「甘い人生」~ひとときの甘い夢~
「甘い人生」
~ひとときの甘い夢~
こんにちは!
今回は、2005年公開の映画「甘い人生」を紹介します。
夢から覚めた時、その夢がとても「甘い夢」だったら、あなたはどう思いますか?
私なら「もう一度観たいな~」って、思います(笑)
でも、同じ夢っていくら願ってみても叶わないんですよね~ (´;ω;`)ウッ…
そんな儚い夢をみた男のお話・・・
それでは、書いていきます!
※ネタバレを一部含みますので、ネタバレがイヤな人は一度視聴してから読んでもらえれば幸せます。
残酷なシーンもありますので、そうゆうのが苦手な方は避けた方が賢明かと思います。
もくじ
1、タイトル 評価
2、概要
3、登場人物
4、あらすじ
5、名シーン
6、感想
7、この映画・・・こんな人にオススメ!
1、「甘い人生」
評価:★★★★☆
ジャンル:サスペンス(クライム)
2、概要
公開日:2005年4月23日
監督:キム・ジウン
脚本:キム・ジウン
撮影:キム・ジヨン
音楽:タル・パラン チャン・ヨンギュ
主題歌:ヤンパ
上映時間:120分
キャスト:
イ・ビョンホン(キム・ソヌ) シン・ミナ(ヒス) キム・ヨンチョル(カン社長)
ファン・ジョンミン(ペク社長) キム・レハ(ムン・ソク)
3、登場人物
キム・ソヌ:
ホテルの経営をしているカン社長の片腕。
ホテルのマネージャー業務を一手に任されている。
7年間、カン社長のもと働いており、社長の命令を忠実にこなす男。
いつも冷静沈着であり、対応能力にも優れており、一時期警護の仕事もしていた。
裏社会でも、一目置かれる存在。
愛を知らず、人を好きになった事がない。
ヒス:
カン社長の若い愛人。
チェロ奏者。
カン社長:
ホテル経営などを手掛ける社長。
裏社会とも繋がりがある。
若い愛人「ヒス」の動向が気になり、出張で上海に行く3日間の間ソヌにヒスを見張るように指示する。
ソヌに絶対の信頼を寄せている。
ペク社長:
ペク会長の息子で、元消費者金融で会長が直接手を出さず息子であるペク社長が、暗躍している。
東南アジアの芸能界とも取引をしており、ロシア人ではなくフィリピン人の踊り子を使えとホテル業者を脅して回っている。
脅しに屈さないソヌを、煩わしく思っている。
ムン・ソク:
カン社長のもう一人の片腕。
カン社長の裏の汚い仕事を一手に、引き受けている。
カン社長に高く評価されているソヌを疎ましく思っている。
4、あらすじ
キム・ソヌは、裏社会でも一目置かれており、ホテルの総マネージャーとしてカン社長から絶大の信頼を得ていた。
ある日カン社長に「出張に行く三日間の間、若い愛人が浮気をしていないか監視して、もしも浮気の事実を掴んだら俺に報告をするか、お前が処理をしておいてくれ」と頼まれるのだが・・・
住む世界の違うヒスは、ソヌにはとても眩しく見え心を動かされてしまう。
順風満帆に見えた一人の男が、心を奪われた女を守ったが為に起きた悲劇。。。
5、名シーン(※ここからネタバレを一部含みます。)
今回の名シーンは、ラストシーンでもあるこのシーン
(ソヌの語り)
ある秋の夜ー
夢から覚めた弟子が泣いていた・・・
その姿を見た師匠が、不思議に思って聞いた
”怖い夢か?”
”いいえ”
”悲しい夢か?”
”いいえ”
”甘い夢でした”
”なぜ泣いている?”
弟子は涙をふきながら、低い声で言った
”その夢は、叶わないからです・・・”
窓から夜の街並みを見つめていたソヌがおもむろに、人目を気にしながらシャドウボクシングを始める・・・
その姿が少年のようで、とても印象に残ります。
6、感想
今回の映画、前回ご紹介させてもらった「悪魔を見た」のキム・ジウン監督と名優イ・ビョンホンのコンビで制作されている映画です。
今回も、相変わらうずのハードボイルドさをビョンホンさん醸し出してくれています。
私、韓国の俳優さんでファン・ジョンミンとイ・ビョンホンが大好きなんですけど…
この映画、二人とも出てるんですよ(*ノωノ)
イ・ビョンホンのあの哀愁を帯びた笑顔とファン・ジョンミンのどんな悪役でも、どうしても憎めないあの人柄の良さ。
うーん、これだけで、私自身は観る価値ありと思ってしまう(笑)
あと、カン社長が少し恥ずかしそうに愛人の事をソヌに話すシーンのキム・ヨンチョルの演技めっちゃ上手と思います。(彼、きっと実際に若い女性に恋をした経験あるんじゃないかな~と思ってしまう程です(笑))
人が恋に落ちる瞬間って突発的で、徐々に好きになることもあるでしょうが、長い付き合いの二人でも、なにかのキッカケがあって好きになることが大半だと私は思うんですよ。
今回の主人公、ソヌさん突発的に恋に落ちます。
そして、叶わぬ恋だと知っていても、その人の為に何かせずにはいられなかったのでしょう・・・
人って恋に落ちると自分より、相手の事が大切になってしまいますからね
(*・ω・)(*-ω-)(*・ω・)(*-ω-)ウンウン
ラブストーリー的な要素はほとんどはなく、終始「ゴリッ!ゴリッ!のハードボイルド作品」でしたが(;´・ω・)
ヒスのチェロを聞いた時の笑顔と最後の無邪気なシャドウを見れれば、イ・ビョンホンファンなら帳消しにできると思います。
「決して叶わぬ恋は、夢のように儚い」
それは、二度と見る事が出来ないから・・・
そんな儚さの残る映画、秋の夜長に鑑賞したら一人物思いに耽れて
なんか、いいんじゃないかな~と思える映画でした。
皆さんも、ぜひ!
7、この映画・・・こんな人にオススメ!
人生とは、儚い夢のようなものと思っているひと
引き締めて、これからの人生を過ごしたいひと
イ・ビョンホンファンのひと