ERシーズン1 緊急救命室 第6話 「シカゴ ヒート」
「ER シーズン1 緊急救命室」
第6話 「シカゴ ヒート」
~医療現場の人達に学ぶ、人生論~
こんにちは!
久しぶりのER投稿です(;´Д`)
人間は、ひと時の感情で冷静さを失い熱くなることがままあります。
一度、冷静になれば何てことのない事だって、のぼせ上れば取り返しのつかない事だって起きてしまう・・・
今回は、第6話「シカゴ ヒート」について、書いていきます。
今回も、前回のエピソードについて書いていますので、ネタバレがイヤな方は、まず前回のエピソードを視聴してから読んで頂ければ幸せます。
それでは、書いていきます!
もくじ
1、タイトル 評価
2、登場人物
3、前回までのER
4、今回のあらすじ
5、今回の名シーン
6.感想
1、「ER シーズン1 緊急救命室」
第6話 「シカゴ ヒート」
評価:★★★★★
作者:マイケル・クライトン
ジャンル:海外 ドラマ
2、登場人物
マーク・グリーン:
ERのチーフレジデント
妻帯者で、娘がひとりいる。 ダグとは親友。
スーザンとは、なんでも話せる関係。
前回、妻のジェニファーの弁護士としての就職先が、シカゴから片道2時間のミルオーキーに決まる。(連邦政府の職員)
妻から「ミルオーキーで仕事を探して」と言われるが、自分の今のERの仕事に誇りを持っているので「ミルオーキーでの仕事は、難しい・・・」と話す。
ERのリーダー的存在で人格者。
医学部3年生でERに研修に来ている。
前回、股間に燃えるようの熱い感覚を感じるとダグに相談し、性病の培養検査をする。相手は、お尻のデキモノで受診しにきたリズ。
おちょこちょいで、まだ頼りない医者のたまご。
ダグ・ロス:
ER所属の小児科フェロー。
グリーンと親友。
キャロルと2年付き合っていたが、ダグの浮気グセのため破局。
キャロルとタグリエルが付き合っていることを知っていながらも、キャロルにご執心。
夜中にキャロルのアパートに行き、裸のタグリエルとバッテング・・・そのため、キャロルと気まずい。
前回、お金がなくて喘息の娘に吸入器や薬を買ってあげれない親に激怒。
薬と吸入器を自腹で、買って黒人スラム街のアパートまで渡しに行く優しさも見せる。
正義感が強く、親の虐待を許せないプレイボーイ。
ピーター・ベントン:
外科2年目レジデント。
カーターの教育係。
外科のサラ・ラングアージとは、「奨学金の候補者の座」を巡ってライバル関係。
姉夫婦に、年老いた母親の介護を頼んでいる。
努力を怠らない野心家で、医者としてのプライドも高い。
スーザン・ルイス:
内科・外科2年目レジデント。
精神科医のスベテッィクと交際中。
グリーンとは、なんでも話せる仲。
心臓外科医のケイソンと患者の治療方針で対立してから、「自分は、嫌われている」と感じている。
ケイソンは、スーザンのレビュアーで彼の推薦が必要。
患者の事を考えるあまり、他の医師と対立することが多い。
人情味があり、誰からも頼られる姉御肌。でも自分が甘えられる人には、とことん甘えたいと思う面もある。
キャロル・ハサウェイ:
ER看護師長。
ダグと2年付き合っていたが、彼の浮気グセのせいで破局。
現在は、整形外科医のタグリエルと婚約中。
自殺未遂の経験があり、とても後悔している。
姉御肌で、芯の通っている女性。
3、前回までのER
グリーンは、悩んでいた。。。
妻ジェニファーの職が決まったはいいが、その就職先がシカゴから車で2時間もかかるミルオーキーだと聞かされたからだ・・・
シカゴからの通勤は、難しそうだ…いよいよ、「自分もERから離れなければならないかも・・・」と憂鬱な時間を過ごしていた。
そんな中、心肺停止状態で担ぎ込まれてきた患者「ガスナー」
彼は極度の心筋障害を持っており、心筋がもう上手く機能しない状態なので、移植する以外助かる道がないと診断される。
タイム・リミットは次の日の朝・・・
妻と娘がいて「仕事一筋で、家族との時間を大切にしてこなかった」と話すガスナーに同じ境遇を感じ、他人事とは思えないグリーンは必死で心臓提供者を探すのだが・・・
ガスナーの娘に「私のパパ死ぬってホントなの?」「どうして、治せないのよ!」と言われても「治せない時も、あるんだ・・・」と下を向く以外に手はなかった。
ERスタッフの懸命な治療も虚しく、ガスナーは翌朝亡くなってしまう。
ガスナーの命を救えなかったこと、ERでまだ自分にはやるべき事があることを感じたグリーンは、家に帰りジェニファーにERを離れる事は難しいと話す。
「このままでいいわ」言ってくれた、ジェニファーと起きてきた娘のレイチェルを抱きしめ
「みんな元気で良かった」
「愛してるよ。わかった?」と話すグリーンは
今、自分が生きていることを幸せに思うのであった。
4、今回のあらすじ
就職の準備でミルオーキーに行ったジェニファーの代わりに、朝からレイチェルのめんどうをみているグリーンポケベルに起こされる。
発信先は、もちろんER
朝からエアコンが壊れ、蒸し暑い中・・・ERは、今日もお忙し
レイチェルを連れ出勤したものの、受付前には高齢者の遺体が入る部屋がなくそのまま放置されているような有様
死が密接にある職場に、レイチェルを連れてきたことを少し後悔するのだが・・・
今回は、こんなエピソードを中心に物語は進みます。
- スーザンの姉がERに、突然現れる
- ベントンの患者、2度も少年に撃たれた酒屋のイワンが、今度は逆に少年を撃ってしまう
- 心疾患で運ばれてきた5歳の少女、検査をしてみると原因は、コカインの過剰摂取だった
5、今回の名シーン
今回の名シーンは、病院に訪れていたレイチェルが身近に死を感じる職場で、ベントンに話しかけるシーンです。
ベントンとラングアージが休憩室で話をしているとレイチェルがグリーン連れら入ってきます。
そして、二人にこう話しかけるのです・・・
レイチェル:「あのお兄さん、良くなった?」
ベントン:「誰?」
レイチェル:「緑の部屋にいたひと」
グリーン:「皆で一生懸命、治そうとしたんだけど…死んじゃったんだ」
レイチェル:「お母さんも、悲しい?」
グリーン:「とってもね」
(ベントンを見ながら)
レイチェル:「あなたも、悲しい?」
(一度、考えて)
ベントン:「もちろん」
レイチェル:「悲しいのなら、どうしてなかないの?」
(レイチェルに近づき、目線を合わせてから)
ベントン:「泣いてる・・・」
(レイチェルの胸を指し)
ベントン:「ココでね」
レイチェルは、小さくうなづく
外では、蒸し暑かったシカゴの街に雨が降り始めていた・・・
7、感想
今回のエピソードも、ひとの命について考えさせられるエピソードがいっぱいありました。
生活困窮者や黒人差別、親子の関係性や銃社会。
レイチェルは、子供という目線で素直に「死についての疑問」をぶつける。
子供に真摯に向き合うグリーンの対応にも、感じるものがありました。
人間は人間だからこそ、人間関係について考えさせられることが一杯あります・・・
そんな、問題に真摯に向き合わないといけないなと今回のエピソードを観て思いました。