「ちょっと今から仕事やめてくる」 ~生きるってことは、希望をもつこと~
「ちょっと今から仕事やめてくる」
~生きるってことは、希望をもつこと~
「人はなんで、働くんだろう?」
生活のため? 家族のため? 自分のため? 夢のため?
仕事をしていると色々、考えることありますよね。
今回、ご紹介する映画は「ちょっと今から仕事やめてくる」
就活で全然、就職先が見つからず・・・やっと内定を貰った会社は超ブラック会社
営業成績によって、社員の順列を決められ
残業時間は毎月150時間越え、毎日のように上司に怒鳴られ、無理難題の仕事を押し付けられ、休日にはただ寝るだけの生活。
頑張る気はあるが、徐々に考えることさえやめてしまう・・・
仕事をする事が生きる為というのなら、俺はなんの為に生きているんだろう?
本当、過労死OR自殺、一歩手前の主人公を救ったのは同級生だと名乗る見ず知らずの男だった。。。
それでは、書いていきます!
※ネタバレを一部含みますので、ネタバレがイヤな方は一度視聴してから読んで頂くと幸せます。
もくじ
1、タイトル 評価
2、概要
3、登場人物
4、あらすじ
5、名シーン
6、感想
7、この映画・・・こんな人にオススメ!
1、「ちょと今から仕事やめてくる」
評価:★★★★☆
ジャンル:ドラマ
2、概要
北川恵海原作による小説の映画化作品
公開日:2017年5月27日
原作:北川恵海
監督:成島出
脚本:多和田久美 成島出
撮影:藤澤順一
音楽:安川午朗
主題歌:コブクロ「心」
上映時間:114分
キャスト:
小池栄子(大場玲子) 森口瑤子(青山容子) 池田成史(青山晴彦)
福士蒼汰(山本純)
3、登場人物
青山隆:
ブラック企業に、勤めるサラリーマン
駅のホームで突発的に自殺しそうになった時、「同級生だ」というヤマモトに助けられる。
周りに迷惑をかけないようにと気遣う性格
ヤマモト:
駅のホームで自殺しようとする青山を助ける名前以外、謎の男
五十嵐美紀:
青山の会社の先輩で、営業成績トップのキャリアウーマン
山上守:
青山の会社の部長
部下を自分の駒としか考えておらず、営業成績により待遇を変えるような上司
大場玲子:
孤児院の園長
青山容子:
青山の母親
1年半以上、実家に帰ってこない隆のことを心配している
青山晴彦:
昔、リストラされ再就職出来ず、現在は山梨の実家のブドウ農園を継いでいる
山本純:
ブラック会社勤めで心身ともに疲れ、3年前飛び降り自殺した
4、あらすじ
ブラック企業にこき使われ心身共に衰弱していた隆は、無意識に線路に飛び込もうとしたところを「ヤマモト」と名乗る男に助けられた。
同級生を自称する彼に心を開き、何かと助けてもらう隆だが、本物の同級生の「ヤマモト」は海外滞在中ということがわかる。
「なぜ、赤の他人にここまで親身になってくれるのか?」
不思議に思った隆は、彼の名前で個人情報をネット検索するが、出てきたのは、3年前に激務で自殺した男のニュースだった・・・
5、名シーン(※ ここからネタバレを一部含みます)
今回の名シーンは、隆が会社に遅れて出社し上司の山上に辞職を申し出るシーンです。
怒鳴る上司のスゴイ剣幕に、冷静にそして淡々と自分の言葉で話す隆はカッコいいです。
部長:
「これだから今どきの若い連中はダメなんだよ!」
「仕事はできないくせに、プライドだけが高くて」
「お前な! 社会ってもんがわかってないんだよ!」
「これくらいのことで挫けるようなヤツはなぁ。なにやったって、何処にいったってダメにい決まってるんだよ!」
「てめぇの人生なんてなぁ、一生負け犬で終わるんだよ!」
隆:
「僕の人生は、僕と僕を見守ってくれている人の為にあるんです!」
淡々と淡々と・・・
「簡単じゃなくていい」「今はまだ、自分がなにをしたいのか、何ができるのかもわかりません。でも、これからは青い空を見て笑って自分にウソをつかず生きていきたいんです!」
そして、最後には部長に「この会社で頑張っている人達を認めてあげてください」と頼み「出来れば部長も、少し休んでください」と余裕も見せています。
「ホントに何をそんなに恐れていたんだろう?」と笑いたくなるくらいです(笑)
自分の人生を難しくしているのは、いつも自分自身なんだなぁ~と気づかせてくれるシーンだし、部長の「ハぁ~?」という返しに笑顔で自分の意見をのべるシーンはスカっとします(^^)
しかし、ムカつく上司を演じさせたら吉田鋼太郎氏、ピカイチですな~( ´艸`)(笑)
6、感想
私、実は隆ほどではないですが、月に80時間以上残業のあるブラック企業に勤めていた経験があります。
その時は、夢の中まで仕事づけ、寝てたと思ったら突然起きて寝言を言うような生活でした。。。
今は、その会社を辞めて違う仕事をしています。
ストレスをため、自分を殺して生きていくよりもいいと考えたからです。
もちろん、やっと就けた職だからとか、次の職が見つかるかわからないとか、貯金も少ないとか色々な不安はありましたが・・・
今は転職して良かったと思っています。
「あなたの人生」は、あなたとあなたを大切に思ってくれている誰かの為の人生です。
決して、会社や上司の為の人生ではありません・・・
会社を辞める事より、死ぬことの方が簡単なんて悲しすぎる発想ですよね。
隆には、本気で心配してくれるヤマモトがいました。
「私には誰も心配をしてくれる人はいない」と思っている人は、自分が自分の心配をしてあげましょう。
誰よりも「自分が自分を大切にしてあげる事」、とっても大事なことを教わった気がします。
スカっとするし、最後にはニヤニヤしてしまうような映画
皆さんも、ぜひ一度ご鑑賞してみてください(^^)
7、この映画・・・こんな人にオススメ!
- 「うちの会社、ブラックだ!」と思っているひと
- 仕事を辞める勇気のないひと
- 真面目で、周りの気遣いが出来るひと
- 「本当の友情とわ?」と考えているひと