初の日

朝からダグは何度もスタッフ達に「キャロルは来た? 来たら温かく迎えたあげて」と言っている。

仮眠室で寝ているベントンに歌いかけるおばさん、話かけても応えず

ただ歌っているばかり・・・名前も言わないので「マダムX」と仮名をつけられカーターが問診に当たることになったのだが・・・

 

  • アルツハイマー認知症で自分が誰かもわからない「マダムX」
  • 白血病で自分の命の期限は短いと悟っているご婦人
  • また子供に足を撃たれ運ばれてきた酒屋の主人
  • 英語を喋れない母が父からDVを受けているのに、DVの事実を隠す中国人少年
  • 外科との治療方針の違いで味方のいない中、唯一味方をしてくれると思っていたグリーンとの意見の食い違いを感じるスーザン
  • 悪いことが重なり追い込まれて、絶望し衝動的に自殺を図ってしまったキャロル
  • キャロルには今、付き合っている人がわかっているのに彼女への愛が抑えらずにいるダグ

今回は、こういった人達のエピソードが進んでいきます。

 

5,感想

 

「X」:未知である場合につけられる。
そういえば昨日のTVで、yosikiが「X」は「無限の可能性」と言ってたな・・・

興味のある相手の事って知りたくなりますよね?
あのひとはどんな性格で、どういった考えを持ち、どんな人生を送ってきて、どういう心情を持っているのか?
わからいないからこそ、とても気になり知りたくなる。


「私も気になる異性の考えがわからなくて、夜眠れないくらい気になって悩んだ事もあります!」
いやー、いきなり意味もなくカミングアウトしてしまいました(笑)

今回は人の心情は未知であり、どういった考えを持っているのかはその人でないとわからないといったエピソードだったと思います。

自分でも自分の気持ちがわからない時があるのに、他人にはもっとわからないでしょうね(汗)

だからこそ、相手がどう思い考えているのかを話し合う時間が必要なんですよね

( ^^;)

 

6,今回の名シーン

 

 今回の名シーンは、自分の命の期限が短いことを悟っている白血病患者のパッカーさんが、自殺未遂から復帰したばかりのキャロルに、語りかけるシーンです。

 

「最近は死について考えるの・・・

毎朝、目覚めると今日もまだ生きている。

良かった!神の贈り物だと思うの

いつ死ぬかわからないけど・・・今、この時を大事にしたいの

とりあえず今日は死んではいけないの

孫娘の洗礼式に出るんですもの(笑顔)」

 

人は未来を悲観して不安になったり、過去を思い出して後悔したりしますよね。

このパッカーさんのような死と隣合わせのひとに

「私は今を一生懸命に生きるの」と言われたら、考えさせられることが多いと思うんですよね。

 

過去や未来に縛られて今を一生懸命に生きていない私は

「穴があったら入りたい!」と視聴していました(笑)

とくにこの言葉をキャロルに投げかけた事が、重要な意味を持っているんじゃないかと思います。

 

 

皆さんも、ぜひ「今を生きる」ということをこのエピソードを観て感じてみてください。

 

 

甘い誘い

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